「次へ」を含む小説

創作論というより個人体験含むエッセイ。 歴史とは人間が過去にあった事件などを元に研究編纂し俯瞰するなにか。そして、フリー素材。 羅列される年号、やたら難しい漢字、聞き慣れない…

「夏日さん。――私、夏日さんのためにも、お互い別れた方がいいと思う」 高校一年生が終了した日。 同時に高校二年生を終了した、そして俺の彼女でもあった、クールな叶先輩に、俺は…

　少女は恋をしていた。 　その人はとても遠くにいて、自分じゃ届くわけもない様な高嶺の存在。 　自分が手を出すのがおこがましいくらいの相手に恋をする。 　常に、外見だけを見…

最近爵位を授かった新興貴族のブラッドレイ公爵家に嫁いだギーナには世間には知られてはならない裏の顔があった。 彼女の目的は国中から注目を集める超優秀な領主であり、見た目も麗しい夫の…

主人公の新井紡は数年前 大切な人 楓菜を亡くした。盆の日に墓参りに行ったあとで幽霊を見る。その幽霊は楓奈で……？ 少しだけクスッとくる場面あり 残酷描写あり 何も無かった日はスキ…

これは彼と彼女の物語 きっとまた次も巡り合えると信じて。

　その日、ダン・ルーヴは思い出した。自分が、日本で生きていた頃の記憶を。そして、今現在自分が生きている世界が、前世でプレイしていた『灯火の光』というRPGゲームの世界であることを…

双子として生まれた二人の姉弟は、家庭の指針として小学校5年生まで髪の毛を伸ばしていた。10歳の誕生日、弟の音羽（おとは）は髪を切るように言われる。一方姉の彩羽（いろは）はそのまま…

特攻隊員の話です…… 俺は特攻隊員として華々しく散った。愛する日本を守るため、愛する人を守るため、死の棺に乗り込んだ。俺と治郎は見事、空母に特攻した。そして、死んだ。 死んだ…

梅花市の冥府と現世の境目、三途の川の畔、半幽霊たちが住まう町裏梅市の裏梅商事の万年ヒラ主任の黒田さん。社内では「予算に困ったら、黒田のところへ行け」と言われている。どんなことをし…

お付き合いをし出してから半年が経過する高校生の枯木花（かれきばな）さんと加納（かのう）くん。順風満帆に見えるふたりだったが、枯木花さんは加納くんと触れるだけのキス止まりであること…

主人公、萩原春渡は記憶をなくした状態で目覚める。そこに現れたのは同じ寮に住むと言う莉々菜。彼らは何気ない日常を、青春を送っていくが次第にこの世界に、自分に対して疑問を持ち始める。…

第二次世界大戦中に襲撃された孤児院から三人の孤児が命からがらとある空き巣に集まった。食糧は枯渇している上に感染症の恐れがある中、互いに依存し合いながら生き抜いていく物語

ホームズの「まだらの紐」に比べ、不可解さは、さらに複雑に絡んでいるものをご紹介。 斑点状の水玉が現れる不良品が液晶モニター画面に、時折、出現する、「まだらな水玉模様」は次第に成長…

「ねえ、これは提案なんだけど、俺と入れ替わってみないかい？」 『出荷』を翌朝に控える「ぼく」が、寄宿舎の中庭でぼくにそっくりのエイリアンと出会うところから始まる物語です。 ぼ…

雛、蝶、蜜、花と続いて番外編の露を描きました。 蝴蝶:読み方はフーティエ。とある蝶が身請られ次の蝶になった元雛。あれから大人びた性格になり、白鈴(パイリン)とよく似た喋り方をす…

　小学校で飼育委員を務める少年は、放課後に兎の世話をしていた。ある日、飼育委員の上級生が、一番小柄で人懐こい兎とある『遊び』をしようと提案する。 　しかし、夏場の気温の高さもあり…

〈織田作之助青春賞三次選考通過作〉 溶接工場の事故で右腕を失った男は、全身が燃えている男と出会うようになる。 ただ見つめ合うだけの邂逅の中で、隻腕の男は炎と灰の幻想の中に取り込ま…

【作品紹介】世界が素粒子＝《紐》のレベルでみえる能力をもつ一族。《紐により過去がみえる》愚生は戦争の時代に翻弄され、《紐により世界がみえる》わたくしはカンボジアでの医療活動に邁進…

学校卒業後に第三王子との結婚を控えていたルルチェスタ。だが、卒業まで一年を切った矢先、突如婚約を解消されてしまう。 そんな彼女の新たな嫁ぎ先となったのが、王家の番犬と称されるユ…