白兎と金烏

作者

神の世界と人の世界、二つをつなぐ道をひらく少女の物語

  • ★★★ Excellent!!!

とにかく世界観がツボです。

神の世界と人の世界があり、
その二つは不思議な「道」でつながっています。
それは神の道とも呼べる四本の道と、
主人公のかさねが「ひらく」ことができる莵道です。

「ひらく」と形容するものとして「扉」を連想しがちですが
それを「道」とするのがまず面白いと思いました。

扉だったら、くぐればもう神の世界、みたいになってしまいますが
この物語では道なのです!
すぐ目的地にたどり着かないのです!
道をたどっていく中で、いろいろな出会いや事件があり、
これは旅の物語とも呼べると思います。

また神の世界の仕組みも面白い。
いろいろな神様がいて、世界を形作っています。


どうしてかさねだけがひらくことができるのか、
ひらいた先に何があるのか、何が起こるのか、

この複雑な世界観と活き活きとしたキャラクターを
キャッチコピーの「ようこそ異界へ、花嫁御寮」と結びつけ、
私たち読者を物語の中へ連れていってくれます。
(このキャッチコピーも見事に物語を象徴していて大好きなのです)


現時点でのお気に入りは「大地女神編」です。
ファンタジーでここまでしっかりとしたタイムリープものはうれしい。


続きの物語も楽しみにしています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

だもさんの他のおすすめレビュー 25