概要
遠くから見るだけでかまわない、何も望まない。だからずっと見ていたい……
18歳の剣士アツリュウは、天使のように美しい王女リエリーが歌う姿を見てから、『花の妖精』のようだと心を奪われる。けれど、ただの一兵士である彼には、遠くから見ることも叶わない人。
ところがある日、溺れる兄を助けようと、命がけで橋から飛び降りようとする王女を見つける。
「あなたは行ってはいけない!」
王女の代わりに命を懸けてセウヤ王子を助けるアツリュウ。
後日、セウヤ王子がアツリュウの元にやってくる。
「お前の望むほうびをやろう」
彼は迷った末に口にする。
「遠くからでかまいません。一度でいいから姫様を見たい」
セウヤ王子に気に入られ、護衛官となったアツリュウ。
王女もまた、アツリュウへの想いを胸に秘める。
兄を救ってくれたあの人、けして話しかけることなどできない。けれどせめてもう一度あの瞳
ところがある日、溺れる兄を助けようと、命がけで橋から飛び降りようとする王女を見つける。
「あなたは行ってはいけない!」
王女の代わりに命を懸けてセウヤ王子を助けるアツリュウ。
後日、セウヤ王子がアツリュウの元にやってくる。
「お前の望むほうびをやろう」
彼は迷った末に口にする。
「遠くからでかまいません。一度でいいから姫様を見たい」
セウヤ王子に気に入られ、護衛官となったアツリュウ。
王女もまた、アツリュウへの想いを胸に秘める。
兄を救ってくれたあの人、けして話しかけることなどできない。けれどせめてもう一度あの瞳
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