22 眩しい姿

声をかける間もなく、息子が横を通り過ぎた。あっという間に背丈が並び、大きくなった背中がずいぶんと遠くにあった。ちょうど落ちてきている西日が刺さり、ぐっと目を細め、光に消える姿を見届ける。「ああ、眩しいなぁ」誰に言うでもなく、言葉を一つ零した。

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