第28話 ドワーフの嫁
冒険者ギルド
聖国と国教教会の連中は始末したので、マリオ君とリタちゃんエルフ解放戦線のネコミミナース巫女戦闘メイドを召喚して、ギルドにも魔王討伐をご報告。
まあ、魔王本人引き連れて街中を移動しているので、馬鹿でもわかるだろう。
「誰か助けてーーっ!」
「魔獣がっ、あんなに大きな魔獣がああああっ!」
裸魔王に縄化粧か裸コート一枚に首輪付けて「おさんぽ」してやって、聖都の街中でオッサンに奴隷忠誠誓わされて、わざわざジャニってるコンサート会場近くで羞恥プレイの真っ最中だろうが? 従魔の首輪見えないのかよっ。
『キュウセイシュー、何やら騒ぎになっておるが良いのか~?』
『ああ、かまへんかまへん(皇国訛り)、今日は無礼講やでえ~』
街の衛兵も次々に逃げ出す、第三騎士団がまだ帰ってないから、お爺ちゃんばかりの集団で、命を懸けても市民や信者守ろうとはしない。
聖都の外壁側に近いギルドに近付く頃には、右に行ったり左に行ったり一直線にギルドがある出口方向へと、こちらが目指す方向に逃げ出す馬鹿が右往左往東西奔走、魔王ゴジラガメラ案件で逃げ惑う市民達で阿鼻叫喚の地獄絵図になったが気にせず入場。
街を守る緊急クエストが生えたようだが、ここまで巨大すぎる魔王本人に適う訳なく、レベルが低い冒険者などたちどころに逃げ出してしまった。
「HAHAHA,オカエリナサイ、タカシサン」
「旦那様(////)」
うん、不遇系の令嬢に迎えて貰った、相変わらず屋外なら身長が5~10メートルあるように見える凄いオーラだ。
リタちゃんも凄い大きく見えるけど、マリオ君も更に一皮むけて(性的な意味で)大きな仕事をこなして、もっと大きい男になって帰ってきた。
身長20~30メートルぐらいに見えて、クジラに変身して地平線を超えて出て来る左門豊作か、今度こそハリスの旋風に出て来る番長レベルで、校舎を乗り越えてくるぐらい。
尚、少年漫画ではよくあることなので許容して頂きたい。
魔王討伐の報告をしに来た訳だから、もう大英雄、勇者と呼んでも差し支えないだろう。
ざまあ街道を突っ走り、ポーター仲間なんぞ遥かに飛び越えて、以前雇われていた冒険者どころじゃない大出世。おっと目から汁が。
『救世主(メシア)様、オカエリナサイマセ』
『救世主様に敬礼っ!』
相変わらずのエルフ解放戦線、余所者か何かが、エルフに手を出そうとして撃滅されて何人か死んでた。
「何をしとんじゃ、お前は~~っ!」
おや? ちょっと第三騎士団詰所に用事があって、教会では別行動していた騎士団長にドツかれた。あっちい、あっちいよう、騎士団長のオッサンの拳、あっちいよう。
「いや、毎回ギルドでは信用されないから、「魔王討伐してきました~~」な~んて言っても誰も信じないから、折角召喚したんだし直接魔王連れて従魔の印でも見てもらおうと」
「街中をこんな危険物連れ回すな~~っ!」
あっちい、あっちいよう、団長の拳あっちいよう。
まあ、済んでしまったものは仕方がない、聖国の王家も宰相も大臣も滅ぼして来て、貴族家一同沼入りの上でホムンクルスの刑。
適当過ぎる嘘で手柄取り上げて、召喚した余所者には勲章も感謝状も一切くれてやるものかと謀殺しようとしたので返り討ち。
聖国国教教会の教皇猊下も、副教皇も司祭長も神殿長も修道士長も修道院長も、全員悪魔崇拝者でホモジジイで権威主義の塊でプライド高すぎるオッサンだったので始末して来た。
もうこの国に俺に歯向かえる奴はいない、後は善人のビバンダム姫と団長ぐらい。
「たのも~~っ」
大体中に残っていた連中は誰が何をしたのか知っていたようで、ホムンクルスのギルドマスターから事情は聞いていたのか、震えながら俺の入場を持っていた。
まずいつも通りマリオ君が受付でご報告。
「魔王討伐のクエストを完了しました。魔王は星の力で何度も生き返る奴だったので、見ての通り、タカシさんが従魔で召喚獣にして連れてきました」
無愛想な三十路過ぎの受付嬢でも、ギルドのすぐ外にまで討伐対象の魔王を「おさんぽ」で連れて来られる、と言う体験はしたことが無いようで、流石に全長80メートルもあるムーの白鯨を突き付けられると、おしっこちびりながら失神寸前。
以前と同じで頭抱えて「ごめんなさい、ごめんなさい」状態。
『キューセイシューー、コレデヨイカーーッ! ヒイイイイイイイイイイイイイイイン、ギュアアアアアアアアアアアアアッ!』
背面飛びから海面に体当たりする方式で、いつものデカイ声を出させてやると、ギルド中の人間も逃げ惑う市民も全員制圧。
み~~んな丸まって地面に倒れ伏して、耳塞いで体中の穴と言う穴から水分垂れ流して、ガクガク震えて立ち上がることもできないし、指一本自由に動かすこともできない。
こうして聖国聖都も魔王に完全制圧された。
「ふう……」
ラウンジで茶でも飲みながら全員復帰するのを待っていると、また不遇系の令嬢が受付嬢を慰めていた。
「スミマセン、ウケツケジョウサン、アノオトコハコウイウヤツナノデス」
ビバンダム姫を慰める時と同じで、オイオイ泣いている受付嬢を抱きしめてやって、後ろ頭をポンポンしてやってあやしている。
スカートのお尻部分がビチャビチャで、恐怖体験をして三十路過ぎのキッツイ性格の女が、お漏らしまでして泣いている光景、何やら新しい性癖に目覚めてしまいそうだ。
まあこいつもビバンダム姫と同じく酷い目に遭って来たが、鼻で笑うような行為を何度もやったので許してやらない。
マリオ君が魔王討伐のクエストを受けて行った時も鼻で笑いやがったので、意趣返しに市民全員に魔王を目の前に突き付けて「おさんぽ」してやった。
ギルドがある南門より魔王の方がデカイので、これ以上は行動不能。
上を通すしかないが、旧細菌研究所には連れて行かないでも大丈夫だろう。と言うか魔王だと紹介すると勤務医が怒り狂って殺し合いになる。
『いやあ、来てくれて助かった。魔国と和平を結んだと言っても信じない連中ばかりだったから、直接見てもらった。聖国の宰相とやらはレベル90程度のゴミクズが魔王を倒したとかホザいたから、ついカッとなっちゃって』
『キューセイシュー、お役に立てて光栄だっ、また何かあれば呼んでくれっ』
魔王は笑顔?で魔界に帰って行った。
威圧制圧状態から復帰した市民やギルド一同は、デカイ海魔が消えていたので立ち上がり、緊急警報も鳴りやんでいたので家に帰って行った。
ビクビクオドオドしながらだが帰路に着いた。第三騎士団とかその一同には悪い噂が流されていたが、今回はその意趣返し。
宰相の孫が魔王討伐の大手柄を上げて、街中を紙吹雪の中、29日に放送した葬送のフリーレンみたいにパレードする下準備が着々と進められていたが、全て中止。
宰相も孫もご学友も婚約者も魔王にけつあな確定され、一瞬で貫通されて口から触手出されて手足引き千切られてバラバラにされてぶっ殺されて全員脂肪。もうパレードに出る奴はいない、いるとしたら帰ってきた第三騎士団。
奴らは今隣国辺りで英雄として歓待されて、ネーチャンもキャーキャーヒーヒー言って、いつも通り無断で抱き着かれてキスされている頃だろう。
ドワーフの村
「人間共を殺せーーっ!」
「負けてなる物か~~っ! ドワーフ魂を見せてやれ~~!」
「おおっ、おおっ、おおおおおっ!」
盛り上がっている所悪いんだけど、人間共の腐った傭兵団、全員地獄落ちにしてきました。
「え~と、士気が上がってるとこ申し訳ない、人間共全滅させてきました」
「「「「「「「「「「エ……?」」」」」」」」」」
歴史改変に来たが、何故か「今日」この日にしか出現できなかった。
地獄落ちの連中も、骸骨騎士にでも救われて2人程助かってるかもしれないけど、相手地獄の鬼とか騎士とか使徒だから、まあ人類程度には逃亡手段なんか存在しない。
地獄の刑期が終わるまでは死に続けて生き帰り続ける。
「え~? 人間は、全滅した?」
「ええ、女子供を待ち構えていた、山や谷にいた連中も全員地獄行きです」
「「「「「「「「「「エ……?」」」」」」」」」」
全員イミワカンナイ状態で、何度も「陽性です」「妖精なんですか?」のコピペを繰り返した。
傭兵団と一緒に地獄落ちして、馬形の魔獣に引き裂かれる所を拝見したり、ウマナミのブツをケツからぶっこまれたり、口の中にもイマラチオされて「ヒヒーーーンッ!」と叫ばれて口の中にタップリナカダシされた状況やら、ミノタウロスの化け物に美少年ハーフエルフが幼馴染の目の前でケツアクメ決めさせられる状況などを面白おかしく伝えると納得して貰えた。
偵察や見張り役の青年?がガクブルのまま、状況を伝えに帰って来たので、同族からの情報でも整合性が取れた。
「ま、まるで、地獄の蓋が開いたみたいで…… 人間は全員地獄落ちさせられて、地獄の鬼が一杯、一杯集まって来て、カハアッ、オロオロオロッ!」
真っ青な顔色で、もう地獄の中の出来事は話したくなかったのか、ゲロゲロ吐き始めてしまい沈黙。
俺が地獄の大悪魔で亜神と言うのも「馬鹿言ってんじゃねえよ」と笑い飛ばしていた連中も、目の前に悪魔がいると言う結論に収束。
「あ? 悪魔?」
「ええ、実はそうでして」
「ああ~~~~……」
俺が去った後、「これはっ? 貼り絵の天才画家、山下画伯っ!」とはならず、志村けんか昔の植木等並みに「お呼びでない? お呼びでない? こりゃ失礼しました~~」状態。
wikiでも見たが、植木等さんと言えば満面の笑顔で、映画と同じく「日本一の無責任男」と言う印象があるが、お父さんも仏教の僧侶でしっかりした方。
スーダラ節なども「あのような不真面目な内容が売れるとは、日本はどうなっているのか?」と苦言を呈すぐらい真面目な方だったようで、お弟子さんで坊やのドリフターズ世代としては、知らないことが多すぎる。
オッサン8~10人ぐらいで審議の結果、即追放とはならず「そ奴を捕らえよ」ともならず審査や査定が行われて、大勢過ぎる人間で村が壊滅させられるレベルのを、ドワーフ隊出動前に倒した功績も考慮されて、貴重な物品を村にもたらしたことも、「トモダ~チトモダ~チ、フレンズフレンズ」という訳で逮捕されずに済んだ。
「さあ、何でもあるよ~~…… 駄目?」
再び流浪の商人の振りをしようとしたが、そちらは却下された模様。
人間の傭兵団が現れたので、宴もヒエッヒエ。口の中が戦闘とか逃げ出す方向に変わっていたので、宴会で酒飲んでツマミ食って、支払い全部小銭で済むのは終了のゲームセット。
「え~~、それでは、これらは贈り物と言う事で全部持って帰ってもらって頂いて結構。次は転移ゲートの先の解説などを……」
舞台も客もヒエッヒエの大火傷だったので、次の宴会芸転移ゲート。
間違って逃げ込んだうっかりさんとか、ドジっ子属性で迷い込んだのは別として、女子供は決められていた通りに山や谷に逃げ出していて、そのまま捕まるディスティニーだったが、どうせドワーフの石頭ならそうなるだろうと先回り。
津波で山に逃げ出しても、教師連中が追い掛けて連れ戻して平地を歩いて行進させ避難させていると、津波が到着して「宜しくニキー、ドサーーー!」と全員流された馬鹿の見本みたいだったが、決まりなので仕方がない。
決まりを守れない、守らない人間だけが生き残る案件。
「この先は別の「星?」」
「ええ、違う場所で、人間もいませんしエルフも獣人もいません」
恐々、戦士達が斧やハンマー持ったまま転移先を見に行って、肉食巨獣とか魔の森にいるような魔木とか食人植物がいないか調査。ソッチの方は手抜かりなく全部沼入り。
「こうやって植樹してみて、土壌菌も近いか、植えた植物が育つかも試しています」
諸葛孔明も所詮は書生であった、蜀地から持ち込んだ麦を植えても、寒冷な北地である漢中では麦は穂を付けなかったのだ。と言う訳で、実植して穂を付けるか試してある。
農期一期程度では判断できないので、人間の脅威があってもニ三年は移動できないだろう。
その間に来た人間の食いっぱぐれは連中は、俺の分体が地獄の蓋開くから、全員地獄落ち決定。
こっちは瘴気で死にかけの世界樹とか、新世界樹の分け株とか無かったので、荘厳な雰囲気はなかったが調査開始。
まあ、土魔法で建物の外側だけを大量に発生させて、ドワーフの家を真似て作って、山小屋的に利用できるように。
「こいつは凄い、向こうの山並みまで何もおらんぞっ」
探査能力がある奴が、拡張して探査しても魔物魔獣は存在しないし、土地は瘴気で汚染されてない。
ついでに元の世界の、魔の森も魔木も食人植物も土壌菌も瘴気ごと撤去して、真空乾燥して木材に。
いつものペンペン草も生えない焼いた土と一緒になったので「痩せた土地だぁ」の法則で肥え撒いて山土混ぜて堆肥撒いて、畝作って歌でも歌いながら耕さないと何もできない土地。
地球から堆肥でもポタッシュでもリン分でも何でも持ち込んでるが、カーギルの遺伝子改良種とかラウンドアップ耐性がある種は持ち込んでない。
ドワーフの中でもチンピラやルールを守れない奴はゲートを通れないので、腐った奴のアジト的には利用できない。
いずれドワーフとも悪魔の契約を結ぶかどうかして、悪人と無能は消えて貰おう。
「では、ひとまず退散させて貰って、ゲートの先を調べたり住んだりしてみてください。善人でドワーフしか通れませんので人間の軍隊が来ても通れません。それでは」
「待て」
帰ろうとしたが引き留められた。
「嫁を選んで連れ帰るがよい、それと村を出たい者がいれば連れて行って欲しい」
「は?」
急遽ドワーフの嫁取りが決まった。若くても髭もじゃの女ならお断りしたが、ここのドワーフは最近流行のツルペタロリドワーフなので可。
身長120センチ以下の小柄属性と、貧乳属性持ちで髪の毛が多いだけで、ミニマムAVとか団地の階段で撮影する、どう見てもJSに見えるロリAVに子供服と子供の運動靴履かせて出演か、アパートの一室で中学生ぐらいの合法ロリが二人ほど出演するJC物が撮影できるレベル。
まあギャランドゥ濃い目で、体毛とか腹毛ケツ毛も濃いめだろうが、発毛前なら……
混血は良いことらしいので、ミレーヌさん(仮名)を出産して貰おう。
村の広場に戻ると、転移ゲート開けて人間の傭兵団来ても瞬殺出来て、どうやらレベル12億もある大悪魔で亜神。オリハルコンでもアダマンタイトでも酒でも穀物でも何でも持っている男として扱われ、これは嫁でも出して取り込んでおこうと言う話になったらしく、誰の家の娘を差し出すかとなった模様。
各家から嫁候補が出されて、相性が良い娘がいれば何人でも連れ帰るように言われた。
「さあ、各家から希望者が出た。選んで何人でも連れ帰ると良い」
本能的に、本日の襲撃のように滅亡の危機で、いずれドワーフ族は滅ぼされると悟っているのか、ほんの少しでも外で生きていける道を探ってやった親心かも知れない。
村の支配階層の娘なので、パパ活円光バカ娘は居ないだろうが、女の本能で働きもしない家に一銭も金入れないオラオラ系DV男を父親にして托卵しようとする奴はいる。
一応人間の男を選ぶ必要はあるが、こんなオッサンじゃなくてマリオ君とかマリオ君とかマリオ君とかを選ぶ奴は必ずいる。
きっと「奥さん、駄目です、俺はタカシさんに返し切れないぐらいの恩が、妹だって救って貰って……」「いいじゃない、いくじなし、この体が欲しくないの?」みたいな感じで迫られて、ま~た赤ニンジンを食べられてしまってチューチューされ「大きすぎて上に座れない」が聞けることだろう。
俺も身長175ある巨人で、不老不死なので薄毛を治して多少若く見えるようにしてあるが、魅力的男性オーラとかフェロモンは出してない。
それでも金は持ってる金属は持ってる酒は持ってる穀物もあると言う訳で、こんなクソ貧しい村には飽き飽きしている、珍しい物好きな娘が何人か出て来た。
枯れ専でオッサン好きのファザコン系、父親を早くに亡くしたか離婚して家に父親がおらず、学校の先生とか先輩とか上司とかを必ず好きになってしまう。西洋で言う「神父の恋人」が、まず金目当て都会暮らしを目指してエンカウント。
手始めにアクセサリとか髪飾りに首飾り、イミテーションでもこっちでは真珠や偽ダイヤは宝石で、ALIEXPRESSで売ってるような、一個百円以下の指輪とか便利な魔道具出してやったら全員でキャーキャー言って選んでいた。
「これあたしのっ」
「取らないでっ、これ私が貰うんだからっ」
「は~い、サイズも在庫も一杯あるよ~、押さないで押さないで」
嫁候補には出て来なかったのに、アクセサリー配布会場になると女ども全員でバーゲンセール並みに殺到して来て、結婚している厚かましいオバハンまで割り込んで来た。
まあゴテゴテと着飾って高級そうなスカーフ巻いて、髪飾りやらネックレスやら腕輪やら、全部の指に指輪ハメてるようなバカ女は却下。
皇太子殿下で現天皇陛下みたいに「ティファニーに寄って、宝石などをあれこれ、と言う方はちょっと」と言う訳で、ジャラ付いている寂しがり屋系統とか、あのちゃんみたいに実年齢三十路で左手にビッシリリスカ跡があるメンヘラリスカ女は問題外。
いじめられていたり疎外されていたり、痛みを知っている系統か、IQ高めで取説でも教科書でも読める、いつもの不遇系をレベルアップした方が、信用度も忠誠度も違うのでそちらを。
宝石類に一切興味を示さなかった奴とか、ソッチよりも金属の方が気になったり、ハンマーや斧を見比べていた奴の方が信用度が高い。
所ジョージの奥さんみたいに、誕生日プレゼントが宝石とかブランドバックじゃや無くて「斧」の方が喜ばれたり、野生児とか価値観が違う人が良い。
「この村は人間共に狙われている、外から情報を得たり、外から村を救いたいとは思わないかね?」
「え?」
何もエルフ解放戦線みたいな、ガチのカクメイとかテロ行為とか独立をやらせようという訳ではないが、いつものレベル上げしてやって、俺以外の男が良ければ交尾するなり子供こさえて出て行けばよい。
チャラチャラしたアクセサリー類には目をやらなかった子だが、何を求めているかは分からない。
「はい、連れて行ってください」
若いのが数人、女だけじゃなくて男も帯同して外で情報収集。ついでにレベル上げして雨にも風にも負けない体に。
一部の者が外に出て暮らす事にして、十人少々の集団になった。
ヴァチカン市国
「お帰りなさいませ、聖使徒様。魔王とやらは討伐できましたでしょうか?」
「ええ、問題なく。死なない相手なので和平を結んで、従魔で召喚獣になって貰って、どうやらあちらも被害者だったようで、浄化の聖石とやらを回収してまいりました」
こちらでは「魔王?」討伐ミサとか、チベットでも折伏のための満願成就で読経三昧、エルサレムかメッカでもモスクで大規模集会が行われていたらしい。
こちらでも有害なデーモンコアを見せると驚かれて、クズ魔石を焼き固めて魔力練り込んで単結晶で取り出したのは有効らしく、旅客機などでも燃料ぶっ放して空飛ばずに済むそうで、船便を浮かせて運搬できる模様。
造船業界と言うのは、ガワは韓国でも中国でも良いそうだが、パワーユニットはどこそこ製、船員はインド人でもフィリピン人の出稼ぎでも可。内装はどこ基準と指定があって、アジア人のチビッコしか通れないのは却下。マークスなどの大型顧客の指定通り作って納品する仕様。
そのパワーユニットが久しぶりに別のが指定され、遮蔽付きのデーモンコアで、飛空船仕様の物が就役した模様。
港に入港するところで終わらず、荷物積んだまま相手先まで空飛んで行くそう。
墜落しない航空機扱いらしく、300キロ以上出して空力で浮かばないで済む豪華客船に乗って、飲食など楽しみながらベッドで横になって眠っていれば現地到着と言う船旅。
こちらも成層圏の上に噴煙出して、熱い所は熱くなりすぎないようにしてあるが、デーモンコアで街ごと二十四時間冷房したり暖房したり、水が少ない砂漠ではドバアアアッ!と出して、多すぎる所では回収して水と塩に分解して持って行ったり、便利に使えるらしい。
「神が生み出したもう奇跡の装置っ、水の生産から回収、空飛ぶ船、あらゆる奇跡を起こす装置「賢者の石」」
だ~からそれはデーモンコアだって、魔力詰め込み過ぎでパンパンで、明らかに人体に有害なチェレンコフ光発してるし、生身で剥き出しのデーモンコアに接近したら、東海村でバケツで臨界事故起こした奴らみたいに、心臓以外の器官が全部溶けてしまって、細胞から崩壊する危険物。
まるでジャイアントロボに出て来るシズマドライブみたいに、安全安心で完全回収エコでロハスでsdgsみたいに言ってるけど、ジャイアントロボ並みに原子力で動いていて、もし街中で撃破されると汚染されて、そこ住めなくなるからね。
シズマ博士はノーベル賞貰えても、BF団に地球静止作戦実行されて、失われたバビルの塔発見に使われるからね。
フォークリフトにパレット乗せて電球交換するような、現場猫案件で「ヨシッ!」すると、相手デーモンコアだから「ああっ、ああああああっ!(パレット崩れて床面血塗れ)」じゃあ済まないからね。
他にも居住困難地域には物品は配達されなくなったので、住める都会に出てくる人が絶えなくて、都会の人口も激減(俺のせい)。
でもすぐに盗んで調達をしようと言う人物は、一人残らず殺してあるので治安は大丈夫。
内戦中で不安定化工作中の中国やロシア(俺のせい)からも人が出て来て、住めるようになった砂漠とか、人が減りまくったアフリカに移住して来て、居住権求めて純粋な黒人がいなくなるレベルで混血開始。
金髪で青い眼した北欧系の人物は、今世紀中にいなくなるそうだが、その前に純血の黒人種が失われてしまいそう。
身長二メートル平均の部族とかも、クリント・イーストウッドの映画みたいに、主治医がいつの間にか中国系の人物に変わっていて、行きつけの店も何もかも中国系の人物に入れ替わっていて、隣にも中国系の人物が引っ越してきているレベルで、作中に出て来るアイルランド系の散髪屋まで中国系の人物になるぐらいで入れ替わり。
でも盗みと武装強盗と略奪と放火と強姦で手に入れようとする人物は、一人残らず殺し尽くしてあるので治安は大丈夫。
イーストウッドみたいに、周囲全てから中国マフィアに銃で撃たれて射殺されたりしない。
でもアフリカなので一年の平均気温が全部一緒。夏と冬が無いので、カルデラの中の二酸化炭素の泡沫が放出されず、小地震があった時に全部一気に放出され、地平線の彼方まで二酸化炭素で全員窒息死させられるのがアフリカ。
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