13 ぼくときみ

「きみ、お母さんはいないの?」少年の足にすり寄る子猫に問う。けれども子猫はにゃあと鳴き、軽い足取りで離れるとその先に猫の家族が待っていた。夕焼け空に鴎が鳴いて、次いで母猫がにゃあと鳴く。さよならと言っているようで、少年はさよならと手を振って家族が待っているはずの家に急いだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る