フィクション以外なら何でもOK! 書籍化可能な作品は、何作品でもすべて受賞作!
576 作品
レトロゲームが繋いだ、現在進行形のラブレター
『ラスボスは僕自身だった』 高校最後の夏を迎えたゲーマー男子。学校の屋上で出会った一人の少女と結婚まで至った1999年に起きた青春の一編。すべてのゲーマーに届け、僕の勇気の物語。
小説と言うには、あまりに国語力の欠如した支離滅裂な駄文だが、数々の偶然と結果が実を結んだ、作者自身の体験を描いた実話の恋愛エピソード。妻と昔を思い出しながら今と向き合う、そんな長話。
レトロゲーム情報をツイッターで紹介する個人アカウント【ゲーム探偵198X】にて少しずつ語られた、僕と妻のあの頃を大幅加筆して、エッセイ風の小説でストーリー化。
50円いただければ、なんでもします!
東大生が1日を50円で売ったら、どうなるんだろう?
トチ狂ったようなこの疑問も、突然うかんできたわけではなかった。
ヒーヒーいいながら勉強し、茨城の魔境から上京してきたぼく。
それなりに楽しい毎日を送っていたものの、自分のやりたい事はなんなのかわからなかった。
勉強ができるという特徴も、大学の中では消えてしまっていた。
気がつけば留年。
夢ナシ・取り柄ナシ・彼女ナシのぼくが、自分の1日を50円で売ってみたら・・・?
読者投票第5位と、人気上位の作品でした。
大学生が暇を持て余して(もしくは自分が世間知らずなことに焦燥を感じて)何か思い切ったことをしたい、と思うのは多くの人が経験しているはずです。
東大生が1日を50円で売ることでいろいろな体験をしてみる、というのは、その中でもずば抜けてインパクトがあります。書店店頭で、多くの人の目を引くことができるテーマだと考え、受賞作に選出しました。
また、著者が同テーマで自分のブログも立ち上げておられ、そちらにも多くの読者がついていることも、プラス要素として判断しました。
応募締切日までに書かれていた内容だけでも十分楽しめますが、書籍として世に送り出すまでに、さらに多くの興味深いエピソードを加筆していただくことが必要だと考えております。
ピン芸人であり、現役パチンコ屋店員、原田おさむのパチンコ店員風雲録。
ピン芸人歴22年。パチンコ店員歴22年。泣く子も黙るパチンコ業界に飲まれ、この男は何を見て、何を体験してきたのか?
リアルパチンコ業界店員の体験談がここにある。
読者投票は第85位。編集部による拾い上げで最終選考に進んできた作品です。
カクヨム開始当初からずっと書き続けられてきた作品だったため、今回の読者選考では不利な立場ではありました。とはいえ、通算PV数は今回の応募作品中最多でした。
内容的には、パチンコ屋の裏事情を知りたい人にとっては、たいへん満足できるものだと判断しました。著者が仕事に一生懸命であるため、社会人の読者(パチンコをしている人の多くは社会人のはずです)にとって、好感度の高い語り手であることも良いと考えます。
パチンコについての棚は多くの書店にあります。その棚からは時々ベストセラー作品が生まれています。あとは、書籍化に際して読者にとって有意義な情報を数多く加筆していただければ、多くの読者を得られるはずです。
「エッセイ・実話・実用作品コンテスト」の中間選考の結果を発表させていただきます。
多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに作品を読んでくださった皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
※掲載の並びは作品のコンテストへの応募順となっております
編集部からのコメント
当初は同著者による、読者投票第4位だった『パステル・プロムナード』の書籍化を検討しましたが、その前作にあたる『モノクローム・サイダー』の方がふさわしいと判断し、受賞作に選出しました。
これは、著者自身の高校時代の恋愛体験とレトロゲームの記憶を巧みに組み合わせた、極めて上質な自伝的作品です。と同時に、第1回カクヨムWeb小説コンテストの恋愛・ラブコメ部門では最終選考に残るなどの実績を持っております。今回初めての受賞になりますので、重複応募にレギュレーション上の問題はありません。また続編にあたる『パステル・プロムナード』が今回読者投票第4位に入ったことを鑑みても、先行作となる本作が受賞する意義は高まったものと考えております。
問題は、この作品が小説形式であることです。そこで今回の受賞におきましては、『モノクローム・サイダー』を続編『パステル・プロムナード』と同じようなエッセイ調の文体で書き直していただくこと、また作中に登場する仮名のゲームを実名に変えていただくことなどを、受賞にあたっての条件として著者に同意していただきました。このことによって同作品は、レトロゲームを主要な題材としたエッセイ・実話作品として書籍化するに値すると判断しました。