「番人」を含む小説

太古の昔に巨人が建造したとされる、巨大な都があった。 石によって築かれた、難攻不落の要塞だ。 今では遺跡と化したその都の最奥には、巨人たちが争ってでも守ろうとした、唯一無二の至宝…

世界で一番有名な兄弟ではないかと思われるカインとアベルの物語をモチーフにした話。 可為武（かいん）と阿比留（あびる）という名前になっています。 ある時、養父の弥兵衛が病気にかかり…

刻暦(こくれき)一七二八年。概念上の存在とされる終末時計が五分前を指し、世界は幾度目かの崩壊の危機を迎えていた。 そんなことは全く知らない、クロノス王国城下で傭兵業を営む貧乏青年…

これは演劇の脚本になります。 そこは古い喫茶店。 そのお店は、お客様がお店を選ぶのでは無く、お店の中に飾られたオルゴールがお客様を選ぶ。 時の番人としてお店を守る老女が今日、出…

学校にはひとつに噂があった。 曰く、「図書室には怖い番人がいる」。 ある日のこと、涼月はその図書室へひとり足を運ぶことになり――。 果たして、そこに『怖い番人』はいた？　い…

現世に留まる魂を輪廻へ還す生死の番人たち――は、彼らもまた、その喪服の胸の内、物語を抱えていた。 長く喪服を着すぎたひとりは距離感を掴み損ね、二人目の自我を抱えたひとりはその存在…

※なろうからの転載です。 不幸な事故により生涯を閉じた男。彼はこの世の理と言うインテリジェントデザイナーによって異世界転生者を狩る異世界転生者の番人、アンチートマンとして転生させ…

腰丈くらいの紅葉や楓、こどもが作ったくらいの大きさの築山、ひらひらとした尾びれが綺麗な赤い金魚が優雅に泳ぐ小さな池。 お伽話の世界の様に風情のあるこじんまりとした坪庭で目覚めた…

カンフーの師範代を目指す、青須《あおす》理《さとる》。 父親から師範代代理を任せられたその日、『道場破り』五人姉妹が彼の前に現れる。

とある発明家から最終兵器を託された番人。 託された意味も忘れ、1000年の時を兵器と仲良く過ごす。 それに呆れた兵器は置手紙を残し、一人パートナー探しの旅に出でた。 番人は納得が…

　魔法剣士のシルヴィアと盗賊のテッド。地方の新米冒険者である二人は、幽霊屋敷を探索していて隠し部屋を発見、魔力の込められていそうなアイテムを入手する。しかし番人のゴーレムを起動さ…

四人の神が統べる国、ＧＵＲＤＥＮ。その四神に仕えている三人の翼人によって秩序は護られていた。三人の翼人の名をフィデリオ＝グラジオ、カスケード＝ニウ。しかし三人目の翼人であるオルレ…

　仲良し三人組の中三の男の子たちが、学校帰りに他愛ない会話を交わしながら歩いていました。その中の一人が、いつもバス停のベンチに座っている変なじいさんに声をかけてしまいます。そのじ…

　魔法や魔物、英雄や神などのファンタジーが普通に存在する古代ギリシャでの物語。 　主人公、コズミキコニスは新米の兵士だったが、入隊した翌日に石造りの迷宮に幽閉されていることに気づ…