概要
「予はフランス皇帝なるぞ!」に、「私はその皇帝の母なるぞ!」と返した母
【あらすじ】
「子供の将来の運命は、その母の努力によって定まる」――皇帝にそう言わしめた女性とは、いかなる母だったのか。マリア・レティツィア・ラモリノと、ナブリオーネ・ディ・ブオナパルテの物語。
「子供の将来の運命は、その母の努力によって定まる」――皇帝にそう言わしめた女性とは、いかなる母だったのか。マリア・レティツィア・ラモリノと、ナブリオーネ・ディ・ブオナパルテの物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人生で一番つらいときに思い出すのは、きっと母の味
かのフランス皇帝ことナポレオンといえば、歴史にあまり馴染みのない方でも知っている有名な人物。そう、馬に乗った姿が描かれた肖像画のあの方です。
彼が残した名言はたくさんありますが、迷言もあります。
「余はフランス皇帝なるぞ!」
それに対して返された言葉は、
「私はその皇帝の母なるぞ!」
母とはもちろん、ナポレオンことナブリオの母、マリア。
こんな言葉が飛び出すくらいだから、皇帝の母らしく気位の高い女性なんだろうなぁと思うところ。
ですが、この作品のマリアという女性は慈愛に溢れた美しい女性、尚且つ厳しくも正しい女性として描かれています。
そして、作中には母マリアと息子ナブ…続きを読む