死なないために、僕は彼女に恋をします。

漠然とした自殺願望を抱えていた僕は、ふと、恋をすればそれが晴れるのではと考える。
突拍子もないあほらしい考えだけれど、自殺を決行する最後の前に、僕はそれを実行に移すことにした。失敗してもどうせ死ぬのだから。

だけれど、それには一つ問題が有った。
僕は一度も恋をした事がない。もちろん気になる人なんていない。
だから、彼女に決めた。古賀実。理由は、隣の席だから。