第ⅩⅦ章愛しさとせつなさと心強さと2020Ⅱ
2020年時代の土井純一たちは指輪を7つの座に置いた。
指輪の7つの台座に置くと火が灯される。
「みけねこの魂に続く道が開かれる」
「俺は行く。もう世界が終末のタルタロスはここが終着点だ。桜?凛?俺がみけねこを終わらす。7つの指輪の解放する炎が灯される」
タルタロス最下層の門が開かれる。暗い暗闇が焔に灯されるとそこは宇宙であった。7人が歩んでいくと暗い螺旋階段を下りていく。
「DANDAN心惹かれてくのは気のせいか?兄さん」
「もこうさん、シャバイですよ、ここ・・・フリーズ演出の台っすよ。しかし、みけねこまで到達できたってやろ遂げた感がある」
「おにやもサンキューな、もこうも、これが終わりになる終着点だ。」
長い階段を下りていくと神座が玉座だ。みけねこが座っていた。
「来たか、純一に
「それも知っている。俺も何度かループしてみる気分だ。ジェラフバルト卿に俺達が勝つ。お前をここで終わらす、それが俺の使命だ」
「9つの魂の魔神にか。無尽蔵に尽きぬ魔力に挑むのか?まぁ、イイだろう」
狛狼ちのが立ちはだかった。
土井純一は覚醒してイエス・キリストの血が自分を付与させて加藤純一をその身に纏う。狛狼ちのが超巨大戦斧を頭上から振り回し、桜の防御術。第Ⅲ魔法の効果が、それはサングリアル。イエス・キリストの聖杯であり、スターオメガとは神と呼ばれる存在が宇宙から飛来した宇宙生命体の遺伝子のエクソソームを自身の人間の遺伝子に取り組むことで神の記憶を有するそれこそが聖杯であり、スターオメガである。桜は小瓶に入ったエクソソーム15mℓを一気の呑んで喉を通すと通常時の人間である桜は桜色の長髪で完全な清楚で一歩下がる妹系のキャラを演じるが、エクソソームを自身に投与して第Ⅲ魔法の器に幼い頃調教された影響で白髪の長髪で全身が青い焔を纏いオラオラ系+ヤンデレヤリマンビッチ系のモードに。
「ガワ被りがオラオラ燃えてきたぞぉ!?ゴラァ!?殺すぞ~ッ!?」
「たかが15mℓでもその能力を引き上げるには十二分か」
ちのの戦斧がガンガンガンガンと地響きで頭上の攻撃には無理がある。凜は純金を眼を閉じて金の弾丸を狙い撃つ。
「金の
純金製の弾丸で狙い撃つがちのの戦斧の威力が増して、おおえのたかゆきが連携で性剣の条件も土井純一は覚醒して幻影のように、雷が鳴る。
(右に廻ってローリング、おネロリからの・・・)
戦斧の威力が増している。くるるは土井純一と土井桜との間に生まれた娘だ。その覚醒の覇王を超える世紀末の無敗の覇気が心臓を嵐を巻き超す。
「充たされぬ希望の
光の衝撃波がちのをタルタロスの地獄の風穴が空いた。空洞で地殻の地肌が出た。ここは地球の海底の底。かつては地表で栄えた文明の跡地。くるるは剣を構えて、その王の覚醒がくるるは土井純一の子孫にしてMURASHUGAMINGⅣ代目マスター。聖剣を使う事で狛狼ちのはまだ立ち上がっている。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
「まだまだ、流石は純の子だ。血が滾って来るぞ!?ゴ”ラ”ァ”ッ!?」
「次がく、くる!?」
覚醒した土井純一の姿は自由の象徴イエス・キリストのエクソソームの効果持続時間が5分伸びた。全身白く輝き、自在なる伸縮と圧縮を繰り返しちのの戦斧はそのタルタロスに無尽蔵に蓄えられた遺灰を消費して繰り出す雷の鳴雷に土井純一は腕に集中して深呼吸する。
「ゴ”ラ”ァ”ッ!?」
強く振り翳す戦斧の威力に、くるるが聖剣を放った。
「天堕す星砕きの
それは
「ゴラァ!?ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハア」
「まだまだ9回このガワを喰らい、神を喰らい、殺せ!?ゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッ」
「――――――
ちのの大技が土井純一は避けるが、くるるを庇いその巨躯から繰り出す龍の牙を己の身一つで喰らったのがYAGOOだ。
「未来のお前がそんなボロボロで死なれちゃこまるもんしょ?ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハア」
「YAGOOッ!?無茶するなって。」
「ゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッ俺は強がってねぇさ。ジェラフバルト卿とけんきに勝てる希望をここで死なすかよ。ジェラフバルト卿は転生してけんき≠ジェラフバルトだ!お前たちが、人類が斃さなければならない者だ!?」
脇腹を砕かれ血が止まらずに立ち上がっていられるのが奇蹟だ。
「おえちゃん!YAGOOのおっさんを手当てを」
「りょー、かい」
おおえのたかゆきもMURASHUGAMINGの人類の希望で立ち上がる1人だ。2020年の
「ゲヘナ同盟はあくまでも表向きや。裏を言い返すとジェラフバルト卿の再臨とけんきの復活。そしてB.E.S.P.O.は910incの土台。YAGOOのおっさん?アンタの奥さんと子供は910incにぶっ殺された。その未来は変えられる。」
コートが靡いてアイコスを吸い、おえちゃんがYAGOOの傷を癒す。
「910incのことを?」
「ちのの動きが一時止まったぞ!?」
純一の合図だがちのは悟ったのだ。
(ジェラフバルト卿の再臨は言える。910incの最大打点はENYCOLLAR初代マスターの星川サラを超える規模だ。YAGOOを策で陥れ、910incの初代のマスターがけんき≠ジェラフバルト卿だ。既に7つの魔法を超えてこの世界の歪んだ時間は地球創始に始まっている。私はその事実は黙してる。みけねこ?清水美紀という第Ⅵ魔法その本質は・・・・レイズネクスト・クリムゾンブリーフィルド卿はニコ生のガワを被り神を喰らい、神を殺すジェラフバルトは自身を殺す悪魔を産んだ。シルバースワン、シーザリオ・シースタ・クララ卿、ヨルノムッテキーノ・ディ・コンデチェッルオ卿もオペレーターもデュエリストもコントローラーでもない。私も覚悟決めるか)
ちのは二振りの戦斧を地響きに鳴らすが、タルタロス最下層の泥沼は足場が悪い。碧依さくらと凜は崩れた浮遊の神殿の壁に手を伸ばしてバルコニーに足を延ばして崩れかけの神殿に凜の金貨に込められた金細工の錬金術師が黄金の絆を育み黄金のレガシーを現代に甦らす。
「
0.0.0.0.0.0.5秒の光高速素粒子加速の黄金の弾丸がちのを穿ち爆散させる。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハア」
狛狼ちのは灯されて神座の座に刻まれた。神代ニアが指輪に応じて召喚された。
「全員、ここで死なせられるかってぉだよぁ!?」
土井純一の魂だ。MURASHUGAMINGⅢ代目オーナー。
だが残念な事象の決裂。みけねことの試練中だがここタルタロスに異変が発生した。ジェラフバルト卿の帰還と910incが全員集結を果たした。
2020年最大の歪みの一つであり、2060年人類が終焉を迎える年。かつて神と呼ばれた存在。かつて神であったニコ生主がガワを被り、神を喰らい、金を貪り、弱者男性を虐げる。ゲヘナ同盟の表向きでは3大事務所の結託に過ぎないが、けんき≠ジェラフバルト卿が完全に再臨してこの地上・タルタロスに帰還したのは実に120000年振りである。
「クラーラ、久しいねぇ。いや・・・むらまこそう呼ばれたいた神と呼べる存在にかい?獣の黑鈹を被ってなり寄りだ」
ジェラフバルト卿はルーラシア・ヴェスタニエたちにより星の遺跡で斃されたはずだが転生魔法を発動してその御身の御霊と人格をけんきに転生または憑依させて苗床・着床させるのに時間が係ったが再臨は出来た。
「910incの全同志があなたのご帰還を待ち望んでいました。長かった。あのルーラシアの剣を受けてあなた様は星の遺跡の底に堕ちた。御霊の回収に手古摺らせて申し訳ないとも思いつつ今日まで。」
「僕の代わりによく耐え抜いてきた。クラーラ?それに全員、おはようだね?」
「はっ、ジェラフバルト卿良くご帰還くださって大変感謝カンゲキ雨嵐です」
土井純一の裏にこういう不測の事態が起こっていた。
910incの全メンバーの集結はB.E.S.P.O.の比では済まされない。各々がニコ生主であり、かつては神と呼ばれた存在に違いはない。神を殺し、神を喰らい、弱者男性を貪り、社会を騙し、30代を超えて生き遅れ未婚40代で結婚や独身の恐怖という概念がガワを被り、金を貪り、我欲に生きる。
ジェラフバルト卿≠けんきは見た目が20代の青年のままだ。
「今は違う。土井純一は勝つさ」
「土井純一ですか?」
「彼はVOLTROOMES創業する。しかし彼は死ぬ。僕が殺す。しょぼすけ?」
「はっ、陛下お待ち望みしておりました」
「猊下のご復活が第一に私の夢の旅路。猊下こそ君は僕の者だからですよ。」
「ハッハハハハハハハハハハハハハハ・・・・目覚めてみると気分はよくない。馴染んできた肉体だ。もともと、僕は生きてる。」
動き出す脅威にそして完全復活を果たした災厄の魔法使いジェラフバルト卿≠けんき。しょぼすけは2020年時は910incの側近だが約40年後になってMURASHUGAMINGの事務官として人類の終焉を支える。2重スパイである。
続く混戦。
くるるは聖剣覚醒してみけねこの魂が9回も神座として火が灯されている。
「みけねこまで8回か」
「くるる!?俺が喰らうからお前は聖剣で全てをぶっ壊せぇ!?」
「そ・・・そんなことしたら・・・お前は?純一、土井死ぬ気か?まぁ、言われて見りゃぁよぉ、やってやんよ」
土井純一の右腕は神喰らう
「神喰らう《ゴッドイーター》
タルタロスの堕ちた神を喰らう。みけねこの神座まで到達できたとき、そこに姿を見せたのはⅡ代目マスター郡道美玲名を改めゲヘナ同盟の一角大淫婦の
(最悪な事態だ。みけねこの無尽蔵に尽きない根源こそ最初の狙い目だった。その異様な明らかに異質であり、初代マスター星川サラ逝去後に3人で郡道美玲・
「探す手間が省けたというものだぞ」
「紹介が遅れたようだね。かつてENYCOLLARⅡ代目マスター郡道美玲であった。今はここのマスター毒ヶ衣ちなみだ」
「!」
一同は固まる。みけねこ自身これは想定外の神座9つが崩れ落ちてそして鎖から解き放たれたキュイーンキュイーンキュイーンと音が鳴りみけねこが約120000000年振りに目を覚ます。ヴヴヴの衝撃音とみけねこは毒ヶ衣ちなみに黄金を均す。
「黄金の
「左様か。魔女の深淵よ、さざめけ、我が龍の鼓動-REVERION’S-」
毒ヶ衣ちなみは杖で周囲の時間を停止させる。一息ついてその深淵の冥王の力がキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンと右打ちする杖を振り、土井純一は力を使い動けずにいた。
碧依さくらが立ち上がる。
「結局こうなるのか。相当重たいんだよなぁ0.0.3%か。先バレ注意。右打ちに回す。まぁ絶対にと言わないが来るとはわかっていた。郡道美玲金に弱者男性に身体を貪られた魂亡き哀れな悪魔よ、哀れな郡道美玲に魂の救済の時間だ。」
碧依さくらは2060年の人物。その正体は後々。しかしENYCOLLARと縁があってコートが黒い風が靡く。通常時は耐えるしかない。先バレ注意に台が当たる。碧依さくらは今までは力90%も出してはいない。
「止せ、止せ、止せ、お前とここでは戦えん」
「ん?」
「今日は挨拶程度だ。しかし、虹の
「それ以上言わすな。」
碧依さくらは2060年の人物であるがそれまではよくわかっていない。しかし、意識が飛びそうな覇気を身に纏いSMILE-UPな碧依さくらの心に秘めた覚醒の鬼が宿って未だに覚醒の兆しはない。
「なら、2度は言わん。挨拶程度だ。みけねこを斃すのだろ?」
「第Ⅵ魔法に生まれたジェラフバルト卿の傑作を完全に斃すには・・・・純一、立てるか?」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハア・・・動けるよ」
毒ヶ衣ちなみは消えて行った。白い雲のようにな。目を覚ました裸体のみけねこは長い金髪の髪に豊満なガチムチの肉体美にくびれが目立ち、心臓にはロンギヌスの槍が心臓に穿たれた痕がくっきりとドクンドクンドクンドクンと心臓の鼓動が聴こえる。ロンギヌス僧兵長のローマの槍がみけねこが処される前にゴルゴダの丘にて磔にされる前重たい木の十字架を担いでゴルゴダの丘にてローマ僧兵ロンギヌスが心臓を突いたところ滴る血がロンギヌスの眼を治した。
「よくここまで来た」
「だが、今は少し昔話をせぬか?」
―――――幕間・XX《ダブルクロス》―――――
XX《ダブルクロス》は
「どうかそいたのかい?」
「私が出すか?」
「ジェラフバルト卿の魔法の成果でございます。このフラスコの中の小さく光る結晶体を誰に呑ませる気ですか?」
ここはかつての大陸であった栄えた都市若き青年の研究の成果を数名のアシスタントとフラスコの瓶を液体の結晶体をとある女性に呑ませた。
「いいのか?」
「これは何度も聞くが、聞くがね。僕はある程度の尊重と遵守は護るが、君かい?君はそうだな・・・この結晶体を呑んで副作用が出るとか、僕は責任を取らない」
若きジェラフバルト卿はまだその名で呼ばれていない。マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエと。ジュリアの子にしてジュリアと巨人との間に生まれた望まれていない出生の落胤。ジュリアが巨人に無許可の中出しではなくケツ穴を責められその血その時に命が宿したという。
マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエは天才の魔法を次々と生み、魔法の父親としてここでは若き宮廷魔法の地位についていた。
とある女性は18にもなっていない。メイド喫茶のまだ高校を卒業したばかりの美少女の人気でるメイドとした彼女が後のジェラフバルト卿と名乗るマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエがフラスコの液体の結晶体を呑ませた。
「本当にイイのだな?僕は確認する」
「えぇ、どうせ残り僅かでしょ?その使い道の問題よ」
「これはただの延命でもなければ、薬でもない」
「天才宮廷魔法使いは慎重になりすぎよ。イイかしら?私の名前を言うけど、魔法使いの名前も教えてよ」
「清水美紀よ」
「僕はジェラフバルトだ。この世界に知恵と楽園を与えた神の名。僕は神にもなれるさ。だからこの名を。」
「魔法使いさん?偽名でしょ?」
「マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエだ。ジュリアの落胤、僕としてみたら呪われている名だ。」
これが若い時のジェラフバルトと後のみけねことなる記憶だ。メイド喫茶で働いていた清水美紀はこの結晶体を呑み人間にして根源や起源の到達全ての魔法使いの憧れであり、頂点に到達したい根源や起源の道第Ⅵ魔法清水美紀は第Ⅵ魔法の影響で自身の分離付与でみけねこが産まれた。
みけねことしての命を宿した。清水美紀は第Ⅵ魔法に辿り着いた唯一の人間として名を遺した。
そして第Ⅵ魔法そのものをみけねこは災厄の一部として聖書にも伝承にも残す形となった。
―――――みけねこ戦――――――
土井純一VSみけねこ
そしてみけねこの神座への道が開かれる。
「ここから俺、1人で逝くよ」
「俺らが何時でもついてる」
「ありがとう、俺の戦いもこれで終わる」
神座への階段を登っていく。
みけねこ自体が第Ⅵ魔法においてジェラフバルト卿が産み出した究極の悪魔。
「ようやく来たか」
「みけねこ、その長い悪魔を終わらす。俺は神を喰らう」
「左様か。待ち望みというか、少しばかり不安しかないがな」
みけねこ(1戦目)まずは馴染むように肩を均す。全身ストレッチ+マエケン体操で身体を筋肉をほぐす。
「ジェラフバルト卿の悪魔か、そう呼ばれるとはな、純一!?マジで来いよ」
神速級のド級を穿つ一撃のスピード!?土井純一は地面を走って宙にパルクールしながらパリィからのローリングで覚醒共鳴に過負荷で息が苦しい。
(ジェラフバルト卿がこの世で一番遺してはいけない第Ⅵ魔法は魔術師・魔法使い全てが目指す・・・・起源や根源に繋がる。みけねこは無尽蔵の魔力と無限の彼方にその能力は常に開かれてる)
その長身から織りなす一撃の威力と神速を超える拳に込められた魔力の絶掌に土井純一は叩き潰される。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
土井純一は脆くも血が全身の肉が引き千切られる痛みだ。
「天叢雲・八尺瓊勾玉」
草を凪祓う天の鉾の剣。聖剣エクスカリバーに似た感覚。土井純一の腕が剣を交してみけねこの第Ⅵ魔法の起源が覚醒する。ジェラフバルト卿が認める究極の悪魔、聖書においても666の悪魔は都市喰い・繁栄の都市や人類の文明を喰らう。厄災は海より来る。
「
命を賭ける。その動ける右腕に力を解放してみけねこの心臓の核を喰らう。天地が割いて土井純一魂の一撃。みけねこの第Ⅵ魔法の根源を断ち土井純一は血を吐いて全身が千切れる思いだ。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
みけねこの根源が断たれて覚醒を超えた魂の拳。土井純一はついに成し遂げた。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」
みけねこも消えて行った。
長い戦いは終わった。そう思えた。
だが、本当の戦いが始まる。ジェラフバルト卿≠けんきの存在だ。
B.E.S.P.O.創設に手を貸し、裏では910incの創設。かつて大罪の鎖に神からも失われたあるべき人類の神を喰らうい、神を殺した獣たちがガワを被りニコニコ生放送のニコ生主をけんきが引き抜いて多額の補償金で支払いVtuberのモデルを版権を買い、自陣においては最高の戦力となりうる。
「究極の悪魔を斃すとはね」
青年は去ってゆく。ジェラフバルト卿との最後の戦いの40年間の始まり。人類は僅か40年で9割も失った。
生き残った人類は僅か45名。これは人類が正真正銘最後の敵を倒す話。
―――――CODE:VOLTROOMES叛逆のMURASHUGAMING―――
土井純一20歳の時にVOLTROOMES創業する。
首都である東京が陥落後に1部に残った人間が作った人類の方舟を。
原罪は消えなかった。
土井純一と土井(立石)桜がこの
VOLTROOMES・貞方ラボ―――旧安田女子首都工科大学――――(MURASHUGAMINGCOLLEGE)
みけねこ没後においての土井純一たちが高校を卒業して約2年が経ち、この東京はB.E.S.P.O.と大淫婦の
ここはVOLTROOMES内の大学区域に旧安田女子首都工科大学は明治3年に創設し嘉永2年(1849)~大正8年(1919)貞方怜那博士が人類の種を補完する研究で世界中からの人類・宇宙領域外生命体の精子・卵子の凍結をここの大学の凍結カプセルであるアルゴー財団と締結しており、パートナーシップの締結。幕末・明治・大正において人類学の第一人者であり、人類史の母親とも言われている。
「やぁんやぁん、で、どうだいってだ?純一」
「みけねこは斃した。ジェラフバルト卿の行方はさっぱりだ」
「娘が生まれたんだってね?おめでっさん」
「博士こそ、そのお言葉ありがとう。俺はこの星を護ると決めた」
「そうかいな、種の保存は順調だよ。なんてったてねぇッ!?6000万点以上の標本とDNAがここに集まっている。いくらでも蘇る魂は物理意識世界から精神意識世界に還る。人間って本来はプログラミングされてる生き物だ。」
「博士がいてなりよりもだ」
「いや、私は既に1919年の11月17日に亡くなっている。まぁ・・・研究成果分の論文発表から方舟建造に大いに賛同ダイ」
煙管を咥えて大吟醸酒のみかん×ジンジャー×レモン×柚子×強炭酸サイダー×梅酒×甘酒×モンスターエナジー×ジンの大吟醸酒の大瓶を呑みながらタンブラーに注いで、煙管を吸いながらも自身の机におかれている史料を退かして腰を下ろした。
「そうでしたね、失礼します、貞方博士」
20歳となった土井純一はVOLTROOMES創業してデキるだけ自分の人生がある内にジェラフバルト卿≠けんきの対策に命を捧げた。
「と”ん”か”つ”喰えばガッツガッツガッ!!喰えばのイイ条件呑んでやるよ。純一?910incの情報は全力で手を尽くしてる」
「おい、おい、赤間蘭華に話聞いてみろ、私以上の変人の変態だが、あの変態は私の研究の約700年前にはすでに結論に行きついてる」
煙管を灰皿においてアイコスが充電完了してアイコスを吸いながらライフガードのペットボトルの蓋を開ける。
「この人かい?」
モニターに映し出された人物のプロファイル。
「赤間蘭華私以上の変人にして変態だよ。会津藩だっけ?会津藩の武士の娘にして生まれて京の都に会津京都守護職の松平容保公の傍に仕えた重臣にしてここ、安田女子首都工科大学を創設した人だよ。頭がイカレてるが、京の都のこの人はマジでつえぇ!?で有名だった。新選組との交流や幕府の重要な場ではこの人いたからこそだって聞いた」
「俺は人類を必ず救う。逃げはしない。だが、力が足らない」
「だから私に先行投資ってヤツか?ご苦労なこったぁ」
「あぁ」
貞方怜那の約700年前から京の都と会津藩の記憶を転生し続けている奇人がいる。名前は赤間蘭華。建長2年(1250)に出自の記憶があり没年が大正9年(1920)となっている。武士であるが学者。
「この人に逢えたら奇蹟だ。うん、純一?お前はジェラフバルトに殺される。MURASHUGAMINGⅣ代目オーナーを娘にかい?」
「長女だ」
「お前の為に精子バンクには登録してある。念にはヨォ」
「ククククククク、クカなんよなぁ!?ゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッ私は研究があるが生き甲斐だ。人類の種こそ、我が本望。人の精子や卵子には夢がある!?ゼハハハハハハハハ、人類の夢は終わらねぇ!?」
「それが私という人間の性だ。それがこの貞方怜那という生き方さ」
アイコスを吸いライフガードを呑んで、大吟醸酒をタンブラーで注いで呑みながら純一は去って行った。
VOLTROOMESは東京ドームの敷地約900倍に新宿区・港区を合わせた規模に当たる。あらゆる人類の命とMURASHUGAMINGを護る為に建てられた砦。
そして、この東京にフードを被りながらサンダルの足音が聞こえる。
「MURASHUGAMINGに希望はないよ」
風化でボロボロで穴が開いたジェラフバルト書は脆く消えた。ジェラフバルト卿の魔法ではもう失われていた。
葉加瀬ハヤトがジェラフバルトに頭を下げた。
「我が主よ、この東京に来た理由は?」
「猶予は与えた。猶予はない」
「まずはこの首都を落とす」
「そうだね。だけど・・・・ん?」
日本橋に人影が。ジェラフバルトの呪いにより未完成の魔法を使った代償。ENYCOLLAR初代マスターである星川サラだ。
「・・・・・・・・・はぁ」
「君なのか」
実に1200000年振りの顔合わせだ。フードを被りながら聖剣を握る。星川サラは今までENYCOLLARの地下で眠っていたが目を覚ましてその身体は無尽蔵の魔力とMURASHUGAMING最大の秘匿にしてブートキャンプで魂の目覚めと覚醒。
「今は挨拶ぐらいにしこうぜ。もう逃げも隠れもねぇ」
「ハハハハハハッ、僕はね。君が立ちはだかるのか」
「私は。今すぐではないが、ジェラフバルト!?お前の命はいつ続く?」
「僕は死ねない不死の呪い言っただろ?僕は不幸にする。死の魔導士さ」
「だろうなぁ!?初代マスターENYCOLLARを家族の傷つけたお前が赦せねぇ!?家族の痛み、事務所の痛み、仲間の痛み、にじさんじに喧嘩を売ったどういう意味か分かるか?終わりってことだよ」
「・・・・・・・・・・」
同時に起こる展開。
次章2020年代編THE FAINALES
土井純一と仲間たちが紡ぐ奇跡の出発点であり、ジェラフバルト卿≠けんきとの決戦が始まる。
人類の命運はMURASHUGAMINGに託されてゆく。
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