23 ただの独り言
いつもの場所にいつもの猫。待っていましたとばかりにすり寄る可愛い奴。ビニール袋から今日の分のご飯を与え、小さな頭をつついた。「聞けよ、猫。さっき父さんがいたんだけど、全然釣れてねぇの。やっぱ俺がいねぇとだろ?」なぁ、だから町の外に出てもすぐに戻ってきても良いよな。
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