【書籍化】「ようこそ異界へ、花嫁御寮」少女浪漫ファンタジー開幕 糸
「あんたが選べる道はふたつにひとつ。ここで狐の餌になるか。俺に『盗まれる』か」
莵道の末姫・かさねは、狐神に嫁ぐため、親しんだ家を出る。しかしその婚姻は、豊穣のための贄を意味していた。狐に喰われかけたかさねを救ったのは、金目をした青年イチ。イチは天都から追われた皇子を名乗り、都に戻るためにかさねを「盗む」というが――。
神とひとが混じる世。箱入り娘と流浪の男の織り成す、恋と冒険の少女浪漫ファンタジー。
2020.12.28 完結
**書籍化します**
2022/2/15 富士見L文庫から改稿のうえ刊行予定
刊行時タイトル:「神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人」
装画:凪かすみさま
目次
完結済 全164話
更新
- 序幕 天都探索編
- 一章 うさぎの嫁入り
- 一章 うさぎの嫁入り 1
- 一章 うさぎの嫁入り 2
- 一章 うさぎの嫁入り 3
- 一章 うさぎの嫁入り 4
- 二章 天の皇子
- 二章 天の皇子 1
- 二章 天の皇子 2
- 二章 天の皇子 3
- 三章 孔雀姫
- 三章 孔雀姫 1
- 三章 孔雀姫 2
- 三章 孔雀姫 3
- 三章 孔雀姫 4
- 四章 大地将軍
- 四章 大地将軍 1
- 四章 大地将軍 2
- 四章 大地将軍 3
- 五章 地都の星祭り
- 五章 地都の星祭り 1
- 五章 地都の星祭り 2
- 五章 地都の星祭り 3
- 五章 地都の星祭り 4
- 五章 地都の星祭り 5
- 五章 地都の星祭り 6
- 六章 天都登山
- 六章 天都登山 1
- 六章 天都登山 2
- 六章 天都登山 3
- 六章 天都登山 4
- 七章 つづらかさねのかさね道
- 七章 つづらかさねのかさね道 1
- 七章 つづらかさねのかさね道 2
- 七章 つづらかさねのかさね道 3
- 七章 つづらかさねのかさね道 4
- 序章 白兎と金烏
- 序章 白兎と金烏
- 閑話休題
- 里帰り
- 一幕 六海龍神編
- 序章 夢告げ
- 序章 夢告げ
- 一章 旅立ち
- 一章 旅立ち 1
- 一章 旅立ち 2
- 一章 旅立ち 3
- 二章 誓約の乙女
- 二章 誓約の乙女 1
- 二章 誓約の乙女 2
- 三章 六海の龍神
- 三章 六海の龍神 1
- 三章 六海の龍神 2
- 三章 六海の龍神 3
- 四章 婚礼と贄と
- 四章 婚礼と贄と 1
- 四章 婚礼と贄と 2
- 四章 婚礼と贄と 3
- 五章 豊饒の海
- 五章 豊穣の海 1
- 五章 豊穣の海 2
- 五章 豊穣の海 3
- 終章 天帝の花嫁
- 終章 天帝の花嫁
- 二幕 大地女神編
- 序章 流星
- 序章 流星
- 一章 緑嶺へ
- 一章 緑嶺へ 1
- 一章 緑嶺へ 2
- 一章 緑嶺へ 3
- 一章 緑嶺へ 4
- 二章 ひよりと星和
- 二章 ひよりと星和 1
- 二章 ひよりと星和 2
- 二章 ひよりと星和 3
- 三章 天帝
- 三章 天帝 1
- 三章 天帝 2
- 四章 女神眠る地
- 四章 女神眠る地 1
- 四章 女神眠る地 2
- 四章 女神眠る地 3
- 四章 女神眠る地 4
- 四章 女神眠る地 5
- 四章 女神眠る地 6
- 五章 黄泉路
- 五章 黄泉路 1
- 五章 黄泉路 2
- 終章 金のことほぎ
- 終章 金のことほぎ
- 三幕 漂流旅神編
- 序章 壱烏
- 序章 壱烏
- 一章 逃げ道
- 一章 逃げ道 1
- 一章 逃げ道 2
- 一章 逃げ道 3
- 二章 森の古老
- 二章 森の古老 1
- 二章 森の古老 2
- 二章 森の古老 3
- 二章 森の古老 4
- 三章 恋占
- 三章 恋占 1
- 三章 恋占 2
- 三章 恋占 3
- 三章 恋占 4
- 四章 デイキ島
- 四章 デイキ島 1
- 四章 デイキ島 2
- 四章 デイキ島 3
- 五章 月の宴
- 五章 月の宴 1
- 五章 月の宴 2
- 五章 月の宴 3
- 五章 月の宴 4
- 五章 月の宴 5
- 六章 島巫女の呪
- 六章 島巫女の呪 1
- 六章 島巫女の呪 2
- 六章 島巫女の呪 3
- 六章 島巫女の呪 4
- 六章 島巫女の呪 5
- 七章 漂流する神
- 七章 漂流する神 1
- 七章 漂流する神 2
- 七章 漂流する神 3
- 七章 漂流する神 4
- 終章 出航
- 終章 出航 1
- 終章 出航 2
- 四幕 神器鳴動編
- 序章 暗転
- 序章 暗転
- 一章 人魚の声
- 一章 人魚の声 1
- 一章 人魚の声 2
- 一章 人魚の声 3
- 一章 人魚の声 4
- 二章 さきぶれの音
- 二章 さきぶれの音 1
- 二章 さきぶれの音 2
- 二章 さきぶれの音 3
- 三章 神婿たる器
- 三章 神婿たる器 1
- 三章 神婿たる器 2
- 三章 神婿たる器 3
- 三章 神婿たる器 4
- 三章 神婿たる器 5
- 四章 わだつみの宮
- 四章 わだつみの宮 1
- 四章 わだつみの宮 2
- 四章 わだつみの宮 3
- 四章 わだつみの宮 4
- 五章 海神の宝
- 五章 海神の宝 1
- 五章 海神の宝 2
- 五章 海神の宝 3
- 五章 海神の宝 4
- 終章 めざめ
- 終章 めざめ 1
- 終章 めざめ 2
- 終幕 天帝花嫁編
- 序章 神嫁のさだめ
- 序章 神嫁のさだめ
- 一章 星和のみちびき
- 一章 星和のみちびき 1
- 一章 星和のみちびき 2
- 一章 星和のみちびき 3
- 一章 星和のみちびき 4
- 一章 星和のみちびき 5
- 一章 星和のみちびき 6
- 二章 はざまの乙女
- 二章 はざまの乙女 1
- 二章 はざまの乙女 2
- 三章 魂呼び
- 三章 魂呼び 1
- 三章 魂呼び 2
- 三章 魂呼び 3
- 四章 泥の道
- 四章 泥の道 1
- 四章 泥の道 2
- 四章 泥の道 3
- 五章 ふたつにひとつ
- 五章 ふたつにひとつ 1
- 五章 ふたつにひとつ 2
- 五章 ふたつにひとつ 3
- 五章 ふたつにひとつ 4
- 六章 姫の決断
- 六章 姫の決断 1
- 六章 姫の決断 2
- 六章 姫の決断 3
- 六章 姫の決断 4
- 六章 姫の決断 5
- 七章 くちづけ
- 七章 くちづけ 1
- 七章 くちづけ 2
- 七章 くちづけ 3
- 八章 神を射る矢
- 八章 神を射る矢 1
- 八章 神を射る矢 2
- 八章 神を射る矢 3
- 九章 女神のねむり
- 九章 女神のねむり 1
- 九章 女神のねむり 2
- 九章 女神のねむり 3
- 十章 白兎と金烏
- 十章 白兎と金烏 1
- 十章 白兎と金烏 2
- 十章 白兎と金烏 3
- 十章 白兎と金烏 4
- 十章 白兎と金烏 5
- 十章 白兎と金烏 6
- 結 うさぎの嫁入り
- 結 うさぎの嫁入り
- 後日譚 わだつみの宝石
- わだつみの宝石 1
- わだつみの宝石 2
- わだつみの宝石 3
- わだつみの宝石 4
- わだつみの宝石 5
おすすめレビュー
★392
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★★★ Excellent!!!
「――がしあわせなら、俺はそれでよかった」 @ebibibi61
兎路の娘としてしきたりにならい狐神に嫁ぐ……己に定められたそれが婚姻とは名ばかりの生贄だと知ったかさねが、突如現れた正体のしれない青年イチの手を取り逃げ出すところから、物語ははじまります。
イチは、自分の目的のためにかさねを「盗み出した」立場で、世間知らずのお姫様であるかさねをぶっきらぼうにあしらいながらも、旅の途中の危険から捨て身と言っていいほどの献身で守りぬきます。目的のために我が身が傷つくことを厭わないイチの、そのあり様にかさねはかなしみを感じ、肯定できないながらも、彼に惹かれていきます。
――この男のしあわせを願っている人間がここにいることに。いつか気付いてくれたら、かさねはうれしい。――
かさねの想いは正しく届くのか。届いてほしい、そう思わせる切実で壮大な愛の物語です。
その他の登場人物たちも皆生き生きと、一筋縄ではいかないそれぞれの思惑を抱えていて、彼らは、かさねたちを時に助け、時に裏切りもするのですが、それぞれにとても魅力的です。
某文庫で既に作家デビューされている作者さまの長編作品ということを抜きにしても、無料で読むのがおそれ多いほど素敵な物語です。
未読の方は、ぜひ、序章だけでも。気がついたら惹き込まれていること請け合いです!
★★★ Excellent!!!
読み手の皆さま『盗まれる』準備はできていますか? mentosu
読み手の皆さま『盗まれる』準備はできていますか?
読めばきっとあなたも心を盗まれること間違いなし!
私に和風ファンタジーの素晴らしさを教えてくれた作品です!
天地人それぞれの世界観の表現力・描写が素晴らしく想像が掻き立てられる文章なのはもちろん、なにより引き込まれるのは、イチとかさねの掛け合いの素晴らしさ…!活き活きとした2人がいつも楽しませてくれます。
イチとかさねに心を盗まれて今では更新待ちの日々…
まだ完結前なので多くは語らず、完結したらまたレビュー更新させていただければいいなと思っています。
【以下ちょっとネタバレ注意です】
これは個人的願望ですが、いつか、天帝花嫁編で言っていた、イチのドジョウ踊りをかさねの前で披露する話が見られるといいなと思っています!
★★★ Excellent!!!
神の世界と人の世界、二つをつなぐ道をひらく少女の物語 だも
とにかく世界観がツボです。
神の世界と人の世界があり、
その二つは不思議な「道」でつながっています。
それは神の道とも呼べる四本の道と、
主人公のかさねが「ひらく」ことができる莵道です。
「ひらく」と形容するものとして「扉」を連想しがちですが
それを「道」とするのがまず面白いと思いました。
扉だったら、くぐればもう神の世界、みたいになってしまいますが
この物語では道なのです!
すぐ目的地にたどり着かないのです!
道をたどっていく中で、いろいろな出会いや事件があり、
これは旅の物語とも呼べると思います。
また神の世界の仕組みも面白い。
いろいろな神様がいて、世界を形作っています。
どうしてかさねだけがひらくことができるのか、
ひらいた先に何があるのか、何が起こるのか、
この複雑な世界観と活き活きとしたキャラクターを
キャッチコピーの「ようこそ異界へ、花嫁御寮」と結びつけ、
私たち読者を物語の中へ連れていってくれます。
(このキャッチコピーも見事に物語を象徴していて大好きなのです)
現時点でのお気に入りは「大地女神編」です。
ファンタジーでここまでしっかりとしたタイムリープものはうれしい。
続きの物語も楽しみにしています。
★ Good!
完結まで読んでないけど 逆上之助
2章は読んで無いです。ただ1章が綺麗に終わったのでこれは面白いものだと伝えたくて。ただ実は星付ける気がありませんでした。でも1章最後まで見たら後もうちょっとって気持ちが後押しされました。何度も読むのやめようかなと思ってて最後まで見てしまったのはやっぱりつまらないわけじゃないからです。
★★★ Excellent!!!
ひたすらにやさしくうつくしい物語 榊香(さかきかぐ)
っていうのが第一印象。本当にこのお話に出会えてよかったと思う。
読みやすさはさることながら、登場人物たちがいきいきと目の前を駆けていくような印象(感慨?)を抱かせる文末は最高。読後感がやみつきです。
★★★ Excellent!!!
和風ファンタジーが好きな人に是非読んでほしい さかな
美しく読みやすい文章でつづられる、かさねとイチの物語。
読んでいくうちにどんどん引き込まれ、2人と共に旅をしているような気分になった。
荻原規子さんの勾玉シリーズや、上橋菜穂子さんの「狐笛のかなた」を彷彿とさせる、和風ファンタジー。
★★★ Excellent!!!
一気に読んでしまった。 @cendrillon
とても面白いです!
イチとかさねの会話が面白い。
そして何と言っても物語がきれいです。
1話目から物語の世界観に引き込まれてしまい、
一気に全て読んでしまいました。