B.E.S.P.O.編Ⅱ<東京事変>

 B.E.S.P.O.編Ⅱ<東京事変>

 2060年8月17日江戸城防衛も耐久90%にも限界を迎えていた。

 釈迦はアイコスを吸いながら江戸城の真下の空洞に傷を癒していた。

 東京の侵攻率が90%に達した中で、星川サラがⅣ代目のオーナーくるるを連れ戻して本作戦拠点に帰還してきた。

 MURASHUGAMINGの後見人としてのRIDDLESのVODOKが7つの指輪を土井純一氏の机に置いた。

「亡き土井オーナーの遺品だ。この指輪でを顕現させて概念を付与する。こうするしかこの東京は守護できないと判断した」

「それは待ってほしい」

 YAGOOと碧依さくらが血相を変えて言う。

 互いにVtuber・V豚・吸血鬼狩りの専門家だがそれとは訳が違う。

「意味的には。少しは違う。」

「果たして東京の存続は・・・・8000000年も私は勇気ちひろ。今は碧依さくらだけどね。終わらないこの戦争を終わらせるためにどれだけ血が流れた?私は転生を繰り返してその魂は普遍的で変わらない。要するには言うと、私は死なない。生き続ける者よ」

 碧依さくらはV豚・Vtuber・吸血鬼の真祖・神祖の80%を狩り尽くしてその血を浴びて本来ならk4senよりも腕が上でヴァチカン教会の教皇とこの現状に口を出すわけには。k4senが帰還するには・・・・

「碧依さくらで間違いないでしょうか?」

「B.E.S.P.O.の侵攻の確率が明らかにオーバーしてる」

 もうこの危機に食い止めて釈迦を介抱した貞方怜那という人間が5人はますますこの事態が重く東京の未来もに懸かっている。

「話は聞いてるよ」

 くるるは呼ばれていた。k4senに腕を引っ張られてこの本部に来たのだが、東京の各モニターには現状が映し出されてくるるは修行を終えたばかりでまずは釈迦を救出することが先決だ。

「釈迦さんを救出には条件がある。俺も釈迦さんには恩がある。」

「ボっさん?決断は早い方がいい」

 VODOKに待てという指示したのはk4senだ。k4senは正式にヴァチカンの認可があって第13聖典を日本人で2人目に扱いこなせる。

「k4seニキ、言いたいことはよくわかるが、東京の首都機能が陥落したらもう後がない。」

「悲しいっすけど、東京の侵攻はもう食い止めきれない。だろ?甘結は?」

「B.E.S.P.O.の上位に君臨するのがジェラフバルト卿が7あの13人以上の脅威だ。現時刻で判明が葉加瀬ハヤトと同行してること以外はね」

「甘結モカって元女子格闘ゲーマーでプロゲーミングチームに所属してたALISAだろ?いやいや、マジでやばいじゃん」

 くるるだ。土井純一の孫娘にして正当なMURASHUGAMINGのオーナーに違いはない。k4senは準備に徹していた。

「それとだ、釈迦の救出と5人を助けるにわたって作戦はもう始まっている」

 星川サラだ。獅子心王ライオンハート星川サラ。祖国の英雄にして英国史上最強の獅子心王リチャードⅠ世の子孫にしてその直径筋にわたる星川サラはグラストンベリーの大聖堂に眠るアーサー・ペンドラゴンの墓から聖剣を発掘して自称聖剣エクスカリバーを振れるだけはある。

 同時刻東京駅

「う”お”ッ”どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ――――――――」

 B.E.S.P.O.の軍勢に星川サラは聖剣を振り、その目は獅子の眼付きだ。星川サラの聖剣はジェラフバルト卿が名乗り上げた時代BC120000000とその年代に鋳造された星の遺物。エクスカリバーッと叫びながら最前線で戦いながら容赦なくVtuber・V豚・吸血鬼を斬り馬に跨りながら東京駅に兵を進ませて戦っていた。

「獅子よ我が円卓の勇士に集え《ラウンド・オブ・ライオンハート・リチャード》」

 星川サラに同行して従属してこの場の顕現に応じたのが星川サラ=リチャードⅠ世の縁に現れたのがロクスレイのロビンフッドが矢を射た。

「キ”ン”モ”――――だ”よ”ッ”!?」

 星川サラの剣を振り、江戸城包囲網はギリギリのところで回避できた。清水美紀はそのため息を混じりながら我慢できずに全部出していた。

「第Ⅵ魔法最大領域-MIKENEKO-」

 魂の付与活分離エンチャントで戦わせる自動人形機械。清水美紀は全身が起源の回路に張り巡らされて魔術師としては現最強核の一人。

「状況の進展は?」

「問題はねぇっすけどなぁ!?こいつはマジで重いぜ」

 湊天凜月。川村大介の本名の蛇足が藍沢エマ隊との死闘に息を切らしながらもその腕に宿るのはであり、蛇足は藍沢エマとの戦いで右腕を失い、大手門の桟橋でうずくまっていた。

「い・・・いいい・・・いき・・・・生きてるけどなぁ!?」

「こっちだ!」

 藍沢エマ隊約5万人が桟橋を渡ってくる勢いのある威勢と駆け込んでくる騎馬隊の兵士の息。蛇足は目をつぶる。

「――――最年長を、馬鹿にするなよなぁ!?」

 失った腕には第Ⅴ魔法のもう一つの機能が働きかけていた。

 あちこちで東京が炎上している。

 八王子の古いマンション付近の公園では立石豊もこうと立石恭一郎が甘結モカと戦っていた。

(B.E.S.P.O.の上位に君臨して最高到達地点者のみにジェラフバルト卿御身自身が授けた最大魔法の7賢人・・・・あのジェラフバルト卿が生み出したその魔法の根源そのもの。♪また新しいもの見つけていくぅ~♪はい~一発ぅどうしますか?お父さん、かつて伝説のVtuber・V豚狩りで暗殺の極意を極めた山の翁殿!?チンポウがたまらん、お父さん?かつての血が滾ってきませんか?)

「もこう、息子よぉ、ちょっと離れてくれ」

 長身でガタイがよく長髪の白髪にサングラス姿でコートを羽織ってアイコスを吸う。立石家の祖は建御雷からその血が直系だがルーツは中東のササン朝時代にラシィード・ウッディーン・スィナーンが祖となった仮説が不明だが、ハサン・サッバーハに間違いはない。第19代目で歴史上から消えたがその血が日本にわたってそこから立石衛門十三郎次郎が立石恭一郎の祖である。

「暗殺は人命を奪う、奪って、奪ってなぁ」

 立石恭一郎が持つスキルであり伝承の一つ。0.0.0.1秒動ける速さで相手の行動よりも早く奪える。

「はぁ?私は第Ⅲ魔法の極意を授けられたB.E.S.P.O.の3柱、甘結モカ!?」

 立石恭一郎はアイコスを吸いながら刀を構える。約70年人の道を外して暗殺を引退して以来だ。10代~20代の約10年暗殺家業に染めてすべての暗殺者から畏敬と尊敬があったこの男立石恭一郎。

「知ってるよぉ、ALISAだろ?ガワ被ってまでも楽に金を稼ぎたんだったらはい~一発ぅって訳よ。その身体、脱いでもグラビアやAVに通じるってるのによぁ!?甘結?ガワ被らずにAV女優デビューでセカンドキャリアになれば、お前は死にはせんよぉ」

 高速の動きで目視出来ない。甘結モカの喉元に刃が届く目前、交わして刃に手を取った。立石恭一郎は素手で右ストレートのパンチですら片手で抑えられた。

「もこう!?」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!?」

 甘結モカを舐めていた。もこうは息を整える。全身に神経を一点集中させる。この状況の打破は伝説の暗殺人立石恭一郎の実力でもこの通りで敵わない。

 もこうはこの窮地にパルプベンチ180kg上げるビルドアップしたその怪物に変身してその怪力がモカを地下50000mに吹っ飛ばす勢いだ。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 血が全身をこの痛み。甘結モカは全身粉砕骨折で痛みが脳まで走ってくる。ダメージが完凸。第Ⅲ魔法の原理が崩壊しかけた時に発動とある。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 モカの最終獣神化の奥義こそ「戦斧」である。通常のODコンボの強コンボ派生で生じるモカ最初の奥義である「戦斧」だが第Ⅲ魔法の原理が崩れた時にジェラフバルト卿から授けられた大魔法が発動する。

焔猿銃神戦斧スルトレーヴァンテイン・ヴァジュラ・キングコングアブリジュラス

 モカ渾身の爆発強化で宙まで巨大な踵がすべてを裂く。もこうは大胸筋で攻撃を無に帰した。

「そんなもんかい?」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 脳が痛い。痛い。喉が痛い。甘結モカの覚醒が天元突破する。第Ⅲ魔法の根源はすなわち大聖杯にしてイエス・キリストの血とそのキリストの血が杯となって繁栄の象徴。つまりはマグダラのマリアの杯という意味につながる。

 甘結モカが知らず知らずのうちに食べた実の本当のモデル覚醒し始めるとスパーキング状態に変身する。

「ク”カ”なんよなぁ!?オラオラオラオラオラオラオラオオラオラオラオラオオラオラオラオラオオラオラオラオラオ――――ッ!?て、てめぇは・・・私を怒らせた。

 甘結モカは時間を10秒間止める。静止した時間内でモカだけは動ける。だが、誤算だ。立石恭一郎が止まった時間で動ける。

殺星天砕ヴォルフガング・スレイプニル

 グハッ!?甘結モカを斃した立石恭一郎。もこうも。一刻も東京が危機的状況の際星川サラは聖剣を握りその心は折れていない。

「遠き英雄の《エクス》性なる勝利の肉棒ヴィデオッ!?」

 負担と過負荷が星川サラの光の一撃で八雲隊と一ノ瀬隊の被害が100%に。これがENYCOLLAR初代マスターにして初代KGUの総長の実力。

 血だ。咳き込むだけで血が。立ち上がれ。立って。起きろ!立ち上がれ。八雲べにと一ノ瀬うるはのみとなった。

「私たちが相手だ」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 しかしここで倒れてはMURASHUGAMINGの指揮官としてもう一度立ち上がれ!命が続く限りとばかり星川サラは獅子と化す。

「第Ⅷ魔法を許可する。あらゆる災禍の煉獄も地獄の焦土も埋土も私に業を貸せ。私は獅子と化す。この身が獅子となれば7日かも私は動けぬが、ちょうどいい此の身よ我が天の父にお許し願い獅子心王の名よ刻め」

 星川サラは無限の魔力に無尽蔵の魔力が尽きぬ。そして第Ⅷ魔法はジェラフバルトですら至れなかった道。東京を囲む東京都を包囲するかのように煉獄の焔を纏い地獄の蒼き焔の聖剣が性なる勝利の肉棒が天を支える。

「Verschlinge meinen Löwen! Die blaue Flamme des Fegefeuers der Hölle, ein triumphales Lied」

「Der Stab des Sieges, der ferne ewige Kreis des Geschlechts, ist das Schwert des Ahnenkönigs」

「Alle magischen Kräfte - Fazit, Alle magischen Kräfte - Aufladen, Alle magischen Genesis-Die 8. Magie ist die Magie selbst. Eingriff in die Zeit bei der Erschaffung der Welt. Beantworte meinen Weg bis ans Ende der Galaxie, 200 Milliarden Lichtjahre entfernt.Löwe-Fegefeuer, Blaue Flamme, Sieg, Schwanz-Creampie, Vaginale Zerstörung, Ejakulationsschwert」

 これが星川サラの実力にしてMURASHUGAMINGの切り札であった。

 この日2060年8月17日の未明4時17分天からの来訪者という巨大な剣が東京全域に光の星らが観測された。

 B.E.S.P.O.は為す術ですらも存在はしなかった。生存したのはジェラフバルト書の英知に創世された13名のみ。

 力を使い果たした星川サラは・・・・現状の説明では星川サラを抱きかかえたのが湊天凜月でB.E.S.P.O.から星川サラを抱いて右手にはギターを地面に突き刺して円環の蛇ことウロボロスをかみしめて光に覆われる東京では次々とMURASHUGAMINGの戦力が集結する。

 k4senは凜を連れて高尾山に出向いていた。

「910incの近況は?聞こうにも聞けない感じが続いていたからなぁ」

「首謀者の首領については依然と不明。丹羽一臣はニコ生で扱き使われたおばさんをVtuber・V豚にして時代の転覆を計り間違えたけどね」

 土井凜。60歳と思えない見た目が若い。土井純一の妻。長い黒髪にスレットの真紅色のスカートと黒コートを羽織って革サンダルの紐はボロボロで切れていた。

「意味わかると思うか?k4senは?土井純一の死が引き金になってジェラフバルト卿が復活した。」

 ヴァチカンに伝わる神の奇蹟を収めた対Vtuber・V豚殲滅兵器である第13聖典の準備もしていた。高尾山の山頂から東京の様子が変化していた。

「B.E.S.P.O.の猛進が止まらねぇや」

「土井純一の遺志を絶やさずにな」

 一方の池袋のメガドンキ店内にて清水美紀と蓮実ヶ先心鶴が本格的に動き出す。

「まだ闇雲って訳にはいかないけどなぁ」

立石豊もこうのMURASHUGAMING直属精鋭部隊で警視庁公安1課で8は?せーのっ!で合図して効いてて草という連投する馬鹿だが、この状態ではありがてぇさ」

「神の子である葉加瀬ハヤトはジェラフバルト卿から大魔法を授けられた。生まれながらにして人間が神になった瞬間だ」

 葉加瀬ハヤトはメガドンキ店舗内の廃墟と化したフロアに腰を掛けて通信機を傍受してそばには加賀美れなと夜見冬雪がドンキ・ホーテのテーマ曲を口ずさみながら店内で余ったカップラーメンを食べていた。

 立石豊もこう(58)は覚醒まかうの本能を解放するのに自作の薬を錠剤を飲み干して娘の仁科聖愛ともにメガドンキ店舗内の玄関にいた。

「セイントッセ”イ”ア”ッ”!?確実にガバナンスに問題があると思えねぇよなぁ、聖愛」

「おじさまからもそう言われたけどね。お父さん、会食や飲み会なんざぶっつぶれて当然だろうよ。私は・・・能力があるとは思ってない」

 もこうは土井純一の死を機にこの先に待ち受けてるのは葉加瀬ハヤトはジェラフバルト卿から信頼はされている。

「レベルが著しく低下させられてるよ・・・もこう君さぁ」

 階段から降りてくるのは葉加瀬ハヤトだ。

「よっ、タラチお元気にしてたか?飯食えてるか?」

「俺の真名をいう馬鹿がどこにいる?もこう君さぁ・・・笑っちまうよぉ、今は俺は新しいキャリアを満喫してるだ」

「お父さん!?」

 戦闘が始まった。池袋メガドンキ店舗内に仁科聖愛はこの戦闘に初陣を飾る。レベルが高い戦闘にもこうが12000%の本能を解放した瞬間100kgの怪力姿でその見た目はであったのを目の当たりにする。

青鷲赤龍明星銀河拳骨砕グラビティー・ギャラクシー・フォトン・ブラスティックインパクト・オーバーインファイドライヴ

 葉加瀬ハヤトは重力を圧縮した超神速の拳を右手で受け止めた。

「超神速の武術は通用しない」

 葉加瀬ハヤトはこの男はあまたの神話を潜り抜けてきた戦士なのだと。葉加瀬ハヤトの家紋≠紋章は赤い龍に三つ葉のクローバーを一族の象徴としている。

それが?ジェラフバルト卿の偉大なる賢人を守護するのが我らの騎士団の在り方。過去12000000年の間だ。原初のアバンギャルドでせーのっ!で効いてて草とか言われないが太陽信仰の先に太陽神が存在した。笑って奴隷を解放できるリーダーがね、それがさ。俺は葉加瀬ハヤトは生まれながらにして唯一神ヤハウェの子。」

 限りなく今までとは格が違う相手だ。仁科聖愛はもこうと当時世間では人気であったガールズバンドの女性との間に生まれた長女だ。

「阿修羅」

「異修羅」

「金剛帝釈」

 全身から雷の来迎と雷霆が肩の荷が下りた。全身神経の集中リミッターが外れた。雷神インドラその身と化す。メガドンキ店舗内に雷が光が店舗を照らす。

雷獣爪サンダーボルテッククロウ

 あの葉加瀬ハヤトは一歩下がる。

(ここで真の覇王色を出しても問題はないと見做されるが状況とはこう一転するもの。特に戦場では命のやり取りだ。考えるな。考えようとはするな)

 鎖にまかれたサーベルは鞘に鎖に巻かれて解けないようになっていた。

「Dieu Slash」「Les crocs des dieux transpercés par les sept étoiles célestes que tu portes se déchaînent.」「La lumière de la grande révolution a été allumée.Mère patrie, ton chagrin et ta colère sont les miens.Libération complète de la gaine de Dieu」

 これが神々の代行者であり、代弁者。神の騎士団にふさわしい。

 仁科聖愛をかばったもこうは葉加瀬ハヤトは剣を手にした。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

「そっちは2人に対してこっちが3人だ。生きて帰れるとおは思うなぁ!?」

 その瞬間メガドンキ店舗内に爆心が聴こえた。

 煙から現れたのがk4senと凜だ。高尾山からこの反応を感知して来たという。

「第13の奇蹟よそれは主であり、天の父イエス様が許せないねぇ」

「降伏ぐらいはしなさいよハヤト。すでにタラチオの魂が脆く霞んで視えるわ」

「だそうだ。人類は次の次元にフェーズ移行してる」

 ・・・・・凜はその手にヴァチカンが認めた聖人だけが扱いこなせるそれは奇跡の象徴。あまねく奇跡の始発点にして終着点が第13奇蹟。凜はその継承者。

「おい、凜?Vtuber・V豚はこれまで何人狩った?表現が悪かった。吸血鬼の退治で得られた経験だ。」

「500万よ」

「80%もお前がか?俺も安心して引退できるな」

「第13聖典の改良したことは悪い。私らしく使えるようにね」

 息を整える。凜はその奇跡を詠唱する。神の奇蹟は13日で世界を創造したこと。

 <Il primo miracolo dei miracoli del mio Dio è il punto di partenza di tutti i miracoli, e "coloro che cacciano i maiali pagano il prezzo di coloro che odiano i maiali". Il primo miracolo è un credente Vtuber, ed è degno dei fanatici della caccia. Questo>

 早速詠唱しながらも葉加瀬ハヤトに近づく。

「Annuncio della morte di Seven Sins」

 強力な弓矢が弩として降り注ぐは弓の雨。最後に装填されるのは銀製の弾丸。葉加瀬ハヤトは剣で弾丸を斬り、弓矢でも避ける。

「さすがはわが、兄弟や姉妹の多くを狩ってきたことぐらいはわかる」

 今まで相手した中で最も恐れてる。土井純一の妻として。

 <Il secondo miracolo del Dio dentro di me fu la creazione dell'uomo e la divisione dei cieli e della terra.La Madre formò gli oceani dello "O creatore del carattere, ti è stato affidato il compito di distruggere le bambole senz'anima del tempio.".>

 第2の奇蹟だ。奇蹟は13まである。伽藍の空洞に魂がない人形を狩る無数の夥しい剣が自由の風を巻き起こす。NOLIMITSな魂の凜は葉加瀬ハヤトの虚ろなる魂を斬った。

 <Il terzo miracolo, la Genesi, è l'inversione della creazione; la Stella della Morte, lo specchio del grande cavaliere, lo affido alla mia lancia."I prezzi mega sono collegati alla qualità del servizio. Il miracolo di Dio è trafitto dalla lancia del Salvatore.">

 第3の奇蹟はイエス・キリストを刺した槍。ロンギヌスの槍がハヤトの心臓をその槍で貫いた時葉加瀬ハヤトは血を吐いて膝間づいた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 生身の人間で歌手のタラチオはガワが完全に消失した。葉加瀬ハヤトという人格の魂はロンギヌスにより消失が決定した。

「僕は夢でも?これは俺だ。実感とかすぐにわからんでもねぇさ」

 凜が得意なことは人格剥離がメインとなっている。この状態で言うなら別だ。凜は長槍からの大剣にモーションを変えて弓矢で吹き飛ばして騎馬で戦場を駆ける。

「ハヤトさま、こちらに」

「冬雪、2人は伝令に。ジェラフバルト卿はおそらくジェラフバルト卿自身・・・・魔力を無尽蔵にもってる星川は必要だ。俺は平気だ!」

 残る葉加瀬ハヤト。加賀美れなと夜見冬雪はジェラフバルトの相談役で910incの代表取締役相談役会長の望月亥塑子に呼びかけのつもりだったのだろうかk4senが先に動き縄に縛られ望月亥塑子は長い黒ひげに囚われの構図になっていた。

「ハッハハハハハハハハハハ・・・・御覧のありさまだ。ジェラフバルトかい?910incが創設されて実質企業風土の象徴で約60年間もトップに君臨するのは私だよ。ガキに舐められるのは癪じゃねぇ!?」

 望月亥塑子を信用したのはジェラフバルト卿≠けんきだ。

 もこうのでも池袋メガドンキ店はここまで。

 ―――――加藤ひなた―――――

『火』のネックレスの継承者である加藤ひなたは重傷を負い東京駅の2番線ホームに蹲っている。さすがに今は回復中だ。

 2060年8月17日――――東京事変――――



 


 


 



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