概要
ジー・デヴィール解散!? 殺人、拉致に脅迫と欧州ツアーはトラブル続き。
【ZDV series #9】 世界的な人気を誇るロックバンド、ジー・デヴィール。そのフロントマンであるルカは、学生の頃から恋人関係にあるバンドメイトのテディと、そろそろ結婚しようと考えていた。
あらためてプロポーズをしたルカは、この機会にと過去のあやまちををテディに打ち明ける。ルカの誠実さにうたれたテディも、ずっと秘密にしていたあることを話す。しかしルカは何故云わなかったとテディを責め、プロポーズを撤回して姿を眩ませてしまう。
その話を聞き、ルカに憤りテディに寄り添おうとするユーリと、ルカの気持ちもわかるというドリューが言い争いから取っ組み合いの大喧嘩を始め、解散宣言までとびだす始末に。
ヨーロピアンツアーが始まっても、ずっとルカとテディの仲は冷えきったまま。そのうえ、プラハで自宅と事務
あらためてプロポーズをしたルカは、この機会にと過去のあやまちををテディに打ち明ける。ルカの誠実さにうたれたテディも、ずっと秘密にしていたあることを話す。しかしルカは何故云わなかったとテディを責め、プロポーズを撤回して姿を眩ませてしまう。
その話を聞き、ルカに憤りテディに寄り添おうとするユーリと、ルカの気持ちもわかるというドリューが言い争いから取っ組み合いの大喧嘩を始め、解散宣言までとびだす始末に。
ヨーロピアンツアーが始まっても、ずっとルカとテディの仲は冷えきったまま。そのうえ、プラハで自宅と事務
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!リアリティって、こう云うことさ。……の一つの答えがここにある。
世界的ロックバンドが、組織犯罪に巻き込まれていく。そう聞くと、並みの腕の作家なら荒唐無稽な夢物語に堕してしまいそうですが、これは最後まで現実感を失わず、読み応えある物語となっています。
我々が日常接することのない世界でありながら、リアリティを感じるのです。それを可能にするものは、確かな筆力に支えられた文章と、圧倒的な下調べの蓄積がもたらす世界の再現力。
音楽や欧州各地の風物、それに麻薬や銃器。ディテールのなかにリアリティを埋めこむことで、どれだけ物語の説得力が高まるか、まざまざと見せられた思いになります。書く人も読む人も、ぜひ読んでいただきたい作品です。 - ★★★ Excellent!!!ミュージシャンのツアーの日常が興味深い
ミュージシャンのヨーロッパツアーの日常描写がとってもいい感じです。
セリフの言い回しも海外小説っぽくて好きな感じです。
特に各文節の締めの書き方がよかったあ~。
現在のところの最新話で登場してくるある組織を取り上げてるのには、なかなか興味深いものがあります。
個人的に一番気にいっているのは#16での公園でのエピソードで、ぐっと心が掴まれました。とっても良かったです!
僕は、音楽にも疎いし、言葉足らずになってしまうんですけど、映画の「ドアーズ」とか「スターダスト」が好みの人にはぐっとくるかもしれませんね。
最新話から次第にサスペンス度が増していくように感じるので続きを楽しみにしていま…続きを読む