02 先は長く、しかし明るく

「先生よぉ」「な、何ですか」老年の厳つい男が、線の細い売れない作家を睨みつけた。「この前の話面白かったぜ。これ差し入れな」そう言って作家のバイト先であるコンビニに、わざわざ今朝の漁でとれたらしい魚を持ってくるのはどうかと思った。もちろん美味しく頂いた。

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