「死生観」を含む小説

死に触れて、死に揺れる、少年少女たちを描いた短編集です。

海と川に囲まれた小さな田舎町、美河町。 和倉薫は、生まれてから十五年間、ずっとこの町で暮らしてきた。 流れていく平凡な日々。 そんな毎日に特に不満はなかったけれど、ただ、長いな、…

恋をすると1週間で死に至る病気が発見されて間もなく、主人公は親戚の子供が孤児になってしまったという連絡を受ける。施設に面倒を見に行く中、その施設で働く彼女と出会うことにより、恋愛…

マリコ、カナちゃん、サキちゃんは仲良し三人組。でもカナちゃん、今日は学校を休んでいた。お見舞いに行こうと二人がカナちゃん家に寄ったところ……。

「人はいつ死ぬのか」 小説家の男が彼女に問うと、彼女はただ「忘れられたとき」なのだと答えた。 愛する彼女と死の定義と、残された者のあり方についてを考える小説家の男の話です。

　主人公の冬崎善治は、何の変哲もない高校一年生の男子。そんな彼には、淡い想いを抱いている相手が居た。 　春先うらら。彼女とは、つい昨日何度目かのデートを済ませて、順調な進展を見せ…

全て短編なのでお好きなところから読んくださ。

ご覧頂き、ありがとうございます。 現在、某大手企業と進めている 「デス・エデュケーション」 にかんするプログラムの、デバッグ版になります。 5/25(月)〜5/31(日)の七…

掌編です。人が死んだら樹木になる世界の話を書きました。

高校卒業を間近に控えた川上文月。祖父が亡くなってからひとりで暮らしていた彼に、ある日手紙が届く。 それは10年前にどこかへ消えてしまった母、川上愛月からの手紙で。 「あなたの妹を…

死ぬこと自殺することが悪いことって誰が決めましたか？死ぬのなんて普通ですよ？

あなたはあの世について考えたことはありますか？ 拙作ではありますが感想・評価等いただけると嬉しいです！

私と師匠の最後の会話 師匠の死後の望みとは

いじめを機に自殺を決意した少女・伏見茜は、学校の屋上で不思議な雰囲気の少女に出会う。死と向き合い、生と向き合った先に、茜は何を思うのか？ 「アルファポリス」でも連載中 http…

このテキストは独自のアプローチで、死後の世界の実態を考えるものです。 ……本当はそんなものがなかったとしても。 エッセイと小説を交互に投稿してます。 この作品は他サイトと重複投…

2014年に執筆した短編小説です。今になって読み返すと修正したい部分がいくつかありますが、あえて当時のまま載せます。とくにメッセージ性を持たせたつもりはありません。

常冬の島ジマーにある不思議屋マドゥカに、春の訪れが遅いある日の夜、不思議な客がやってくる。その客はいきなり言った。「レティア・モリガンのスクラップ・ブックはあるか？」レティア・モ…

「普通」に生きることを自分に強要していた少年がまともな青年になる話です

ファンタジー要素あり やや暗めの文調

孤独や死生観、闇や影、負の思考といった何一つ心地の良いものではない言葉たちを紡いで、それでも生きることや死ぬことから目を逸らさないような視線で、日常の風景や非日常な妄想を書き散ら…