フィルムアート社がお送りする公式連載「きちんと学びたい人のための小説の書き方講座」の【キャラクター:キャラクター・ウェブでキャラクターを設計する】回の中で触れた本をまとめてご紹介いたします。
▼カクヨムで読む
ストーリーの解剖学 ハリウッドNo.1スクリプトドクターの脚本講座
ジョン・トゥルービー=著
ディズニーやピクサーで活躍した「映画業界のベスト・スクリプトドクター」による待望の創作講座
本書では脚本の伝統的な構造である「三幕構成」を進化させ、より緻密にプロットとキャラクターを組み立てるためのハウツーが凝縮されています。ストーリー創作にとって「最適なプロセス」と「最も容易なプロセス」は違います。多くの人は容易なプロセス、つまり外的で機械的で断片的で一般的なプロセスを経て物語を創作します。しかし、本書では内的で自然で相関的で独創的な執筆プロセスこそが「本当の意味で利用価値のある唯一のアプローチ」であるとし、その具体的な方法を細かく指南しています。
映画脚本であれ、長編小説であり、戯曲であれ、短編小説であれ、どんな分野のストーリーテラーにも使える実用的な劇作論です。
▼「ためし読み」をする
新しい主人公の作り方 アーキタイプとシンボルで生み出す脚本術
キム・ハドソン=著
おとぎ話・神話と、心理学的アプローチによる創作メソッド
『神話の法則』著者クリストファー・ボグラー推薦!!
主人公の魂の成長、自己実現の旅の軌跡をどう描くか。本書では、ユング心理学をはじめとした心理分析において、コンプレックスの仕組み、「影」がキャラクターに与える影響などを紹介します。中でも物語創作には欠かせない「女性性(ヒロイン)」というアーキタイプに着目することで、革新的なシナリオを生むための創作法を解き明かします。 また、ヴァージン、娼婦、母/女神、愛人/王、ファム・ファタール、暴君、老婆、魔女、守銭奴など多数のアーキタイプを提案。これらを比較しながら、それぞれが物語上で担う役割やテーマを考えることで、シンボリズムを有効に使うための原則を説いていきます。映画やテレビの脚本家はもちろん、魅力的な主人公を書きたい小説家やゲームシリオ作家、アニメーターにも役立つ一冊です。
ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる
K.M.ワイランド=著
映画の構成は小説に応用できる
本書では、傑作に欠かせない「構成」=ストラクチャーを映画の構成、脚本術をもとに指南します。単なる“ひらめき”を作品化し、独創性と個性を最大限に引き出すために大切なこととは何か。勘を頼りに書けても確かな技術は身に付きません。 物語にインパクトを持たせながらもバランスと整合性を生み、最後まで書ききることができる強い物語に必要なことを、それぞれストーリー(物語)の構成、シーン/シークエル(場面/つなぎ)の構成、文の構成から、丁寧に解説します。 とくに、ライトノベル、ゲームシナリオ、エンタメ小説のライティングには有益な一冊です。
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