異世界に転移したら、美少女皇女と結婚して皇帝になりました。のんびりハーレム生活を楽しみます 

軽井広💞クールな女神様 漫画①3/12

異世界転移はハーレムのはじまり

第1話 皇女様のプロポーズ

「はじめまして、わたしはオルレアン帝国の皇女のフローラです。えっと……あのね、わたしと結婚してくれる?」


 銀髪碧眼の繊細そうな美少女が、俺にプロポーズの言葉を投げかけた。


 もし、日本で外国の美少女とお付き合いをしていて、結婚をせがまれたのなら、嬉しくもあったと思う。


 だけど、オルレアン帝国なんて聞いたことがない。


 それに、なぜ、俺のような普通のサラリーマンが、皇女様と対面しているのか。

 まるで西洋風の城のような広い空間だ。赤い絨毯と、飾り物の甲冑。


 そして、俺とフローラという少女は豪華なテーブルをはさみ、向かい合って座っていた。

 しかも、二人きり。


 状況が全く飲み込めなかった。

 俺は二階院一樹にかいいいんかずきという名前の普通の日本人だ。社会人4年目の26歳。


 その日も、俺は深夜までオフィスで働いて、会社を出たはずだ。

 ちなみにうちの会社は、給料は悪くないが、月に100時間超えの残業を平気で行わせるブラック企業だった……。


 帰りがけに煮干しラーメンを食べることだけを楽しみに、駅前の大通りに出て――。

 

 そうだ。

 そこで、俺は大型トラックに跳ねられたはずだ。


 なら、なぜ俺は生きているんだろう?


 俺は目の前の少女を見つめた。青い瞳が俺を見つめ返す。

 純白のドレスがとても良く似合っていて、本当にお姫様のようだ。


 いや、皇女と名乗っているのだから、本当にお姫様なのかもしれないけれど。

 すらりとした美少女だけど、スタイル抜群で、大胆に開いたドレスの胸元から、その胸の大きさが見て取れる。


 ドレスのスリットからは、白く細い魅力的な脚がちらりと顔をのぞかせていた。

 俺は思わず目が釘付けになりそうになり、邪念を振り払う。


「えーと、ここはどこですか?」


 俺の間抜けな問いに、皇女フローラは柔らかく微笑む。銀色の長い髪がふわりと揺れた。


 思わず、俺はその美しい表情に見とれた。まるで女神のようだ。


「戸惑うのも当然だよね。二階院一樹さん。ここは、あなたにとっては異世界なの」


「異世界? 地球や日本とは全く別の世界ということですか」


「あなたがいた世界が、地球や日本というなら、そのとおり。まったく別の世界、別の大陸の国だよ」


 そして、フローラは、オルレアン帝国が大陸西方に位置する大国であること、そして、自分が先代の皇帝の長女であることを告げた。

 

「あなたを呼び出したのは、わたしが使った召喚の魔法なの」


「ええと……」


 すぐには信じられない。俺が戸惑っていると、フローラはくすっと笑った。

 フローラは立ち上がり、ドレスの裾が翻った。そして、指をパチンと鳴らす。


 すると、青い光とともに、小さな白い毛むくじゃらの生き物が現れた。

 日本では見たことのない生き物だ。プードル犬に翼が生えたような、愛らしい見た目をしている。


「今のがわたしの召喚魔法。信じてくれた?」


「手品ではなさそうですね」


「まだ疑っているんだ?」


 俺の言葉に、フローラは頬を膨らませた。

 第一印象よりも、子どもっぽい表情が目立つ気がする。でも可愛い。


 フローラは魔法の杖のような木の棒を取り出す。

 そして、一振りする。


 すると、窓の外がピカッと光り、爆音が響いた。

 俺がびっくりしていると、フローラはいたずらっ子のように笑う。


「今のも魔法だよ。雷を生み出す系統のね。あっ、窓の外は誰もいない中庭だから、心配しないで」


 そう言われても、気になったので、俺は窓の外に目を向けてしまう。そこには……巨大な城があった。

 正確には、今俺がいる場所も含めて、巨大な城が広がっているのだろう。


 どうやら、魔法があることも、ここが異世界であることも認めないといけないようだ。


 だが、どうして俺が呼び出されたのか?

 俺の問いにフローラは顔を赤くした。


「最初に言ったでしょう? 異世界人のあなたには……わたしと結婚して……そ、その……わたしとたくさん子どもを作ってほしいの」





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