「生者」を含む小説

死者と生者はけして交わることができない。だがどうしても伝えたいことがある。そんな死者が思いを伝えるためにある『死者郵便局』そんな死者たちが思いを伝えたいわけとは？

　«社交界の花»ことセレスティナ=フラウデンは、フラウデン伯爵家当主。幼き頃に両親を亡くし、弟と二人、フラウデン伯爵家を守る彼女にはもう１つの顔がある。 　«仮面の死神»。それは…

物語の舞台は、生者の世界と死者の世界を隔てる要塞、エノシュアター。 エノシュアターで働き始めた16歳の風斗、 2つ歳上の上司、あかね先輩。 次々起こる事件に2人が奮闘！

故人を拡張現実に再現する〈ＲＥＭ〉の運用が始まってから40年。 大火災による喪失を憂う人々のために開発されたそのシステムは、今もあらゆる生者を記録し続け、死者の幻を生み出し続け…

大学を卒業したばかりだったルリは吸血鬼の恋人ユアに報告がてらに輸血パックを届けに行く途上、トラックに突っ込まれて即死した。なんとか形を保っていたルリの死体を手に入れて、ユアは血を…

『幼い日に廃墟で死にかけ己の死と出会った少年──条理桜花の目の前には度々、死が現われるようになった。その姿は黒く、薄っぺらく、見るからに人間ではない。やがて少年の住む未明ヶ丘市の…

【試し読み用、本編の一部】 　世界中に死者の霊が戻りだしたのは、その年の十月下旬のことだった。 　最初、人々は今や世界的に浸透したハロウィンのいたずらかと思ったが、すぐにそうでな…

いわゆる異世界であるアーズでは死者と会うことができる。 たとえどんな姿形をしている者でも死者が天に召したその日には下界に君臨し生者と一日を過ごす。 だがうるう年の2月29日に死ん…

即興小説トレーニング(http://sokkyo-shosetsu.com/)で作成し、加筆したものです。 お題:アブノーマルな天使、必須要素:寿司、制限時間:15分 生きること…

『黄泉比良坂』の登場人物、ストーリー、構成を紹介しています。 『黄泉比良坂』は長編ホラーで2019年12月から書き始め約5万文字で一章を書き終わり、2020年1月は二章を書いて…

宮沢賢治の死について、主に絶詠についての一考察です。妹トシの死について、また筆者の祖父の死についても触れ、死者と生者の関わり方を考察しています。2019年12月末に提出した卒業論…

※誤字多発注意報を発令しました。 現在直し中です。 死んだ人が行く世界。そこはとても平和な世界。 しかし、100年ごとに魂入れ替えのための災害が起こる。その災害は、生者に降り…

　西暦２０５０年、大学で宇宙工学を学んでいた小平陸は、ある日、突然やってきた捜査員に妙なことを問われる。 「あなたのお爺さまは生存されていますか」 　陸はすぐに、祖父へ連絡を…

魔女が神から人を守ってから二百年。人間が魔女の住まう国に訪れた。人間は魔女を信じ、愛し、やがて世界的な小説【人が神になるまで】を書き上げ、世界の聖書となった。その人間がどのように…

　シチュエーション斬り！！用の作品。 　1話(1500字前後)を目安に投稿予定。21話は後日、分割予定。 　生者の路から落ちてきたエドワルドは、少し荒っぽい天使エレノアと、見た…

【注意】この作品には、反社会的、非道徳的、あるいは残酷・過激な描写が多く含まれます。 気分を害する可能性もございますので、何卒ご注意いただいた上でお読みいただくようお願い申し上げ…

　青い提灯を片手に、異界を彷徨う兄弟がいた。 　メイとエン。二人が元の世からはぐれたのは、祭りの晩。生者と死人が混ざり合う宵に、人さらいに捕まった。 「金魚屋はあった？」 「…

　吸血鬼大戦。 　それは死の象徴たる『原初の吸血鬼』によって引き起こされた世界規模の戦い。『原初の吸血鬼』によって人は吸血鬼になり、その吸血鬼に噛まれたものの大半が知能のない不死…

2020年、数多の研究を積み重ねて生まれた機械化による蘇生方法〝Ver.X〟が誕生して以来、世界は生への関心を失い、第二の命に夢を馳せる。一方、蘇生法の発祥地、“トリルノース”で…