透明薬
老博士は長年の苦労の末、ついに透明薬を発明した。
これを飲めば誰でも透明になれるのだ。
老博士は公衆の面前でその透明薬の効果を証明しようと思った。
そして助手にこう言った。
「さあ君 透明薬の実験だ。私が透明になってみるから薬をとってくれたまえ」
助手が困った顔をして言った。
「博士、すいません。透明薬を入れた容器が透明になって、どこにあるのかわかりません」
END
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