概要
日夜、裏では能力者による凡人への差別・暴力・殺人が繰り返されていた。
能力者は『ある理由』から表立って動くことはせず、警察機関も手を拱く状況が続く……
そんな折、現れるは『異能狩り』と呼ばれる存在。
能力者から力を奪い取っては、虐げられていた凡人に分け与え、徐々にその勢力を拡大し始める。
次第に反旗を翻すようになる彼らを、警察は『狩人蜂』と称し、特定異能指定暴力団に指定した。
しかし、そんな『狩人蜂』も警察の潜入により瓦解。『異能狩り』の名は程なくして消えていった……
そんな『異能狩り』騒動から二年後、異能力開発学園に一人の天才が転校してくる。
名を大和慧。彼は転校して早々、能力者から力を奪い取らんと『狩り』を始める。
しかも
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- ★★★ Excellent!!!その言葉は何を見ているのか…。
第3章まで入りましたのでレビューをしたいと思います。
『暴露』とは、本作で禁忌とされるもの。暴かれれば最後。異能力は失われることになる。誰であったとしてもその呪縛から逃れることは出来ない。そのような事態になるとなれば避けるのが当然の理。
それを異能力者の学園に転校してきた「大和慧」はそれを驚異的な頭脳をもってして早々にやってのける。周りを寄せ付けない冷たさは周りを忌避させるには十分で、厄介ごとを呼び寄せるには十分だった…。
とかく謎多き人物。やってきた理由、暴露する理由、正体。全てがミステリアス。彼が歩む道の果ては…。
長々と書きましたが、張り巡らされた伏線と大和が切れ者ということも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!誰が為に、彼は『暴く』のか。
物語の舞台は、西暦2038年。世界人口の約半数が異能力を隠し持つ現代。
日夜、裏では能力者による凡人への差別・暴力・殺人が繰り返されていた。
『異能狩り』騒動から二年後、異能力開発学園に転校してきた者がいた。彼は転校して早々、能力者間で御法度とされていた『暴露』をすることで、『狩り』を始める。
転校生の名を大和慧といい、どうやら普通の高校生ではないらしい―――?
ある時、とある生徒の能力を『暴露』することで消し去ってしまった彼は、クラスでも浮いた存在に。
さまざまなところに伏線が散りばめられており、大和がなんのために学園にやって来たのか、そもそも彼は何者なのか。興味をそそられます。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異能力者の集まる学園で繰り広げられる、熾烈なバトルが魅力
物語は、異能力開発学園――能力者が集うその名門校に、『大和慧』という男子生徒が転校してくるところから始まります。
彼は転校早々、禁忌とされている『暴露』を行ってある生徒の異能力を消し去り、危険人物として注目を集めることに。
そして大和がこの禁忌を冒すのには、とある目的があって――。
本作の魅力は、能力による派手なアクションはもちろんのこと、たくさんの登場人物間で交わされる頭脳戦、そして張り巡らされた巧みな伏線です。
ミステリーの要素をふんだんに含んでおり、推理しながら読むのが好きな方に特におすすめです♪
また、各自の持つ異能力もそれぞれ特徴的で、その能力や代償を考えながら読むのも楽しいです…続きを読む - ★★★ Excellent!!!手に汗握る展開や厚い友情がとても良い、素晴らしい作品
所々に伏線が仕込まれていて展開を少し読める……と思いきや、私の力不足で全く読めないです(笑)
それはさておき、この作品はクスッと笑える日常回や手に汗握る展開がとても楽しめます。また、いつもクールな大和君(主人公)の熱い一面が見える時や、厚い友情を感じる時には感動できるのもとても良いです。
大和君をはじめ、個性豊かな登場人物達のやりとりは、時に笑い、時に感動できるものです。大和君を取り巻く関係の変化が感じられることもあって、この作品の中でも彼らのやりとりは私のお気に入りです。……同じようなことを二度くらい言っているような気がしますが、きっと気のせいでしょう。
明るい雰囲気の時もあ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異能対異能の手に汗握る学園ファンタジー
多くの人間が異能力を持つ世界の物語。
しかしその能力を正しいことには使わず、間違った使い方をする者が世の中に蔓延っていました。
そんな中、ある学園に一人の天才少年が現れます。
その少年は禁断の異能を狩る能力を駆使する者でした。
禁断の能力「暴露」。
これは様々な条件をクリアしないと発動できないので、物語は単に能力者対能力者のバトル物ではなく、推理物のような要素もあります。
主人公の大和慧は、非常に不器用で無愛想なところがありますが、ところどころ見せる優しさで憎めないキャラクターでもあります。
また彼の周りを固める登場人物達も個性があり魅力的。
ヒロインや女の子達も可愛く描けています。
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