第ⅩⅩⅤ章虹に輝く泪と天を割く拳に誓う友の遺志
2060年―――B.E.S.P.O.決戦前夜―――
その前に星川サラと関優太が語ったのは明治初期の回想だ。
時代は幕末で世の中が尊王攘夷で騒ぎたてる中、幕府の重臣が世間を気にしてか先の将軍家茂公が将軍職退位後に水戸の斉彬公の息子慶喜公が将軍職に就任。その江戸では緊迫する尊王攘夷に対抗するのにれいわ新選組の募集が行われた。
「済まんが、募集するにあたって武士とは関係なくてもいい。日本を護る気持ちがあるなら大歓迎だ」
「ん?入り給え」
「失礼します。尾張藩士尾張徳川家関佐内の嫡子関優太と申します。所属はZZZETAストリーマー部門に所属しています。刀は振るったことが握ったことはありません。拳で。拳で」
この歳も行かない若者こそ後の阿弥陀寺住職関優太である。刀は帯刀しておらず、拳だけで志願しに来たのだ。
薄ら笑いする友禅の前に200を超える若者がれいわ新選組に入隊希望しに来た。
江戸城の鷹の間に待機していたのは、山本太郎と立花孝志が2人持っていた。
れいわ新選組入隊志願者の中には会津藩士の関優太と共に五稜郭で新政府軍と死闘して北の大地で戦死を遂げる王葉山舞鈴が眠たそうに目のクマがあって刀も握ったことがない学校も中学卒業で高校は中退家で引き籠もっていたが、会津藩士の松平容保公の剣術指南役を務めた斎藤魁の薦めで江戸城のれいわ新選組入隊志願に無理矢理連れられ、斎藤魁の子女王葉山舞鈴は中退して引き籠もってばっかだが人生で初めて徳川慶喜と謁見が許された。
関優太は松の間の中庭の縁側で胡座をかいていた。
「もう帰りたいよぉ」
「王葉山、バカ、待て!武士じゃな」
「いやいや、第一、私はFPS苦手で触ってもないでしょ」
「今、日本は脅威に曝されてる。将軍職がこのご時世になってのことを考えよう、尊王攘夷が騒ぎ立てれば一瞬にして崩れる」
「友禅、友禅、私は不安で仕方ない。家茂公亡きあとに私が就任した。視ろ、友禅?入隊希望者は?」
「へいっ、平岡殿!?」
「まぁ、私は徳川の味方ですから・・・」
「シツ礼申し上げます、友禅殿。私は麻倉。麻倉出雲守叶葉嗣朗の子女麻倉ゆあです。京にて異変があったことを報告申し上げます」
「ちょうどいいところに来た。ゆあくん?君の腕を信じよう。今日付でれいわ新選組に入隊を命じる。」
「わ、わた・・わたし・・・え!?」
この女性麻倉出雲守叶寿葉嗣朗のご子女の麻倉ゆあ明治・大正では改名して明治天皇からの拝命により華澄家初代当主になり、議院制度で現在の衆議院自由民主党の初代総裁を務める華澄結愛は二天一流の免許皆伝にして示現流・北辰一刀流・天然理心流の腕前を持つ幕末の動乱に短いながらも人々の記憶には残る剣豪であった。後の新選組3番隊隊長齋藤一と共闘して会津戦争では会津を防衛した。
「京の異変か」
「えぇ、長州藩と薩摩藩の動きが活発に。会津の?会津藩の容保公が京都守護守護職御預かりとなって考えようかね」
「新選組を西と東に用意しては?」
関優太だ。縁側に胡坐をかいてる間話や意見が飛び交ってるのを聴き耳に立てていた。関優太は身長186㎝79kgある体格がよく拳1つでここまで来た。
「その妙案を今すぐに出す、全部出す!?」
友禅とはこの時から明治維新後の中務局までの付き合いだ。関優太は阿弥陀寺の住職になるのは60過ぎてそれまではれいわ新選組の隊長と維新後においては現在の福島県の知事を務めて福島の明治期を支えた男でもある。
「長いなぁ」
友禅と慶喜公の入隊選考の志願者の面接は30日間も続いた。この間30日間はれいわ新選組の仮として江戸から京都に浪士組として参勤して京都御所の警護に勤めた。
局長として山本太郎・副長補佐に立花孝志含めて150人ほど。
安政7年・京都御所
「局長!?山本さん」
「京都守護職に預けた身。一時だが、御所や京に騒ぎを起こしてみろ!私が斬る。私は優しくないのでね。ねぇ、立花君」
「そうっすねぇ、局長はなんでも斬る心があってないようなもんすよねぇ」
「京についてまずは壬生浪士組と情報共有する。むこうでは馴染みがいてね」
山本太郎局長の馴染みで水戸からの浪士。芹沢鴨だ。京に来てから関優太と王覇山舞鈴は故意に密接な関係を共にした。王覇山の姓は日本に2軒ほど。王覇山匡生は松本匡生の分家由来で宗家は紅音紅莉威鵡の末裔である天寿院家の高野山が菩提寺となっている。
葉山家がリスナーの名称で王覇山と名乗り出した。
安政7年井伊直弼が江戸城桜田門にて水戸の浪士一派に襲撃され、暗殺。薩摩藩も関与とある。御所でのこの一件を受けてれいわ新選組初の・・・最終試験が始まる。
「友禅殿!?」
「やぁ、やぁ、オメェらの最終試験の始まりだ。」
「友禅殿、今から厳しいことだ。れいわ新選組に興味がある人間が江戸城にて待っている。と、俺は案件PEX案件SEX孕めッェ”オ”ラァ”ッ”!?というのは冗談で慶喜公もいよいよ危ぶまれてる」
「それを私に言う意図は?」
「山本君、なんで君を推薦してやったと思う?元新選組8番隊長の原田左之助であった君自身が記憶の魂を取り戻す過程で推挙してやったんだよ。君自身、新選組の原田左之助とは縁がある。だから、今回のれいわ新選組の局長としてボクが勧めた」
「それは感謝しております。最高のラッシュでGOラッシュで私自身今回のYeheeeeeeeeeah!?な気持ちとしてナナナナナナナナナナナッ・・・・れいわ新選組の局長確かにこの件私の件引き受けます。ところで、友禅殿?桜田門に逝くんですか?」
「勿論さ、僕の能力は
「分かりました、山本太郎君」
織乃坂友禅は刀を振り、十字に斬りこんだゲートが開いた。
―――――江戸城―――――
れいわ新選組が来る間煙管を咥えて大太刀を帯刀してる女性が正座して待っていた。
1長い金髪に156㎝の小柄な女性が見た目では10代で止まっている。
名は星川サラ。初代KGU総長を務める一方でENYCOLLARマスターの初代だ。ENYCOLLARは約4世紀から5世紀中期に設立され暫くは初代の星川だったが逝去後にⅡ代目は今の政治と日本に不安を抱いて闇落ちした。郡道美玲は中世中先代を統治していたのだが、初代とジェラフバルト卿の研究に費やしてⅢ代目はENYCOLLARの基礎と基盤を築き上げた田角陸。田角陸はKGUの基礎を創り上げる。
初代はジェラフバルトから魔法を教わり、未完成の魔法の代償として命との在り方も封じられることになった。
ジェラフバルト卿はニュイ・フランヴェルジュ・ド・ヴェスタニエの実姉。孤独ながらもGOラッシュな狂わされた人生を彷徨いながらもニュイを追い求めていた。自分を殺せる人間を。
「私はジェラフバルトを見つける」
星川サラは重い腰を上げた。今、日本の危機に直面しているのは水面下にジェラフバルトの存在がデカい。現に長州・薩摩・肥後肥前・佐賀藩の過激派の攘夷派の浪人・浪士が各地を這いつくばって旅館や路地裏が禁足地になっている。
「ん?どうかしたかしたかい?」
「悪い、悪い、友禅殿」
「星川、最終試験を受ける身だな?人類に文明が創世されて間もない頃だ。エンシェントワンワールド世界は海洋民族でたった一つなぎの大世界を築き上げた。僕は・・・
「受けるさ。」
星川サラは立ち上がってその剣を腰に差して聖剣の本来のモデルを腰に帯刀してアイコスのブラックメンソールを吸い友禅は十字に斬りこみをゲートが開いた。
「れいわ新選組最終選考の会場だ。大老井伊殿の命を護る。あの人が幕府に必要な人だ。星川殿は先刻にて桜田門の裏側に廻ってほしい」
頷く星川に。友禅も刀を鞘に納める。薄子力也作の逆さ刃の刀だ。
「では、逝ってくるとしようか」
「気をつけろや」
新雪舞う雪の季節。桜田門の裏側には星川サラがため息をまじりながら大太刀をかまえる。
表に面した場所から5km以内に関優太と麻倉ゆあが局長山本太郎と副長の立花孝志が刀を握りしめる中水戸藩士の勤王派の志士が約15名桜田門を通る井伊直弼を暗殺のタイミング、動き出す!
「今だ!」
「御用改である我らは幕府傘下のれいわ新選組ッ局長山本太郎である!」
「局長、薩摩藩士と長州藩士が城を囲んでいます。最悪は城内にて斬り合いかと」
立花孝志は冷静に刀を鞘から抜く。鬼の副長土方歳三ともう一人いた。生まれは大阪の商人の長男で生を受けたが武士になるのを夢見た。それから田角陸が塾を拓いていたのでそこで学び、14歳〜19歳の約5年間ヨーロッパで修行して日本に帰国後は幕府の外交を任せられるようになる。
「では、井伊直弼を守り抜けれ!全部出す!全員斬れ、斬れ、斬れ!」
圧巻だ。れいわ新選組最終選考の面接死合に山本太郎は刀を振り、水戸藩士を斬っていく。局長山本太郎が刀を抜いた瞬間、斬り合いが始まる。
大手門と桜田門にて、織乃坂友禅が人を斬れない逆さ向きの刃で薙ぎ払っていく中、背後に5人が煙のように現れて水戸藩士を斬り合っていく。
「幽、その辺にしておこう」
「わかっていやすよぉ、友禅さん!?」
「うおwwwwwwwww」「うおwwwwwwwww」
「けけっwwwwww」「けけっwwwwww」
「ひひっwwwwwww」「ひひっwwwwwww」
「びゃおう!」「ンンンッン”ン”ン”ン”まかうぅ」
「どりゃぁぁああああああああああああああああああ」
「アーッア”ァ”ア”ァ”アーッア”ァ”イ”ク”ッ”イ”ク”ッ”イ”ク”ッ”」
30名を超える水戸藩士の叫びと血が飛び交う。薩摩藩士が隙をついて江戸城内に侵入を目論むが赦されない局長山本太郎の名刀が冴え渡る。
「徳川にあだ名を為す・・・・俺が相手遣わす」
示現流と独特の叫び声と掛け声の薩摩藩士を一刀両断していく山本太郎と立花孝志。
刀を鞘に納めるカチッと音がする。井伊直弼が顔を出す。
「伊勢守?これはどういうことだ、説明を頼む」
「彦根守殿の命を護ったまでの事。」
「そうか、城内に入った侵入者は?」
「おりません、某たちが斬りました。大老井伊直弼殿。自己紹介か?人生3周目かは知らぬが元新選組原田左之助で今はれいわ新選組の局長を務めています山本と。山本太郎です」
「右に。私はN"H"K"を”ぶっ”壊すでお馴染みの立花です。立花孝志です。徳川に縁があるか?立花宗茂の末裔です。」
「ほうか」
このことが事の始まりだ。関優太と王覇山舞鈴はれいわ新選具に正式に入隊が決まりそして舞台を江戸から京都に移る。
京の町で、拳が犇めく音がする。関優太は刀を一切使わず拳を握りつぶすだけで長州や薩摩から長州藩士が一目置かれる存在となっていた。
都について安政7年(1860)から3年の月日が流れた。文久3年(1863)局長山本太郎は尾張藩士から2人家元の総本家から京に来た。後の東京都知事と副知事になる横山緑とファン太がれいわ新選組の局長補佐に就任した。
尾張徳川家からの派遣の要請で尾張から京に来た2人の若き志士が局長補佐としてここ八木邸を間借りして新選組との共有に至った。
「お前ら、もう3年月日が流れるの速いなぁ」
「山本局長こそ、最近誰とあってるんですか?」
「GOMUSCLE!GOMUSCLEッ!?俺は局長が誰とあっていようが興味ありませんよ。けど、今の立場上幕府に貌が利く。山本局長は旗本の身分ではなく伊予出身の伊予の貧乏人が1発でOUTよりの詐欺っすよね?」
「そんなことぁない」
山本太郎はここ最近夜には会食があって日の出と同時に朝明けに帰って来るが多い。関優太は拳を磨きに入れて武士としては異例だが、その拳が天を割く。
星川サラは煙管を咥えて、その聖剣は本来の選定を場にて認められた『王』の証。AD499にブリテン島に生を受けた星川サラにとって今の時代が人類にとっては大きな分岐点に過ぎない。
「また、動乱の匂いがする」
「星川?人間はこの先どうなる?」
「はて、どうかな?シンギュラリティは確実に起こされる。AIにとっても。Vtuber・V豚・配信者が政府の上の立場で支配権を掌握する。そして、Vtuber・V豚を狩るのが人間だ。支配の鎖を断ち切って自由を勝ち取る」
煙管を咥えて八木邸から外に出ない星川サラは刃を抜いた姿を見た事がない。
「そうだ、関?お前と私は似た者同士だ。私は拳を振らずに剣も抜かない。だが、お前は?拳は振る。その拳は人を殴るのにつかわない心掛けよ」
「うっす」
れいわ新選組の本家の新選組は浅葱色の羽織だが、本家のオマージュとしてれいわ新選組は青と赤と白のトリコロール柄の羽織を採用した。
事件が起こる前は嵐の前の静けさであった。
「おい、起きろ、優太!」
「どうした?王覇山ァ」
寝起きの関優太はすぐに顔を洗い水一杯を呑んだ。
「集まってくれ」
局長山本太郎並びに副長立花孝志に横山緑とファン太が前に出た。
「その筋の情報は正しい今宵は池田屋が騒がしい。新選組の到着を待つより我らが出る。準備せよ」
「京の町に火を起こすんだっけな?帝が住まわれる御所の襲撃、明らかにこの国の転覆だ。見過ごすわけにはいきませんよ」
関優太の運命が変わる夜だ。
その頃池田屋では池田屋の1Fには『水』のネックレスをぶら下げた10代後半のロン毛の茶髪にアイコスを吸うサングラスをかけた男性が銃を置いて手に持っていた刀を店主に預けて登る最中だった。
「川上君!?」
「川上先生、桂さんがお呼びですよ」
「桂さんに言うてくれ、れいわ新選組の連中がこっちに来る。まぁ、遅いがな」
池田屋に集まっていた長州・薩摩・土佐藩士約50名。
れいわ新選組第13番隊隊長にして新選組8番隊組長の川上力。福岡の久留米藩出身にして長州のスパイとして潜入。かつては人斬りと呼ばれていた18歳のロン毛の少年が階段を登る。
「先生、先生お逃げください!」
「退いてろ」
銃弾の発砲音。階段から倒れていく藩士が下腹部に銃弾が貫通して即死だ。
足早に弾を装填して2階に着くと、40名ほどの藩士が刀を構える。
〈だから言ったんだろ?お前は慌て過ぎだって。私は清水閑雲の妹である身だが貞方怜那の意識が私にもある。ドリンク付き食べ放題¥1000の時間制限なしでカレーや台湾メンチの食い放題ぐらいは労わすぐらいの気苦労頼むよ〉
「はい、はい、日南ちゃんは心配性だなぁ」
<他訳が、んなぁ訳ないさ。釈迦?あとは油小路まで走れ。れいわのヤツに貸した借りは返した。ソレに喰わず嫌いの者の山本太郎は一枚岩にしては危険だぞ>
甲冑姿でもなく着物を羽織って長い白髪に110㎝ある爆乳でくびれが目立つ女性が二刀を構えて釈迦を視る。
「油小路までは走れるか」
<まっーたく誰に言うてる?ネックレスの継承者を守護するのが私の役目だ。貞方家は代々『水』のネックレスを守護してきた。私は貞方怜那本人であり、日南であり、白銀ノエルでもある。ぶっちゃけ言えば同一人物だよ。釈迦、時間は稼いだぞ、油小路まで全力で走ってあとの祭りはれいわ新選組に任すぞ>
「そうだな、済みませんね。桂先生。約1年間長州について教えてくださって感謝します。」
「川上君、残念だ。互いに意見が合わなかったという事か」
「逃げましょう、桂さん!?新選組がこっちに来ます」
「僕自身の采配のミスだ。高杉や久坂にも劣らない、惜しいな。高杉は・・・頭がイイ。では」
桂小太郎は去って行く。後に明治維新の立役者となる木戸孝允とはここで袂を別けた釈迦。40名の藩士が一斉に刃を交える中、れいわ新選組が池田屋に着く。
「御用改めである!局長山本太郎が国家転覆の嫌疑がある長州を、直々に成敗しに来た!?行くぞ、オメェら!?」
薄子力也作の長刀を鞘から抜いて階段を駆け上がっていく。
「星川殿は?」
「案ずるな。60-60の偉業だ。腰に力が入らぬが故だ。私は二刀流だ。バッターであり、ピッチャーでもある。また私は聖剣を使うが、刀も振れる」
アイコスを吸い2階の様子がうかがえる。息を落ち着かせる。
「3番隊、4番隊、5番隊は退いてくれ。私1人で十分だ。長州が生き残った藩士は生きて捕えろ!殺すなよ!」
「はっ、星川殿」
エーテル濃度が神代と全盛期には回復できた。聖剣の鞘を抜く。
「約束された《エクス》勝利の
無詠唱に解き放った聖剣が池田屋を吹き飛ばす。星川サラが振った瞬間池田屋が吹き飛ばされて潜んでいた長州藩士が襲い掛かってくるのを拳で受け止めた関優太。
「天拳」
関優太強烈な一撃の拳に貯めたエネルギーの爆発が長州藩士の刃を砕く。
「引き続き、警戒を怠るな」
鬼の副長こと立花孝志は振るう刃の静けさの音。一滴の血の雨を降らす。
「キリがないな」
「脱走した藩士が6名。おそらく、増援を呼び行くのでしょ」
「王覇山君か」
「世界の葉山であり、葉山には世界がある。世界に一人だけの葉山。私が・・・いつかまたお会いしましょうかね」
いつも寝てばっかで0時から翌日の12時までゲーム配信して20代で働きもせずに12時から0時に寝て0時からまた12時間ゲームするという生活で結婚も20代で働きもせず結婚もしないという危機感を持った父親が王覇山舞鈴を絶縁した。会津藩松平容保公剣術指南役の武家の娘だが、会津藩での実家の自由が嫌いになって父である斎藤魁が無理矢理求人と嘘をついて今に至る。れいわ新選組に入隊して王覇山舞鈴は血が滴り落ちる刃を手にして吹き飛ばされた池田屋を視る。
「世間ってのもウンザリするよなぁ!?価値観、価値観、うるせぇよ!?私は義務教育を受けてない。そもそも学校とか寺子屋に通ってすらない。私はゲームがあればいい」
フラフラと池田屋を後にする。襲撃を免れた藩士が八坂神社に集まるのを知っていた急ぎ釈迦が向かう。
釈迦の相棒にして川上家代々に仕えて守護しているのが貞方怜那こと日南の魔銃剣。水のネックレスをぶら下げて釈迦が八坂神社の境内に入ると、残った長州藩士と御所襲撃の70を超える尊王攘夷派の志士が刃を向ける。
「マジかよぉ」
〈弾を装填しろ、コイツらヤッケになってやがる。答えになってねぇよ!?ナニをしたか私が直伝のキックで脳をかち割ってやろうか?安心しろ、長州はシュガーで私も一時だが人に戻れる〉
北イスラエル時代の人間で祖国がアッシリアに征服されて以降シルクロードを超えて現在の大分県に一族が住み現地にいた地元の豪族の大王と婚姻して貞方家の歴史は一族の直系と分家を含めて8900年も血統は続いてる。
「ずっと好きだったんだぜ」
アイコスを吸いながら刃を構える。天然理心流の構えだ。
「帰ったらシャモ鍋食わせろ!?ごめんケンカシャモの弾力ある肉質の鍋と唐揚げが最高なんだよなぁ!?おい、釈迦さんよぉ」
「あぁ、分かってるが今はここだ」
浅葱色の羽織を着た誠の字を掲げた最強の剣客の斎藤一が突然やってきた。
なぜ?斎藤一がここにやってきたのか。川上力の刃は血に滴り落ちてこぼれていた。
「時間は稼いだぞ、おらぁ!?」
第Ⅴ魔法の先代の師匠がいた。紅音家の総本家の当主第666代目当主天寿院リオンの姉紅音祖師枝琉が紅をこの時代に発動した。そもそも紅音祖師枝琉が八坂神社に来ていたのは帝の警護に就いていたからだ。
実家の母屋である高野山から出て、京都御所の内裏に現在は仮住まいとして住まわせてもらっている。
「局長のツテだ。山本太郎が極秘に知った情報でな、お前らがウロウロといるからぁ!?孕メェッ”!?オラ”ァ”」
紅音紅莉威鵡が生まれる150年ほど前だ。周りの藩士の眼が凝固する。
「
紅音紅莉威鵡が生前最期に授かった秘奥義の拳。その初代の圧巻する覇気を纏い紅音祖師枝琉の拳に蓄えられた一撃が島一つ分を吹き飛ばす威力と凝縮した圧縮解凍した爆発の一撃のエネルギーの拳の連打ダッシュに長州藩士が骨抜きされた。
「これで片付いた?御所の危機に付き合わすなよぉ」
「忝いですよ。紅音さま」
「山本さんに言ってくれないか?わざわざ、御所の内裏まで来て会食して交渉はこれだ。まぁ、話せねぇけどよぉ」
「では、俺は・・・・京を発って甲州に行きます」
釈迦は甲州街道に向かい江戸を目指す。関優太と星川サラは鳥羽・伏見までの間京都の貴船近くに陣を構えて星川サラはアイコスを吸いながら貴船の山奥、湧水がせせらぎが聴こえる自然の川水のほとりに屋敷を構えてそこでタバコを咥えながら、上半身裸で一筆も筆を描いていた。
「実に面白い」
最近はれいわ新選組の活動が如実に表れて幕府側の藩に手紙を書いてる。
「俺もいいのかい?」
「構わん、優太?奥さんが病気で療養中だろ?高麗ニンジンや朝鮮・中国・西洋からの医学にイ”イ”モノがある。適度にもってけ」
「それはありがたい。妻は子供4人産んで身体を崩した。俺が妻を支える」
「お前も苦労してるな。私は結婚もしない。子供も産まない。一生独身で好き放題に生きる」
「嘘つけ」
関優太は筋力まして70%増量して190㎝100kgの体格がよくて鍛え抜かれた拳を包帯を巻いて神経全身通して覇気を集中させると大地ですら砕く。
星川サラはここ貴船で籠って上半身裸でアイコスを片手にPCではFANZAやネトフリを視ながら各藩に動きを知らせてる。
「ここにいる従者は気にするな」
「いや、気になるだろうがよぉ」
「友禅が傍においてくれた」
「伊勢守の従者だろ?」
関優太は庵を出ていくと
関優太の邸宅には病に伏せてる妻が咳き込みながらもハッピーな特盛を口ずさみながらボーっと愛猫のみけねこ♀6歳ルシアと黒猫♂8歳マリンを眺めている。
「あ・・・・うぅ・・・あああぅ・・・うううあぁ・・うううあぁ・・・うううう・・・うううぁあ・・・あああう・・・うううあうあうあ・・・うぁ」
「星川の庵から薬貰ってきた」
「うあうぁううう・・・・うぁああう・・・ううあうあ・・・ああぅ・・うううあぁぅ・・・うあぁ・・・・ぁぁぅううう・・・・うううあああぅううううあぁ・・・」
20年前は妻が元気であった頃に子供3人は無事に育った。今は孫が男の子2人の双子だ。原因も不明で星川に相談したところ、後日貴船に行くと星川が胡坐をかいていた。
「優太、原因が治らないと意味がない。妻の病の理由にピンときた」
「ど、どういうことだ?」
「ジェラフバルト卿私も似た経験がある。お前の妻はジェラフバルト卿が授けた魔法と呼ばれる・・・・あぁ、ジェラフバルト卿はこの世界最悪の黒魔導士で厄災の象徴だ」
「俺の拳が生きる理由を得た。俺の拳でジェラフバルトをぶっ殺す。妻を、愛を取り戻す!YOUはSHOCK!愛を取り戻せ!」
「笑わすな、全く」
星川サラは関優太に保険として白魔法の宝玉を手渡した。
「煎じて飲ませろ。お前の妻の病が治る。まったく、私は・・・・」
「星川、ありがとう」
そして鳥羽・伏見の戦にてれいわ新選組は敗走して北上して会津までの陣地にて局長山本太郎は決断した。
「よくこの動乱を犠牲を出してまでも生き延び、戦抜いてきた。然し、本日をもってれいわ新選組の解散、解体と決まった。」
「俺はもう戦いには意味はない。んじゃぁわりぃ」
阿弥陀寺の住職として関優太は幕末の世を終えてそれからというものこの2060年まで阿弥陀寺の住職としていた。
――――――2060年・MURASHUGAMING―――――
迫りくるB.E.S.P.O.決戦。
VOLTROOMESからMURASHUGAMINGに完全移行して亡きオーナーであり、創業者の土井純一は本人の邸宅跡には大きな桜の木が咲いてる。
次章、B.E.S.P.O.決戦編が始まる。
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