「短編ファンタジー」を含む小説

猫と私のちょっと不思議な恋の話

その町の一角、大通りから隠れるように建てられた酒屋は、物静かなバーテンダーが経営している。 気の利いた男で、朗らかな印象を持たせるその男である。 そこにはよく、重たそうな鞄を持っ…

世界を救った十人の皇、【十皇】。 十皇たちは自分たちが取り戻した平和を噛み締めていた。 しかし、【十皇】の一人である【混沌皇】アリス＝ゼロエスが休暇中に発見した一人の女性によって…

夕暮れ時。少年アルバスは母のために花冠を作りに山へ上り空を飛ぶ。 原体験を胸に成長した少年は、国王となりある決断を下す。 その決断とは……。

実話を含むホラー短編集。 『夜中、読者をトイレに行けなくする』 というテーマで執筆させて頂きます。 ソンナニコワクナイヨ。 霊体験、不思議な話。大募集中。 フィクションでも…

　訳あって帝国図書館司書をしているキースは、好ましい生活をしていた。 　だが、宮廷での諍いを、ドラゴンニュートの種族滅亡の危機を聞いたキースは自らの好奇心に突き動かされ調査に乗り…

しっかりとした設定はあったりなかったり、結局は曖昧な小説です。登場人物はコロコロでてきます。繋がりはあったりなかったり。1話完結のつもり。気がついたら増えてる。

ふと気がつくと、見知らぬ教室にいた。 ペストマスクの男が言う。 ｢賛成か、反対か、いずれかに挙手をしてください｣ 仮面をつけた六人の男達が、賛成と反対で言い争う。 しかし、議題は…

魔法学校の学生であるヒナは『冒険者一日体験イベント』にチラシを見つけて、遊びがてら参加することにした。 貴族令嬢で親友のミレイユ、召喚獣の子虎、雪ちゃんを巻きこんで、一緒に冒険者…

霊能力者であるにもかかわらず、まともな攻撃霊術を持たない織成優太。 霊能力者として及第点に満たない優太は、しかし猫又である『ドブ』の協力もあり半人前霊能力者として活動している…

　──死にたいメリノは、不死の病に侵されている。 　喧嘩別れした恋人の死と色々な不幸をきっかけに、偶然出会ったドロボウの青年・オーシャンと町の外へ出かけることにした。 　終わりか…

あらゆるものから色彩を奪う『色彩監極（カラフルヘブン）』を持ち、温室で無色透明の植物に囲まれて過ごす少女——ヒミ。 移動したい場所までの距離を奪う『硝子監束（ガラスチェック）』を…

塩の柱が立ち、建物が崩れ、謎の病によって大きく人口が減った世界の片隅で生きる2人の物語。

「おお〜、勇者様 　何卒我らをお救い下さい！」 　気がついたら私は、とある部屋にいた 　どうやら私はこの地に召喚された勇者らしい… 　実は私、勇者ではなく悪役令嬢なんです…

　とある国で、亜人の奴隷を死ぬまで戦わせて頂点を決めるという闘技大会行われていた。 　狼系亜人の少女クウカは、そんな大会に参加する「亜人闘士」である。種族的に精々一回戦突破が関…

天才的な頭脳を持ちながら、論理的すぎるが故に想像力を必要とする魔法が使えないリロンは、魔法第一主義の人間達に疎まれていた。そして、リロンは、人に、国に、罠に、嵌められ、魔巣《ダン…

薄暗い森の中にお屋敷が建っている。 そこには幽霊が出るという噂があった。 確かに幽霊はいるけど、彼らは怖い存在じゃない。 平和に暮らす僕のもとに少女がやって来た。 彼女が日常…

ある日、変な夢を見た。 すると、なぜか『一見なんの役にも立たない能力』を使えるようになった。

「ケムリよ！　お前のスキルははずれじゃ！」 そう言ってスキル鑑定士の爺さんは死んだ。 俺ははずれスキル、しかも、スキルそのものがなんなのかも分からない、という二重の意味ではずれな…