概要
そのバーで知り合った彼や彼女は、吸血鬼かもしれない。
もし、現代日本に吸血鬼が暮らしていたとしたら……。吸血鬼のための「特別な一杯」を提供するショットバー、Raining。そこに集う吸血鬼と人間たちの日々を描いた群像劇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人間と吸血鬼が織りなす、甘くて少しビターな群像劇を、とくとご覧あれ!
この作品で主な舞台となるのは、Rainingというショットバーです。マスターの修斗さんの元には、日によってさまざまな人間や吸血鬼が訪れます。
この作品に漂う雰囲気は、バーが舞台ということもあり、大人びた感じがします。私はバーに行ったことがないんですが、まるで実際に訪れているような空気感を味わえて、ちょっと大人な世界を覗いている気分になれちゃいます。
群像劇ということで沢山のキャラクターが登場しますが、それぞれ個性があるので、貴方の推しも見つかるかもしれません。ちなみに、紹介文のリンクから登場人物紹介のエッセイに飛べるという、素敵な気配りもありますよ!
ローファンタジーが好きな方や、バー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!吸血ははBARにいる
吸血鬼が出てくる小説ですが、ホラー要素はありません。
バー「Raining(レイニング)」には、たまに吸血鬼のお客様がいらっしゃいます。
彼らはこのバーで提供されるあるカクテルを飲みにやってくるのです。
現代日本に吸血鬼が生息しているというお話。
彼らは人知れず人間社会に暮らし、生活しています。そしてこの物語は、そんな吸血鬼が通うバーと、彼らに絡む人間たちのお話。
それぞれのエピソードで、吸血鬼や人間たちにスポットが当てられ、それぞれの恋や生活、結婚の問題なんかが語られます。
吸血鬼と吸血鬼の話だったり、吸血鬼と人のカップルの話だったり。いずれにしろ、激しい話はありま…続きを読む