迷宮を往く

迷宮。そこは一歩足を踏み入れれば、常識や理が全く通用しない別世界。獰猛なモンスター達が辺りを闊歩し、濃密な死の香りがあちこちに振りまかれているような場所だ。
そんな危険な場所であるにも関わらず、人々は迷宮に挑み続ける。一獲千金を狙うため。富と名声を得るため。ロマンを追い求めるため。様々な思惑を胸に、人々は迷宮に挑むことをやめられないのだ。
そして一人の青年もまた、他の者と同じように迷宮に挑もうとしていた。
彼はそこで不思議な指輪を手にいれ、指輪に宿った人工知能との出会いを果たす。
指輪を手に入れたことで、迷宮を躍進する青年の物語が幕を開けるのであった。

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