第10回 詠めない句っていうのがあるんですよ

やった~10回目です~。

回数を重ねられてうれしいような、それだけ指摘事項が多いってことだろと思うと悲しいような、複雑な気持ちでございます。


さて今回は少し趣向を変えて、指摘されたことではなく、私には詠めないなと思う句について書きます。


世の中にはいろんなタイプの句があるのでしょうけども、これはネコ?には詠めないなと思った2つのタイプの句があります(多分、これから増えていくでしょうけど)。


1つ目は、瑞々しいというか、若々しい感性で感じたことをそのままダイレクトに詠んだような句です。


コンビニのおでんが好きで星きれい 神野紗希


もう、色々と腐り果てている私には詠めないですね。気恥ずかしさが先に立ってしまいますし。

ただ、このタイプの句を詠む方が必ずしも若い人という訳ではなく、そしておそらく推敲なども念入りにしているのだろうというのが、まあ、面白いところというかなんというか。


2つ目は、詠めないし、読めない(鑑賞ができない)タイプの句です。

どういう句かというと、抽象画というか現代アートのような句です。

現代アートもその時代の機運や画家の生涯を知らなければ鑑賞が難しいように、俳句にも容易に読み手を寄せ付けない句があるような気がします。

こういうタイプの句は、自分が詠もうと思っても難しいです。

多分、長く俳句を詠まれている方は、鑑賞のポイント等が分かるのだと思いますが、ネコ?には鑑賞もできません。


水晶の夜映写機は砕けたか 堀田季何


何となく情景を想像したりするのですが、歯が立ちません(´・ω・`)

ナチスの引き起こした水晶の夜(クリスタル・ナハト)の情景、迫害されるユダヤ人のことを詠んでいるのかなと思ったり、でも全然違う気もするしなどとグルグルします。


どちらのタイプの句を詠まれる方も、素晴らしい感性と言語感覚を持っていらっしゃるんだろうなと、とてもうらやましく思います~。


なんだか、こういう他者から指摘されたことを書き連ねている自分が情けなくなってきますが、まあ、ボチボチやって行きますかね。

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