第14回 指摘事項あれこれ②

はい。あれこれのその②でございます。



◎季語が動く

 これを今頃ここで書くのかという気もしますが、忘れておりました_(._.)_

第1回に書くべきだったかなと思います。

 「この句は季語が動きますね」という指摘をよくされます。例えば、「夏の昼」という季語を使った句について、季語を「冬の朝」に変えても句が成り立ってしまうような場合に、この手の指摘を受ける感じでしょうか。

 この指摘を受ける時、季語のチョイスをしっかり考え切れていないという面と、季語以外が平板(その季語を使うことが必然となるような具体的な情景が描けていない)という面の2つが背景にあるのかなと感じます。

 この「季語が動く」問題、解決策あるんですかね?私はこうしている!というお知恵がありましたら、ぜひご教示くださいませ~。


◎強い表現や言葉が複数あると焦点がぼやけてしまうかも

 これは例えば、生と死、破壊と再生、戦争と平和のような、強い表現や言葉が句の中に複数あると、句の焦点がぼやけて、詠み手の感動のポイントが分かりづらくなってしまうということだと思います。

 インパクトのある単語を複数使うとその単語に目が行ってしまい、句全体の詩情が広がらないという感じなんでしょうかね?

 


 さて、これで今のところ思い付く指摘は終わりでございますよ。ただ、今後も指摘されることは増えていくと思いますんで、あれこれ①と②は再構成するかもしれません。

 

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