断章ⅢForEverMURASHUGAMING

 葉加瀬ハヤトとの応戦する加藤ひなた達は猛追に重ねてギリギリだった。

 LMMLNASCMWRT全てを斃して最奥の手前であるここ煉獄まで来た5人。

 土井純一一行が来る前だ。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 第Ⅴ魔法は時代の当代によって切り替わる。常に最先端の新時代の魔法。加藤ひなたは真っ青の長髪が風に靡いてフラフラに立ち上がれる状況でなかった。

(クソが!?おい?みんな、無事か?流石はゲヘナ同盟の期待のエース御三家だ。甘く舐めていたのはこっちだったよぉ、ジェラフバルト卿は第Ⅰ魔法から第Ⅶ魔法を産んだ。魔法の父とされている。自身を殺す為に造り出された悪魔の事務所に、BREAVRYGROUPADMINISTRATORが正規事務所から離脱して闇落ちしてその創設に携わったのがジェラフバルト。こういえばいいのか?ったくよぉ、B.E.S.P.O.にここまで詰将棋されると思わなかった)

 出血は抑え込んでいるが、釈迦は弾丸を装填した。

「起源や根源を断つ。転生を断つ俺の弾はな」

 釈迦の銃弾が装填完了だ。水の如し。釈迦もボロボロの状態で立っている。首にかけている『水』のネックレスが揺らいでいる。

「どうした?」

「私たちは3人。お前たち5人だぞ」

「ゲヘナ同盟傘下の総勢15000を超えるうちにお前たちは?」

2060随分と気前がイイ景気がイイっ!?だがしかしよぉ、2020年私たちは何もできない訳じゃない種は遺しておいた。種は育つものだって知ってねぇのか?」

「加藤ひなた?なにを弄った?」

「ハヤト、テメェの足元はよく見ろやぁ!?」

(葉加瀬ハヤトは勘づかれない程のダメージは蓄積されていた。追い詰められたのは追われたのは私たちの方だ。狩られる方か。加藤ひなた、流石は紅音家本家の者に認められる程の腕前だ。第Ⅴ魔法は定義すらも消失した世界から消えた魔法。故に現代で生み出された魔法。その後継者は紅音家だ。『紅』加藤ひなたの魔法は『紅』私の眼に曇りか。ハヤトさまが危ない)

 前に出る夜見冬雪。然しその弾丸の速度0.0.0.0.5秒と速く釈迦の撃った弾丸はその人物の起源・根源を断ちさらにはVtuberにはガワさえ変わればいくらでも怪人二十面相や転生を繰り返して弱者から詐欺師のように大金を盗めるがその『転生』の根を断つ弾丸が葉加瀬ハヤトの心臓に直撃した。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 膝まづく葉加瀬ハヤト。息は出来るが生きる実感が消えていく。血が止まらない。

「冬雪、れな、俺はぁ・・・ゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

「釈迦!?テ”メ”ェ”」

 憤怒の怒りだ。加賀美れなの怒りの猛追を清水美紀が壊死した左手で受け止める。

「人遣いが荒い人たちだな?私はまだ終われねぇ!?クソがよぉ」

 それは衝撃的な告白だ。みけねこはジェラフバルト卿が産み出したあくまであり、けんきが産んだ清水美紀はその証拠に自身の背中と胸を魅せた。

 刻まれたのは十字架にカバラの樹。セフィロトの樹だ。無尽蔵の尽きぬ魔力にその溢れ出る魔力の渦こそ起源や根源に辿り着いた真の魔法使いである証拠。

Vtuber神穿塵墓クロス・トライデント・グレイヴアーメン」

 壊れた左手が白銀に輝いて十字架の大剣が光を放ち葉加瀬ハヤトに四方を光の杭に打たれ清水美紀の魔法を葉加瀬ハヤトが立ち上がりその覚醒の能力後にゲヘナ同盟により葉加瀬ハヤトは大淫婦の心臓マザーハーロット・ハートの毒ヶ衣ちなみの命とは別に動いてる。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・ゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 葉加瀬ハヤトは吐血するが血を拭い立ち上がり、銃と剣を構えた。

「第Ⅵ魔法か」

 最後まで諦めなかったら勝てる。それは起源や根源ですらも接続している。ジェラフバルト卿が惑星ニビルのアヌンナキと闘う為の地球防衛決戦術式に7大魔法を産み第Ⅵ魔法は真の魔法使いに至る道。ハヤトはジェラフバルト書に造らされた悪魔と違い、タラチオという人間。約12000年前に第Ⅰ魔法を会得第Ⅱ魔法を習得して人類が神と呼ばれる宇宙から飛来した生命体との出会いにより、神秘を熟知したハヤトは詠唱した。

「Zeit, Wiederverbindung von 1, Gleichgewicht meiner Seele, Zeitbezeichnung 1 bis 0.Rettung der Seelen der Armen und Schwachen.Gottes Horizont, exorziere deinen Geist, Schwert der Vergebung, jetzt haben wir ein Gegenstück.Gachikuma nach Lunala!Das Geheimnis der Antike liegt verborgen, und ich werde versuchen, es in die Zukunft zu brechen.」

 蓮実ヶ先心鶴が全身全霊の斧の一撃で拳に込めた力が清水美紀を護る。

「あ・・・あああ・・・ありがとう」

「気を抜くなよ、美紀!?あの野郎、マジでどうなってやがるんだよ!?」

「心鶴、無理は。助けてくれたことは恩に着るわ」

「葉加瀬ハヤトはだ!?じゃねぇってこったぁ」

 正真正銘の人間だ。ジェラフバルト卿に通じる匂いをしていたのは純粋にジェラフバルトの魔法を習得したに違いない。

「話は終わりかい?」

「ここまでかよ」

 この窮地に立ちあがり、これまで何も動じなかった湊天凜月が動く。

「アンタらの無駄にしない。俺の人生もな。俺は勝ち負けもどうでもイイ。あざっした、マジで明日の原神Ver4.7楽しみ。エンタメなしな。クロリンデ引く人、いや・・・俺はもう47歳のジジィだけどよこれまでのお前らの苦労は水の泡にさせねぇよ、俺は天月と湊あくあとの間に生まれた落胤かもしれねぇ、望まれぬ祝福で産まれた子だ。けど、47歳。47年間苦も無くよ。人生、こっからっつう時よ、5流石に弱者から詐欺師働いて新時代がそんなに怖いか?俺は魔法ですらも歩んでこなかったが、今は違う・・・・おうよ!?ひなた、釈迦、心鶴、美紀ッ立てるよな!?」

 47歳の湊天凜月。川村大介が覚醒した。

 YouTubeのテンションで動画を収録はしていない。キッズを騙せるのが大人だ。最後にアイコスを吸いこれが偉大なる牙を剥くレジェンドとしての歌い手のボーカル。

 BGMが川村大介≠蛇足セレクションで過去√5時代含めてソロデビューの楽曲全500曲が流れる。

「俺はここからだぞ!?ど”りゃ”ぁ”ぁ”ぁ”あぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ”!?」

 ギターが変形して長剣となって葉加瀬ハヤトは指で受け止めきれずに貫通で傷を負った。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・ゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

「ゴホッゴホッ・・・ゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 初めての痛み入る傷に、最年長の湊天凜月の攻撃これが伝説の5人だ。葉加瀬ハヤトの危機にが動き出した。

 ジェラフバルト卿。マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエがここの煉獄に姿を見せた。

「3人相手に分が悪いね」

「け”ん”き”ィ”ッ”!?」

 加藤ひなただ。MURASHUGAMING初代オーナーにしてジェラフバルトという全ての魔法の父にMURASHUGAMINGの絆の力が奮い立たす。

「Vtuberを詐欺師呼ばわり?メモリー足りてる?笑わすなよ、僕がこの呪いによって苦しんだ120000年間を産んだ。解放のドラムが鳴る。呪いを受けて止めて死ぬことすらもできない、誰かを幸福に出来るなんて僕にはできない、そうだ。BREAVRYGROUPADMINISTRATORを僕が原案で創案した。名を貸しただけでB.E.S.P.O.に関与はない。13人とも僕に興味がない」

 その男名をけんき。ジェラフバルト卿の正体。加藤ひなたですらもこの男は最強の黒魔導士にしてジェラフバルト書の悪魔を産んだ張本人。

「5人か。よく今の時代まで生き延びることが出来た。だが、ここでその時代は潰える。葉加瀬ハヤト、加賀美れな、夜見冬雪、見縊るなよ」

「ジェラフバルト卿!?」

 3人が声を合わす。ジェラフバルト卿ことけんきは黙ってアイコスを咥えながら姿を消した。釈迦は回復できたが流石に蓄積分のダメージが大きい。

「葉加瀬ハヤト?ガワを被ってでもその罪は赦されねぇよキツイと思うがそんなエロゲー展開なFANZAの同人誌が現実味帯びたAVのタイトルでもないが事実上葉加瀬ハヤトが犯した罪とは?友人の巨乳ママ5人をオナホにして孕ませる最低クズ巨根野郎とは随分と下郎だぜ。なぁ?俺は何のために立っていられる?いや、なんとも思ってねぇけどなぁ、俺はMURASHUGAMINGの今まで忘れいたが、俺こそがⅡ代目マスターだ。石舟斎に俺が頼んだ。当時の俺はMURASHUGAMINGのメンバーを支えられねぇつて判断して無二斎の養子石舟斎に頼んでⅡ代目を任せた。然し、この状況で俺が一番の戦力だ!?葉加瀬ハヤト、そうか、俺の眼に刺していい?ハズレ枠過ぎるけどなぁ、えっ?嘘、信じられへんけど、葉加瀬ハヤト、終わりっすよ」

 左目はもう視えない。辛うじて動けるは動ける、無理無理動かしている。

「マジでカオスだな」

 葉加瀬ハヤトの前に夜見冬雪が前に出る。一番の恩があるのは冬雪だ。当時西新宿高級タワーマンションの玄関前に51歳の久保田学(横山緑)≠和久井学に24か所も刺されて死ぬの間際を悟ったがその時に葉加瀬ハヤトが救ったことで今がある。そして自分のルーツはマギアステラの魔女。第Ⅰ魔法の祖マギアステラの血を継ぐ人類最後の魔女の子孫。

 6体の偉大なる怪物の顕現。

「弾丸を装填、目標――――ッ」

 日南ノエルの弾丸も残り僅かだ。その弾丸も限られる。

 6体の怪物の顕現。人類史の流れで言うならば最後の魔女。夜見冬雪の身体は傷はハヤトが癒してマギアステラ科で魔法を習得したが24冬雪は詠唱した。魔女として6体の怪物が姿を見せる。

「Erstes Monster, großer Monstermond, Monster des Mondes, zeig dich, der Wunsch meiner Mutter, Kind Gottes, das Vorspiel des Spiels ist vorbei.Der eiserne Hammer der Schöpfung, oh König, vergieße deine Tränen, „Tränenöl des Mondes“」

 偉大なる怪物の第1の怪物は満月から顔を見せる巨大な月の泪。

「Tiefer Nebel, das ist der Ursprung meiner Traurigkeit und Wut.Es lockt viele schwache Menschen in den Nebel, verstreut Nahrung und frisst sie.Das Blut meiner Hexe erstickt im Nebel. Fress deine Feinde und locke sie an. „Das zweite Monster, der schwarze, rotäugige Drache, der den Nebel vertreibt.“」

 第2の怪物は周囲を黒薔薇が囲む真紅の眼をした龍が咆哮を叫ぶ。

「Brüllen der Erde, der Ritter pilgert zum Tempel und sucht die Ewigkeit.Himmlischer Vater, Schwert des Ritters, der das große Monster enthauptet hat, azurblaue Rüstung, Beine des aufsteigenden himmlischen Pferdes, Flügel des silberflügeligen Ikarus, schwöre bei meinem Schwert, gelobe meinem Herzen, dass die Flammen der Rache deines Zorns brennen. „Die dritte Monsterflamme, die die Welt verschlingt, die Urflamme, die die Riesenmutter ist“」

 第3の怪物は焔巨人に見えるが原初の母なる火である。焔の巨人が大剣を振り翳す。全てを包み込む灰燼の炎が世界の終わりを告げる。

 夜見冬雪の祖は第Ⅰ魔法を主とする魔女であったが現代になるにつれ魔女は衰退していき唯一の最後の後継者が夜見冬雪である。

「Viertes Monster, gepanzerter Riese, manifestiert sich auf der Brücke, das Leben aller Dinge, erweckt diesen Krieger zum Leben, „die seltsame Armee aller Dinge“」

 第4の怪物は地形自体を利用とする命を与えられた無機物の戦士たちだ。

 第5と第6は不明。

 釈迦は絶体絶命に、弾丸を装填する。息を整える。託された弾丸を装填完了。

「次の瞬間がスッキリと相手を撃つ。夢の中でお会いしましょう。おつかれした」

 釈迦の弾丸ですらを怪物が避ける。この窮地に5人全員ても出せない。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴハッゴホッゴホッ・・・ゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 最悪な展開だ。5人全員この3人に手は出せても斃せないという点。

「無茶だったんですよ」

第Ⅵ魔法の最高遺物にして存命する魔法使いジェラフバルト卿は産み出した人の悪魔。まさか、まだその動けるとはね」

 尽きぬことを知らない魔力で形成されてる清水美紀は臨界点を突破している。

「本名で呼ぶなよ、仮にもな」

 かつてお笑い界の大御所にしてお笑い怪獣こと、俳優・タレントの明石家さんまのMCのさんま御殿のゲストに出演して人気メイドとして出た清水美紀。動けないのか?身体が動く。まだ立ち上がれる。

Vtuberアーメン、ザーメン、ラーメン」

 十字の祈るばかりか。加賀美れなの方に目を剥く。

 ―――――MURASHUGAMING―――――

 2020年という時代の歪みであり、修正されない問題を上げるならここだ。

 葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れな3人相手に1人がその星の力で勝ったのだ。

「ニュイの野郎よ!?もっとマシな場所に飛ばせよ、ったくよぉ、ここはどこだ?」

 フード姿で金髪の少年。3人は意識が飛んで倒れてる?いや違う。3人を斃した。微かに残る残滓のニオイですらも嗅ぎ取れない。

「アンタは誰だ?」

「あまりにもよぉ、苦戦してたし、イレギュラーの歪みを修正するってのも仕事だしよ。俺か?紅音紅莉威鵡の子孫の荀彧だ。荀彧文若、宜しくな。」

 この青年こそ最期の第Ⅴ魔法の使い手。『紅』を扱える最後の戦士だ。

 5人は絶句で暫し青年を見ていた。

「ということでね?イヤまだ終わってねぇよ、あの3人のことな」

「どういう意味合いだ?」

本体はおそらく、考えると頭が痛いな」

「詳しく、頼むよ」

 荀彧が言うには3人はジェラフバルトが書いた悪魔。3人は偽物。

「ジェラフバルト卿で創られた存在ッてやねん」

「荀彧?」

「さて、さて、5人ともお疲れさま。2020年の歪みは土井純一がやってくれる」

「記憶がねぇんだよなぁ」

 湊天凜月が言う。アイコスを咥えながらここはタルタロスの煉獄の最下層。天国に一番近い至高天エンピレオの入り口。

「確かに記憶がないのは当然。2060年時代にコールドスリープでこの時代に飛んでるんすよ?そりゃぁ意識や記憶がねぇのが当然すよ」

 元の時代に還る準備だ。

 荀彧が帰る準備をしていると、加藤ひなたたち5人もそれを覚悟する。

「本番が2060年ってやつだろ?全て底においてあるって言いたいのか」

「ごめいとぅー」

「詳しい話はあとでな。全員お待ちだ。俺はMURASHUGAMINGその人の恩で今はこうやって生きてる」

「では、行くとするか。」

 5人はに帰還していった。2020年でやるべきこととは?

 断章Ⅰ~Ⅲは5人の回想である。

 本当の戦いと明かされるべき真実は2060年、この終末崩壊都市ムラッシュゲーミングが本拠点最後の防衛地点から始まる。

 ――――――2060年・現在―――――――

 長い間眠っていた気がした。

 5人はVOLTROOMESのカプセルから目を覚まして記憶が全て戻っていた。

 2020年時代の歪み・修正を1度修正後にもう1度戻ってその歪みを正したのは土井純一。

「おや?お目覚めかいな?ひなた」

「あぁ、ニュイか。」

 目覚めたのは加藤ひなたこの時代本人に間違いはない。

 ニュイはコーヒーを淹れる。ニュイ・フランヴェルジュ・ド・ヴェスタニエはマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエの実姉。目覚めて間もないが、加藤ひなたを呼んだのは天澄セナだ。

「セナ、オメェかい?」

「MURASHUGAMINGを護って私が約500ある傘下を殲滅。残りはゲヘナ同盟の大元3事務所のみ」

「まぁ、条件とか口約束って契約は異なる主張も甚だしいよ。2060年この時代においてこれが決め手だ」

 天澄セナは立石潤季おにやと伊織家当主の伊織もえと第7次指輪戦争エンゲージリング終結後に婚姻その息子の娘が天澄セナである。

 第Ⅶ魔法唯一の継承者にしてゲヘナ同盟加入の傘下を1人で殲滅。エンリル・Hitomiの直系筋の子孫である人類でも存命する7人いる魔法使いのうち最後の1人。そしてSUMOMO-XXを開発した張本人。ヴァチカンからは厳重な処分を受けて現在は謹慎中でVOLTROOMES内に設置してあるアーケードSTREAMERFIGHTERを遊んではアイコスを吸いながらサングラスを2重3重かけてドラゴンエプロンをつけて、アラームかけても起きれずに毎日モンスターエナジー2缶レッドブル3缶ライフガードを5本飲んで、日々の戦況を死守している。

「よくそんなに飲めるな?セナ、絶対に糖尿病で死ぬぞ。逝くぞ、オラッ!?」

「ひなた、分かってるが私はMURASHUGAMING最後のオーナーよ。ってかね、釈迦と川村大介も目覚めたから起こしに行くわよ」

「だな、ジェラフバルトの野郎の場所は?」

「荀彧から聞いてないのか、けんきの場所を掴めた。ジェラフバルトこそけんき。まぁ、ENYCOLLARがすでに手を抑え込んでいるがね」

「マ、マジか?」

「初代マスター、星川サラが荀彧が庇護している。今から12000年前アトランティス大陸VSムー大陸時代から生きてる唯一の旧人類でジェラフバルトから未完成の魔法を教わり、自身の成長と自身の寿命を対価にコストを支払った」

 長い廊下を歩いてカプセル室に入ると釈迦と湊天凜月≠川村大介が寝起きだ。

「長く夢を見ていた、帰ってきたんだな」

「現状は?」

「案の定だ。土井純一が殺されるのは確定コンボのODでSA1からのリーサルでSA2、SA3のコンボ中ラッシュに今日ラッシュのカウンターだな。どのみちVOLTROOMES創業するはいいが、ジェラフバルトに殺される。土井純一の子孫は生きてる。生きていなきゃ闘えん」

 寝起きにアイコスを吸いながらモンスターエナジー×焼酎のロック割を呑み肩を均す川村大介が起きた。47歳でこのVOLTROOMES延いてはMURASHUGAMINGの最年長の男性だ。見た目が20代で若々しくあの湊あくあと天月の1人息子。世間で公表されていないが落胤で生き延びてきた。

 VOLTROOMES内に置かれてある工房の部屋には多様性あるVtuber・AI・ジェラフバルト卿と闘う最終兵器真俺達のSUMOMO-XXの設計図と最終兵器俺達のAIシュミレーターが24時間毎時稼働している。

「セナ、お前の責任だろ?」

「私が責任もって精一杯だ。SUMOMO-XXの件について、ヴァチカンと交渉中で教皇はウルセェイよ」

「そりゃぁ、そうだろ、あの兵器は・・・・」

 奥のカプセルは集中治療室ICUだ。もちろん清水美紀だ。

 蓮実ヶ先心鶴は心配そうだった。清水美紀は無尽蔵の魔力と言えど流石に今回は臨界点を突破してICUで治療中だ。

 この世界に息づいてるのは7人いる魔法使いのうち、存命中の第Ⅵ魔法・第Ⅲ魔法・第Ⅳ魔法・第Ⅰ魔法とVOLTROOMESの中では不在で席を外しているが、荀彧は第Ⅴ魔法の使い手。

「ジェラフバルトの野郎を追い詰めるなんざ、俺も職務に当たっているがね。そうそう、セナ?試運転がてらにに送り出すとでも言うのか?」

「そうと意見も聞いた。私はを晴れの舞台を用意させておかねぇとな。さぁ、そろそろ・・・・・」

「私たちも休んでいいか?」

 こうして長い間の夢への旅路は終止符を打たれた。

 そして、2020年という歪みの原因でもある土井純一とその一行はみけねこが待つ天国の玄関の庭にて最後の準備をしていた。

 勿論これはTUTORIAL本編は2060年終末崩壊を迎えつつあるVOLTROOMES内のMURASHUGAMINGがこの本作である。

 ―――――MURASHUGAMING内ENYCOLLAR―――――

 初代マスターの星川サラにⅢ代目のマスターである齢70の田角陸の前に立石恭一郎が姿を見せた。

「よく無事でいられたな、爺さんに初代もご無事で」

「噂に聞いていたぞ、KYOUICHIROU」

「恭一郎ですよ、初代」

 2020年時代は齢80のご高齢で体重180kgある巨漢のデブであったが本作の時系列2060年の立石恭一郎は体重57kgの身長187㎝のスリムな好青年で長い銀髪の長髪はゴムで縛ってサングラスをかけている。黒いコートを羽織ってヘッドホンで音楽を聴いてるのは√5のさいたまスーパーアリーナで歌ったコンサートの曲だ。

「俺は元気っすよ、然しまぁ・・・・初代と爺さんが帰還してすぐに癪だが、MURASHUGAMINGが現状どうなの?って顔してるな」

「そりゃぁ、そうだろ・・・・B.E.S.P.O.と対抗できる手をできるだけ稼いでくれるだけで十二分だ。ジェラフバルト卿はエイボン卿はと称されている。今のところ、存命中だがね」

「恭一郎?君の子孫はどうだね?」

「あぁ、くるるのことか?桜の血が流れてる。土井純一と立石桜の血が流れてる。くるるを筆頭に手を抜くことはない。Cover株式会社元CEOのYAGOOのおっさんに、ジェラフバルトに家族や国を滅ぼされた碧依さくら、直にイギリスから帰国してくるぞ、現代魔法の天才と謳われる藤堂凜、土井凜が帰ってくる」

「土井純一はあの藤堂凜とも結婚して子供いるのか?」

「まぁな・・・の殲滅作戦に初代もお力をお貸しするんでしたっけ?」

「するよ、ジェラフバルトに因果を断つ。未完成の魔法を使用した代償で私は見た目が身長130㎝で止まった。年齢が歳を重ねてるがね。私もBBAだよ」

「初代は聖剣エクスカリバーに選ばれた由緒ある王だ」

「なぁ?ジジィ、これからが大事だ。俺はこの作戦に向かう」

 そう言い立石恭一郎はクールに去って行く。ENYCOLLAR創設した初代マスターの星川サラはⅢ代目の田角陸共にVOLTROOMESに向かった。

 これより、2060年は最後の決戦編となっていく。

 2020年の過去の土井純一とみけねこの章は4部構成となっている。


 


 

 


 

 

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