概要
少年と少女の論議が解き明かす学校に隠された過去
僕の名は月ノ下真守。都内の私立天道館高校に通う高校二年生だ。数か月前からある事件をきっかけにクラスメイトの星原咲夜と放課後を一緒に過ごすようになった。
年度末も近づいた三月のある日、友人の明彦が一人の後輩の少女を連れて僕らを訪れた。陶芸部に所属している彼女は部活で使用している倉庫から不審なものが見つかったので相談したいという。明彦は「これは宝の隠し場所を示している」と主張するが、果たして……?
年度末も近づいた三月のある日、友人の明彦が一人の後輩の少女を連れて僕らを訪れた。陶芸部に所属している彼女は部活で使用している倉庫から不審なものが見つかったので相談したいという。明彦は「これは宝の隠し場所を示している」と主張するが、果たして……?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!残るものと残らないもの、贈り物をするならどっち?
個人的には作者様の待望の新作であったのですが、期待通り、いやそれ以上の物語でした!
この作品は作者様連載の『放課後対話篇』の特別編として発表されています。
そしてまさに特別編と呼ぶにふさわしい作品の仕上がりとなっていました。
このシリーズ、高校生の月の下君とヒロインの星原さんが学園で起きる不思議な事件の数々を解決していく連作ミステリーなのですが、この特別編ではその本編の良さがギュッと凝縮された作品となっています。
しかもラストには特別編だけあって、なかなかヤキモキさせる二人の関係にも変化が表れてと、盛りだくさんな内容となっております。
そして今回このレビューを書く目的は一つ。
まずはこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!学園日常系ミステリーの傑作
シリーズ物の特別編です。
この作品から読まれても面白いのですが、初めての方はぜひ『放課後対話篇』から読まれることをオススメします。
学園の妙な謎を解決するコンビとして知れ渡った月ノ下君と星原さん。
今回は陶芸部の少女から依頼を受けます。
様々な謎と危険が彼らを襲いますが果たして無事に依頼を解決できるのでしょうか?
と紹介するとありきたりな内容になってしまいましたが、ちゃんとしたテーマがこの作品にはあります。
それと作者である雪世さまの筆が巧いので僕などは見事に何度も騙され、何度も驚かされました。
ミステリーとしても、青春モノとしても面白かったです。
続編が待たれます。