とても面白いです!イチとかさねの会話が面白い。そして何と言っても物語がきれいです。1話目から物語の世界観に引き込まれてしまい、一気に全て読んでしまいました。
兎路の娘としてしきたりにならい狐神に嫁ぐ……己に定められたそれが婚姻とは名ばかりの生贄だと知ったかさねが、突如現れた正体のしれない青年イチの手を取り逃げ出すところから、物語ははじまります。イチは、…続きを読む
とにかく世界観がツボです。神の世界と人の世界があり、その二つは不思議な「道」でつながっています。それは神の道とも呼べる四本の道と、主人公のかさねが「ひらく」ことができる莵道です。「ひら…続きを読む
っていうのが第一印象。本当にこのお話に出会えてよかったと思う。読みやすさはさることながら、登場人物たちがいきいきと目の前を駆けていくような印象(感慨?)を抱かせる文末は最高。読後感がやみつきです。
美しく読みやすい文章でつづられる、かさねとイチの物語。読んでいくうちにどんどん引き込まれ、2人と共に旅をしているような気分になった。荻原規子さんの勾玉シリーズや、上橋菜穂子さんの「狐笛のかなた」…続きを読む
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