概要
古代メソポタミアを舞台に、少女は神に託されし使命に向き合う
きらめく白亜の建物、遠くにそびえるジッグラトの姿。都市国家ウルクで暮らす巫女見習いナブリアは、幼馴染のラビアと共にユーフラテス川のほとりにある葦原へ遊びに行く。二人は大蛇に襲われるが、女神イシュタルに助けられる。
ナブリアの父はイシュタルの最高神官だ。彼は神託書に記された「星の巫女」がナブリアではないかと推察する。
ネルガルの使徒と呼ばれる邪悪な魔術師たちが、世界の平和をおびやかしているらしい。ナブリアは日々イシュタルに祈りをささげ、いつか来るだろう試練に備えるのだった。
ナブリアの父はイシュタルの最高神官だ。彼は神託書に記された「星の巫女」がナブリアではないかと推察する。
ネルガルの使徒と呼ばれる邪悪な魔術師たちが、世界の平和をおびやかしているらしい。ナブリアは日々イシュタルに祈りをささげ、いつか来るだろう試練に備えるのだった。
作品のクオリティ向上のために大切に使わせていただきます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!風が吹く。悠久メソポタミアの風が……!
最古の文明を誇るメソポタミア。
エジプト、黄河、インダスに並ぶ四大文明の一つにして、国々興亡の歴史ロマンをあまたに生み出してきた世界。
かく土地の一区画をはじまりの舞台とする本作は、まだまだ序盤にしてすでに壮大性を秘めています。
女神イシュタルの加護を受けた、ウルクの巫女見習いナブリアの試練の旅。
今、メソポタミアの都市は、魔術師一団・ネルガルの使徒におびやかされていた——。
シュメール神話オタクさんや古代文明マニアさんなら、まちがいなく目ん玉飛び出るくらい食いつけるはずです。
また、当方文明の歴史等には乏しいですが、知識に頼らずとも一つの少女伝として十分楽しめますし、何より情景描写が…続きを読む - ★★★ Excellent!!!はるかな遠きバビロンへ。神託に導かれる少女は、なにを想う。
チグリス川とユーフラテス川による肥沃な耕作地と水運の長所、鉱物資源に乏しい短所を、共に活かして東西交易で栄えたメソポタミヤ文明……教科書には必ず出てくる、歴史のロマンあふれる舞台です。
英雄ギルガメシュや女神イシュタル、悪魔パズズなど、ゲームキャラの出典としてお馴染みの方も多いでしょう。
本作の物語は、今も遺跡が残る古代都市ウルクに暮らす少女たちが、はからずも魔物と対峙してしまうことから始まります。
イシュタル神殿のジッグラト、女神の加護を受ける星の巫女、魔物と魔術を操るネルガルの使徒、バビロンへの旅立ちなど魅惑的なキーワードに彩られて、まだ序盤ではありますが、二人の少女ナブリアと…続きを読む