公爵家の双子兄妹は、生まれた瞬間から神を超越した存在として、謀略と固有能力で世界を無双する

お名前に興味を惹かれ読んでみましたが。。。
新感覚。
モノローグ？ダイアローグ？のほぼ地の文だけで進むのかと思ったら、
戯曲のような、お芝居のようなやりとりも始まりました。
新たな世界を見た気がします。勉強になりました。

　この作品を先日から読ませて頂いておりますが、実験的ということで内容がかなり練り上げて作られています。

　途中休憩が有りつつも、クセになる謎の「新境地」を見せられている感覚に陥りました。気付くと夢中になり、集中して私は読んでしまっています。この感覚はなんでしょうか。
　何故か、このまま終わって欲しくないという気持ちにもなります。不思議だ・・・・凄いです・・・・。

本作は実験的な試みのもとに書かれたファンタジーで、設定や構成に強い独創性があります。

エピソードの合間には作者の作品に対する考え方や想いが語られており、物語を綴るうえでの試行錯誤が可視化されていて興味深いです。

生まれた瞬間から神をも超越する力を持つ双子の兄妹が活躍する物語。巷によくある転生ものに飽きた方は、本作を読んでみてはいかがでしょうか。

生まれ落ちた時には、すでに特別だった公爵家の双子。

彼らは母親の胎内にいる時から学習をし、外の世界を知っていた！

読み進めるほどに主人公の双子に惹かれてゆく物語です！

さらにどんな話が繰り広げられるのか、楽しみでなりません。

洗練されて抑制の効いた文章は読み心地がよく、一気に読み進めてしまいました。

タイトルから想像される物語とはかけ離れた物語でありながら、内容自体は間違いなくタイトル通りの物語でした。
初めての読書体験です。

他の方にも是非読んでいただきたいと思います。

第一印象は、クォータービューで覗き込む惑星規模のシミュレーションゲーム

名作4Xターン制ストラテジーゲーム「Civilization 4」の大規模ModMod「FFH2 OAC」を想起させる物語
……の形式をとった、社会管理構築記録といった趣き

差し詰め主人公の二人は強志向を全部乗せした指導者＋無敵英雄ユニット二人分といった存在で、有効な結果を得るためには無用な戦力の拡張なども行わない

正に世界 ＝ ゲームの仕組みを理解しきったプレイヤーでありつつ、その上当然の如くワールドビルダーを使った他ユニット、指導者への不正操作も辞さない徹底ぶり

理想の社会構築の為なのでむしろ正常かなと、見て…続きを読む

流行りの要素を取り入れつつ、独自性が強い｢読ませる｣作品。
作者のこだわりが随所に見られる素晴らしい挑戦作だと感じました。
似たようなストーリーに飽き飽きしている人に、お勧めの一作です！

1週間昼が続くという異常気象の中生まれた双子。

その1週間の間で3歳児ほどまで成長した彼らは、帝国の発展や運命に深く関わっているとまことしやかに噂されます。

そんな彼らは、やがて神様すらも超えるほどの存在となり世界を動かしていく…！

新感覚の読み応え、必見です！

神を超える存在として公爵家に生を受けた双子により、物語が語られていきます。

作者様の、流行り物に対する挑戦的かつ実験的な作風に驚かされると共にいつの間にか引き込まれていきます。

テンプレ物に飽きたという方に是非オススメしたいです。

大輪の花が開くというのは、かすかに整っていない枝葉を間引き、剪定するところから始まる。
そういうお話。
元が大きいので、結構大きい。
かなり丁寧に手を入れているので、たまに読み返すほうがいい。
そう言う意味でもなかなか楽しい良質な実験作。

大変よろしいと思います。