「夫として」を含む小説

２０２１年に、ＳＦ作家クラブさんがピクシブさんで開催されていたコンテストに出して、一次は通って、二次で落選したものです。 共通書き出しでした。 ２０２２／２／１７　あとがきを追加…

好きですよ、なんて気安い言葉までもがわたしをどうにかしてしまう。 あなたには知られてはならない彼とのこと。

αに生まれ、挫折知らずの人生を歩んできた葵（あおい）。二〇代の内に同じαの章生（あきお）と結婚して、娘がひとりいる、順風満帆で完璧な人生。しかしあるとき娘の愛（うい）から夫が不倫…

　温かい朝食、大好きな珈琲、そして向かいには優しい旦那様。 　新婚の香蓮の目の前には、毎朝理想の光景が用意されている。 　だが、香蓮はそれを素直に享受することはできない。なぜなら…

『グルメ小説コンテスト』用書き下ろし掌編です。 休日出勤で疲労困憊した小夜がお家に帰ったら、夫の悠斗がエプロン姿でお出迎え。 さて、今日は何を用意してくれているのかしら？ お腹…

昔の教え子が事故で亡くなったことを知って落ち込む夫に、「わたし」は自分にできることはないかとあれこれ悩む。 やがて事件の裏に隠された事実が明らかになるにつれ、わたしと夫の間に奇妙…

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも…

娘の夫がついた嘘。そのとき父は――。 拙作『プレゼント』で起きたハプニングの裏側にスポットを当てています。 本作は単独でも完結していますが、『プレゼント』を読んでから、読んでいた…

八王子市内のマンションで、夫婦が襲われ、夫が死亡し妻が怪我を負う事件が発生した。妻の証言により、犯人は下着泥棒であることが明らかになり、警察は強盗殺人事件として捜査を開始する。し…

子爵令嬢のマリーはヴァイゼ魔導学院中等部の入学式で侯爵令息フレデリックに一目惚れする。持って産まれた大きな魔力と美貌はあっても、頭脳は普通。そこを多大な努力で補う事で彼と同じ上ク…

ひとと妖怪が密かに共生する東京で唯一の緩衝地帯、化け物喫茶で惨劇が起こった。 コーヒーは錆色に、BGMは悲鳴に、カーテンは血の幕に変わる。 それは令和に蔓延る新しき怪異による古…

貧乏子爵の次男坊、シグムント・アイゼンシュタインは百合（女性同士の恋愛）が大好きな本の虫！ 毎週の百合同人会を楽しみにして暮らしていたが、ある日突然美貌の女侯爵が彼に求婚しにやっ…

　幼い頃から自然が好きな男子高校生、宗岡光（ヒカル）は高校入学後に仲間と自然を満喫したいという思いから山岳部へ入部する。運動音痴なヒカルは思いのほか厳しい活動内容についていけず、…

町でたまに目にする清掃員の方への共感の思いを込めて書いてみました。

　一七七〇年五月十四日、コンピエーニュの森にて。アントワネットは自分の夫となる少年をすぐに見つけた。それは道行きに女官長から「ベルサイユ人らしからぬ王太子」と聞いていたからだった…

ブラック企業の会社員・一樹は、トラックにはねられて死亡し、目が覚めると異世界に転移していた。一樹を異世界に召喚したのは、銀髪碧眼の美少女皇女様（17）だった。 「あ、あのね………

それは、2016年の8月11日から8月17日までの7日間の出来事 その年、父を交通事故で亡くした旧井健一（うすいけんいち）は母と共に父の初盆の為に、父の実家に帰る。 その手に…

同い年（？）の幼なじみ同士である「環奈」と「秋人」は結婚九年目の夫婦。 周りがうらやむほどのラブラブっぷりであるが、最近環奈は寝起きの夫にあり得ない物が生えていることに気がついて…

高知県室戸岬のみくろ洞の前に、高さが２０ｍ以上の大きな岩『ビシャゴ岩』があります。 昔々『おさご』という名前の絶世の女性がその岩の上から身投げをしたそうです。 絶世の美女お…

音大講師の茂の母は、かつて２年間だけ自分の「生物学上の父」である横井と言う男性と結婚していた。その頃の記憶がない茂は、母宛に送られてきた横井の遺産の件で、全権を任されて横井の住ん…