「落選 賞」を含む小説

5分で読めるショートショート群。 第19回坊っちゃん文学賞の落選作品をまとめてみたよ。供養に、どうか手でも合わせていってよ。

もしも、「カフェ遠野物語」というお店があったら…？ 柳田国男先生が明治43年（1910年）に記された、日本の逸話集の名作「遠野物語」と、遠野物語の増補である、昭和10年（1935…

もしも今よりもう少しだけ技術が発展している世界に住む占い師の一日。 ２０１９年、某小説賞落選。

　巨大な水槽の中、八〇〇〇ものイワシの群れは巨大な塊のように渦を巻く。学生時代に友人と見たその光景が、二十代を終えようとしている幸典の脳裏にふと蘇った。 　友人に会社に誘われた。…

第54回新潮新人賞落選作品 傲慢にも自分が上手く維持できていると思っていた関係を一つずつ、いずれは全てを失っていく話です。

角川つばさ文庫小説賞、最終選考落選作品。 幽霊が見える若葉は、転入した学校でたくさんの幽霊を見て、追われていた。 今までもそのせいでクラスに馴染むこともできなかった若葉だが、新…

『✕』１ ーあらすじー 令嬢の『悪之宮 卍華〔あくのみやばんか〕』は、地獄に落ちて悪魔となって現世にもどってきた。 「おほほほっ、悪之宮卍華、地獄からまいもどってきましたわ………

数年前の星新一賞に応募落選した小説で、記念にアップロードします。 初アップロードのため、使用方法など、何か間違ってましたらすいません

『✕』１ アイドルユニット『プレシャス・ハート』のメンバーの一人、夢見野童夢ことアイドルネーム『ドリーム』の心身を最近襲う奇異……夢が仕事か？仕事が夢か？ 　困惑と混乱を続ける…

仕事に行き、母の世話をし、たまにいつもの女性の家へ行く。 単調な生活を送る主人公の前に現れたのは、 紅いリップクリームを塗った、どこか他の人とは違う“男性”だった。 レズビアンで…

地元の文芸賞に落選した小説を集めています。 しばらくは毎年続くことでしょう。

ある新人賞の選考委員が書いた「小説の書き方講座」的な本で、「ある意味、天才」と言われた小説家志望の中年男。 だが、彼は十数回連続で、その新人賞に落選していた。 果たして、その理由…

【第3回角川武蔵野文学賞落選作品】【カクヨムWeb小説短編賞2023落選作品】 　まだ出会って間もない彼と手を繋いだ。お互いを大切にしたい気持ちは嘘じゃないのに、いつもどこか自分…

【ＰＲ文】 　高１の華図樹（かずき）は、部活の先輩に告白する。 　即振られた。 　フラフラと知らない公園にたどり着く。 　そこでは、女の子達がバトルをしてる！ 　その１人は振…

　天正四年（西暦一五七六年）、五月七日。摂津国天王寺。 　石山本願寺攻めの拠点である天王寺砦に籠もる明智光秀以下三千の将兵が、本願寺勢一万五千の兵に囲まれ、絶体絶命の危機的状況。…

　その世界は『中』と呼ばれ、『心』を名乗る「僕」は、『中』から脱出するために『命』『剣』『歌』とともに旅をしていた。二十五番目の敵を倒せば『中』でない場所がわかるという話を信じ、…

「俺は天才だ」 主人公、月守弘人は自分のことを天才だと思っていた。 だが、現実は真逆で、小説の新人賞に応募するも落選。それが30回以上も続いていた。 そんなある日、裏山にある小…

　「君は変わった名前をしているね。減点一だ」――訳あって謎の企業の就職面接に訪れた鏑矢如月は、面接官のそんな第一声に迎え入れられる。不条理に次ぐ不条理、究極の圧迫面接に耐え、如月…

　「俺」は、ひょんなことから親父を殺害してしまった。だが、その親父が実父でないことに思い至った「俺」は、他人が挙って「俺」の家族を名乗りたがる不思議な世界に飲み込まれて行く――（…

　冴えない警備員キュラルゴ・ラルグは、変身して、悪と戦っている。彼の敵は怪人類という謎の存在で、キュラルゴは彼らに『食虫植物』と呼ばれている。何故なら、彼は喪失したエネルギーを補…