亡くなった母のことを知りたいと願った、主人公の未花。
そんな彼女が、優秀な科学者である父の開発した技術を使い、真実を探しはじめるところから物語が始まります。

その過程で出会ったのは、加納という、以前父の研究所をクビになった男でした。彼は彼自身の目的により、未花に協力すると言います。

「SCT」と呼ばれる技術によって未花が得る情報、加納が知っていること、できること。そして、二人の関係。

最後に真実が明らかになったとき、あぁ、これはこういうことだったのか！という納得をもたらしてくれます。
読みやすい語り口と短さの中で、これだけの伏線や構成を考えられるのが見事だと思いました。

おすすめです。

緊張感を持って読み進めていましたが中盤以降の展開に正直驚きました。
予測不可能なこの物語、短く収まっているので非常に読みやすいです！

正直、この作品のレビューは特に危険でしょう！
ネタバレした時点で終わります。
なので、一気に読みましょうね！？
それほどの作品です。

とてもよく作り込まれた作品で、回を重ねるごとに作品の深みと面白さが増す作品だと思いました。
話のバランスも良く、とても読みやすかったのでスラスラと読んでいけました。

丁寧に作り込まれた作品。
ネタバレになるので詳細は省きますが、後半になるにつれてキャラの評価が逆転しました。
とても読みやすく設定も面白かったので是非読んでみて下さい。