概要
黒い結晶に浸食された街で、真夜中のゲームは続いていく
結晶樹が街の至る所に根を張り、わたしたちの知る景色と少しだけ様相の変わってしまった世界。高校一年の苑麻真一郎は、謎の男からとある《ゲーム》に誘われる。《ゲーム》の最中に敵に襲われ、絶体絶命の真一郎だったが、危ういところで命を救われる。彼を助けた少年の、その姿はまるで、黒曜石の夜を駆ける狼のような――。真夜中の市民館、あるいは学校、さまざまな場所で繰り広げられる《ゲーム》を通して奇妙な友情を育む少年たちの、短い季節の物語。
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