11 海は夕日色に満ちて
憧れの先輩がずいぶんと離れた都会の高校へ進学すると聞き、彼女は焦っていた。眼前に広がる海を見つめる姿を、大きな背中を、未来へ挑もうとする勇ましさを知っている。「諦めるの?」友の言葉に首を振り、先輩のもとへ駆け出した。この恋情は、海に堕ちる夕日のように未だ燃え続けている。
薄尾ヶ原町の風景 140字小説版 tamn @kuzira03
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。薄尾ヶ原町の風景 140字小説版の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます