「現代ドラマだったかも」を含む小説

　正月のテレビの向こうからは非現実的な日常が流れている。 　画面一つ隔てれば、それが海の向こうだろうが一寸先だろうが構わない。 　ただ人々は日常を生きていくだけだ。

うり北うりこさんのTwitterでのつぶやきから始まったお話です。 うり北さんの下記のアイデアを元に阿々 亜が書いたSF恋愛小説です。 設定 脳の記憶をメモリーカードに入れるこ…

僕は滅多なことで怒らないし、周りからはよく素直だと言われる。 そうだ、間違ってはいない。 でも……それよりも、僕が嫌なのは。 カクヨム投稿四作目。 実体験も交えつつ、現代ドラ…

これはどこの誰とも知れない男の日記帳である。 眼を患った老父の世話と、異様に広大な「家」の管理をしながら、単調に暮らす独りの男。彼が書き置いた、どこへも繋がらない閉鎖の記録。 …

　地球上にいきなり出現した裸の男女。 　老若男女問わず突如現れるその存在は、日本のみならず世界を大パニックに貶めた？ ※一応１０＋１話完結予定ですが、事実上のオムニバス形式で主…

不倫相手が勤務する発電所に、環境保護運動家が押し寄せるらしい。お湯を沸かしたいのに、電気は無事届けられ続けるのだろうか。明日の私は誰と一緒にいるのだろうか。カップスープを作るまで…

都会から遠く離れた山奥に、どこにでもありそうな小さな村がある。 そこで生まれ育った主人公だったが、突然、引っ越しをしなければいけないことに……。 新しい町に移ってから三日が経っ…

一人の男の人生の話です。「誰も悪くない」ってすごく残酷だと思います。

陸上部では鬼先輩として親しまれている――本人はただ真面目なだけなのだが――木島衣乃。 その後輩の明空智美は、部活に真面目というほどでもなく、頼りなくて甘い感じの、本来なら全くタイ…

出会い系で知り合った女性に呼び出された僕は、双子の兄と過ごした幼少時代、そして現在に至るまでの思い出を聞かされる。兄からの愛しか知らない妹が無限をめざす話。

失声症の花風唄と歌うことが苦手な小柳響の音楽祭までの物語。 響は人と関わり歌を歌えることができるのか。

【注意！】これは異世界ものの名を借りた現代ドラマです。 なぜなら、私は基本的に異世界ものや長文タイトルの作品は書かないし、読んだことがない。 だから、たまには逆張りの賑やかし…

周りと違う少女の物語。 貴方は何故生きる？ 少女はそれに答えることは出来ない。 少女なりの生き方を探し、藻掻く決して明るくない物語。 ‐不適切な考え‐ ※この作品には鬱表現…

三題噺です。お題は「桜色」「迷信」「役に立たない時の流れ」、ジャンル縛りなし。

私は先生と明石海峡大橋にきた。先生は明石海峡大橋を、最も呪われた橋だと言う。 第3回「1000文字以内でミッション全てクリアせよ！」に寄せて。 https://kakuyom…

谷口智也（たにぐち　ともや）が語る、とっておきの怖いお話。 高校三年生となり受験シーズンを迎えた智也は、小説を読みながら、ふと思い出す。 ――夏目。 それはもういない友達の名前…

　わたしの高校時代の親友、新太郎は二十五歳の一級建築士だ。ある日、恋人ができ、バレンタインデーに二人で旅行に行くと、LINEがあった。新太郎の話を聞いた。雪の日、<コンビニエンス…

陸上競技連盟の事務局長の柴山と共に新競技を模索することになった俺（日村）、 表向きな柴山の補佐役としての仕事とは別に不正の兆候を監視する密命。 こいつ（柴山）絶対何かやってそうだ…

(本文より)僕らは、一時的に停戦をしている二つの国の、国境の警備をしていた。二つの国を分ける、一本の線を僕らは監視し続けた。技術の進歩から取り残され、草木は生え放題のここは、時間…

「負けるな。」 あの日の記憶は今も呼吸をやめていない。 やめるどころか美化されて どんどん鮮明になっていた。