読んでいて涙が止まらない俳句でした。

　俳句だけでも素晴らしいのですが、解説というか、その後のお話が胸に迫ります。大好きな人と、お別れしなければならないのは、生き物として避けられない運命です。

　でもねぇ。

　もう！　ズルいんだから！

　虹の橋の向こうで、またお会いできる日を楽しみにしています。

癌に侵された患者とその伴侶の心情を丁寧に描写しており、読む者の胸を打つ感動作となっています。

癌という厳しい現実に直面した二人が、限られた時間の中で深く愛し合おうとする姿が印象的に表現されています。登場人物の一言一句には強い思いが込められています。伴侶への愛情を原動力に、最期まで前を向いて生きようとする患者の強さには感銘を覚えます。本作は、人生のはかなさと愛の尊さについて、改めて考えさせられる秀作であると言えます。

　朝から泣きました。
　間もなく訪れる死に向き合い、痛みと悲しみの中で今を生きる彼女たちの叫びと、そんな彼女たちに寄り添う彼らの、互いを想い合う心に揺さぶられます。

　そして、作者様の温かい眼差しが伝わってきました。
　お勧めです！