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概要
一欠けらの風景をのぞきこむように
そこは小さな漁港がある港町、薄尾ヶ原町(すすびがはらまち)。寂れた、人の影も少しずつ見えなくなっていくこの場所は、強い風が吹いてしまえば消えてしまいそうなほどの日常が過ぎていく。それでも今日も今日とて、この町では人々が暮らしている。それぞれの想いを胸の内に隠したり、曝け出してみたり。ざぁ、と波が寄せて返すように、繰り返す日常のひとかけら。何かが始まるのか、それとも変わらないものなのか。今日も潮風が町の中を通り過ぎる。
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