概要
世の中には童貞であることを気にしすぎる人と、気にしすぎない人がいます。
仲間と共に魔王を打ち倒し、世界を救った勇者。
数百年ぶりに訪れた平和な世界。しかし戦いが終わっても尚、彼は童貞だった。
「いや、勇者が童貞じゃダメだろ」
今や王国の救世主となった勇者。それは王の中の王であり、男の中の男であるべきだ。
なのに、未だ勇者は童貞だった。大地を割る剣と、海を燃やす魔法と、空よりも広い心を持ちながら……女性関係はさっぱりだった。
勇者の仲間である騎士は、そんな勇者を『風呂屋』に誘う。
じきに王女との結婚も控えている。そんな勇者が、いざという時に恥をかくようでは困る。そんな余計な、しかし切実な心配と気遣いがあってこその提案だった。
イマイチ乗り気にはなれないし、なんなら半分くらい騙された形で『風呂屋』に行くことになった勇者。
しかしその店は、勇者の『子種
数百年ぶりに訪れた平和な世界。しかし戦いが終わっても尚、彼は童貞だった。
「いや、勇者が童貞じゃダメだろ」
今や王国の救世主となった勇者。それは王の中の王であり、男の中の男であるべきだ。
なのに、未だ勇者は童貞だった。大地を割る剣と、海を燃やす魔法と、空よりも広い心を持ちながら……女性関係はさっぱりだった。
勇者の仲間である騎士は、そんな勇者を『風呂屋』に誘う。
じきに王女との結婚も控えている。そんな勇者が、いざという時に恥をかくようでは困る。そんな余計な、しかし切実な心配と気遣いがあってこその提案だった。
イマイチ乗り気にはなれないし、なんなら半分くらい騙された形で『風呂屋』に行くことになった勇者。
しかしその店は、勇者の『子種
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!童貞と書いて”ちから”と読む。ありそうでない唯一の小説(主にギャグ)。
”世界を救ったけど、僕はまだ童貞です”
第一話タイトルからしてパンチのある本作。
果たして童貞でいることは悪いことなのか。
そんな事に悩む主人公である勇者に次々と襲いかかる刺客(主に美女)たち。
ある者は小さい頃から勇者を知るちょっと危ないお姉さん、ある者は共に冒険をともにしたやはり危ないお姉さん、ある者は特殊な営業形態で摘発を逃れるやはり危ないお姉さん etc…
果たして勇者は童貞(ちから)を守りきれるのか。
いや、いいんじゃないか。
え? そもそもなんでこんな事になっているんだっけ?
ええ? まさか貴方までが!?
…と二転三転どころでは済まないドタバタコメディ。
軽く読めて、大い…続きを読む