「僕ら」を含む小説

ルイーシャが出会った美貌のお姫様（男）は、うっとり眺めているだけで幸せな気分にさせてくれる人。普通の女の子にとっては、隣に並ぶのだって相当な覚悟がいる人なのに。告白されて、思わず…

少年は何を望み、何を願うのか。これは大人を信じる事が出来なくなったとある少年と仲間の歪な物語。

同級生の斎藤一《はじめ》が先週自殺した。 そして今日先生が言った「明日からこのクラスは転校します」 転校先は隔壁の外だった――。

小学6年生、最後のマラソン大会。 僕は幼馴染で親友であるケンちゃんといっしょに走ることを約束したが―― ほぼ実話の掌編小説です。

友人・ハルの案内に従って歩くと、やがて警報音の鳴り響く踏切に着いた。 ここに何があるんだ？ そう尋ねようとした瞬間、僕の目の前にいた女性が遮断桿を潜り、迫り来る電車の前へ躍り出た…

誰よりも大事にするのに、絶対にあいつは僕を選んでくれないんだなー 根暗で自分に自信がない男子高校生 白井悠介には誰にも言えない秘密があった。それは人気者の親友 真人をずっと思い…

猫をテーマにした140字以内の掌編集

１９９９年、七月。その日世界は終わりを迎えた。誰も知らないところで。 僕たちが無意識に信じていた常識、道徳、そういったものはことごとく無価値な何かに成り下がってしまった。 それで…

民話のふるさと、岩手県遠野市。 雪積もる２月。 飄々とした「イーター」、細木部長。 元気な「ボイラー」、暮間先輩。 幼馴染の「シューター」、雪乃。 そして、「ディフェンダー」…

藤光学園の修学旅行は、行き先が３つ。設楽は当然大竹が引率するオーストラリア班を選んだのだが、しかし大竹は設楽が自分の班になることをよく思っていなくって……。 ※「結晶シリーズ」…

　ごくごく平々凡々の俺の目の前に見たこともない少女が現れた。全然見覚えのない顔。 　少女はこう言った。 「次は救って見せるから。浩」 　待て待て、俺は浩じゃないぞ。

　黒河修は諸事情により都会から田舎町へと転校してきた高校生。 　新しく始まる生活に不安と期待をにじませ登校したはいいものの、先生に席を指定された瞬間に級友たちに衝撃が走る。 　そ…

僕らが目にするいつもの風景 半人半獣が檻の中から叫んでいたり、首輪を着けて散歩してたりする当たり前の日常だった だが、ある日僕は見てしまった 彼等が僕達"人間"に対する侵略…

　地球上から全ての動物がいなくなった。 　そんな日常の一コマ。

―――目を開けると、自分では解決できない場面にまで物語は独り歩きして発展していた。 　物語の主人公であるはずのラムは勇者(仮)に魔王と勘違いされその場から逃げ出した。しかしその先…

無気力で青春を謳歌しない男が音楽と出会う物語。葛藤、焦り、焦燥などのシリアスが4割くらいです。ほかは基本バンドマンあるあるネタです。 青春を謳歌せよ

幼馴染の青津桂と森山実、 ずっと一緒だと思っていた ずっとふたり一緒にいられると思っていた。 しかし世界は動き、すれ違っていたふたりは永遠に離れ離れになってしまう。 再び会える…

男運が超最悪の妹・ヒナタ。 一癖も二癖もある彼氏たちに、妹命の長男(堅物眼鏡)と次男(美形優男)は気が気じゃない！ 可愛い妹のためなら、少々手荒いお仕置きもしかたない？！ 【…

「自殺部に入部しなさい」 太宰治についての読書感想文が校内賞に選ばれた高校一年の青木和海は、やることなすことエキセントリックな先輩、二年の天ヶ瀬唯に「自殺部」へと誘われる。自殺部…