概要
自分の心の奥底に何やら怖ろしいものがある
化物も幽霊も出てきません。
超常現象も起きません。
一番怖ろしいものは、生来、心の奥底に潜ませてあるのです。
【注意】
虫などのグロテスクな描写が苦手な方は、どうか、ご注意ください。
超常現象も起きません。
一番怖ろしいものは、生来、心の奥底に潜ませてあるのです。
【注意】
虫などのグロテスクな描写が苦手な方は、どうか、ご注意ください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!流麗、明媚、然るにここにあるものは恐怖。
作者様自身が仰る通り、本作には化物も幽霊も登場しませんが、故にこそ本御作には、斯様な「化物」や「幽霊」と言った恐怖の表象を我々の心象に暗々裏に育んだ"原風景的恐怖"が存するように、私には思えます。
これはまさしく、作者様の人間心理への精通が成し得た業と存じます。
「化物」や「幽霊」。斯様な恐怖そのもののモティーフを通して"ホラー"を表現することは比較的容易いことでしょうが、恐怖の原理、恐怖の故郷を発見し、それを表現するに於いては、それら"恐怖そのもののモティーフ"は最早単なる夾雑物に過ぎぬことを(それこそある意味で滑稽なものに過ぎぬことを)、本御作を前に、我々は思い知るのであります。
殊に…続きを読む