この祭りの俳句、ほんまにようできとんなあ。読んでたら子どもの頃のわくわくした気持ちがよみがえってきたわ。子どもの時ってなあ、祭りが待ち遠しゅうて、たまらんかってんなあ。いつもと違う特別な一日やさかい、めっちゃ、うきうきしてん。浴衣きんのも、下駄はくんも、ちょっとおませな気分やねんなあ。屋台の誘惑に目移りしながらも、好きなもん選ぶんが、また、楽しいねん。夏祭りってなあ、なんぼ年いっても特別な思い出として心に残り続けんねんなあ。
平易でわかりやすく、情景をとても素直に描いている。変にカッコつけてわかりにくくなっている俳句よりも好きです。原石ならではの素朴な美しさと申しましょうか。私個人はすごく惹かれました。