第13話 デート


 壁外区にひっそりと佇んでいる、小さな書店。その店内にて、店主のリンと彼女の友人であるマリーが向かい合って話をしていた。


 「そんなわけで、ようやく今日レオンさんとの食事に行けるようにしておいたから」

 「うぅ、いきなり言われても困るよぉ」


 どこか楽しそうな様子のマリーとは対照的に、リンは俯いてその表情に影を落としている。


 「もうっ、そんなこと言ったって、自分から誘う勇気もないんでしょ?」

 「それはそうだけど……」

 「だったらうじうじしないの!ほらっ、分かったらさっさとお店を閉めて準備に出かけるよ!理容室とか服屋さんとか行かなきゃならないんだから」

 「うぅ……」


 リンは気が乗りきらないといった様子で、唸り声を上げる。


 「せっかくあんなに熱烈なお誘いをしてもらったんだから、ちゃんとおめかしして行かないとレオンさんに失礼でしょ?」

 「……やっぱり、あれってそういうことなのかな?」


 2週間程前、リンはレオンに両親の追い求めていた宝物トレジャーである黄金光石の欠片を譲り受けていた。その見返りとして、彼からデートを要求されたのだ。


 「あの黄金光石をただでくれたんだよ?きっとレオンさんは、リンに恋人になってほしいんだわ!それ以外にありえないでしょ!」

 「そ、そうだよね」

 

 リンはその顔を真っ赤にしてしまう。

 リンの風貌からは、お世辞にも女性的魅力が溢れているとは言えない。リン自身もそのことは自覚していたし、彼女の側にはいつも可愛らしいマリーがいたのだ。異性からモテまくるマリーを傍観することには慣れていたリンだが、まさか自分が男性からのアプローチを受ける日がくるとは思いもしなかったのである。

 そもそも、レオンは元々今までの男達と同じように、自分ではなくマリーに惹かれているように見えた。彼はいつの間に、自分のことを想ってくれていたのだろうか。

 リンはそんな疑問を抱きはするものの、すぐに理由などはどうでもいいことだと思い直す。結果的にレオンが自分にアプローチしてくれたという事実が、何よりも重要なことなのだ。


 「それとも、レオンさんのことあんまり好きじゃないの?そこまで付き合いが長いわけじゃないけど、レオンさんは悪い人じゃないと思うよ」

 「好きじゃないなんてことはないけど……」


 レオンは平凡ではあるもののその顔立ちは悪いものではないし、探索者シーカーとしての高い資質も持ち合わせている。ただでさえ男性に好意を向けられたことなど無かったリンが、そんな彼のことを悪くおもうはずがなかった。


 「だったら、やっぱりちゃんとおめかしはしないと。私は今日は遅番だけど、時間になったら仕事に向かわなきゃいけないんだから。リンは私なしでも服とか選べるの?」

 「そ、それは無理」


 リン1人だけでは服を選ぶどころか、そもそも服屋に入ることすらできないであろう。


 「そうでしょ?私が仕事に行くまでに急いで買い物に行かなきゃ」

 「……う、うん。分かった」


 リンはマリーの言葉に納得すると、ようやくその重い腰を上げることとなった。

 閉店の看板を掲げて書店を出たリンは、その後マリーに怒涛の勢いで連れまわされることになる。

 あーでもないこーでもないと言うマリーによって何軒もの服屋に連れられ、その先々で彼女の着せ替え人形のような扱いを受ける。

 長い服選びが終わってようやく衣服の購入を済ませたかと思うと、今度はすぐに散髪を行うための理容室へと赴くことになった。

 ガレリアには、そこらの田舎町とは違ってお洒落に髪型を整えてくれる良質な理容室が点在している。そのため、ガレリアに暮らす多くの女性達は皆喜んで足しげく理容室に通っているのだが、リンにとっては話が別であった。


 「か、髪はいいよぉ」

 「だめだよ!そんなボサボサで手入れもされてない髪の毛のまま行くつもり?」

 「でも……」

 「短くするのが嫌なら、軽くくだけでもいいから。でも、その前髪は何とかしなきゃだめ」

 「それが嫌なんだけど……」

 

 リンはその紫色の髪の毛を無造作に腰の辺りまで伸ばしており、前髪は眼鏡を含めて完全に目元を覆い隠せる程に伸びきっている。自信というものを全く持ち合わせていない彼女にとって、その長い前髪はあらゆる面で重要な役割を持つのだ。

 何とか散髪は回避しようと試みるリンであったが、結局彼女はマリーに引きずられるようにして理容室へと押し込められてしまうのであった。

 リンの風貌を目にしてやたら張り切っている様子の理容師と何とかコミュニケーションをとり、彼女は涙目になりながらも整髪を行う。しばらくして理容室から出てきたリンを目にして、マリーははしゃいだ声をあげた。


 「いいっ!とってもいいよ!リン!」

 「……うそ、絶対変だよぉ」

 「そんなことない!自信を持って!今のリン、とっても可愛いもの」


 マリーは満面の笑みでリンを賞賛するが、彼女はやはり自分に自信が持てていない様子だ。


 「本当はお化粧とかも含めてもっと色々見てあげたかったけど、そろそろ仕事に行かなきゃいけないわ」


 リンをコーディネートする時間が名残惜しいといった様子のマリーが呟く。


 「リン、最後にこれをあげる」


 未だに不安な表情を浮かべたままのリンに、マリーがとあるものを差し出す。


 「これは……、コンタクトレンズ?」


 マリーがリンに手渡したのは、視力を補う道具であるコンタクトレンズであった。コンタクトはまだ開発されてから比較的歴史が浅い代物であり、どちらかと言えば希少な物に分類される。


 「これ、結構高かったんじゃ」

 「ちょっとだけね。リンには色々とお世話になってるから、そのお礼。眼鏡のリンも可愛いけど、コンタクトにしたリンはきっともっと素敵になると思うな」

 「マリー……」


 友人からの思わぬプレゼントに、マリーは感動を覚える。彼女は、そうまでして自分のことを応援してくれているのだ。


 「じゃあ、私は仕事に行ってくるから。リン、頑張ってね!」


 時間はかなりギリギリに迫っていたようで、マリーはそう言うや否やすぐに走り出してしまった。


 「あっ」


 リンは、感謝の言葉をかける間もなく走り去ってしまった友人の背中を見送る。


 「……ありがとう。私なりに、頑張ってみるね」


 受け取ったプレゼントを胸に抱え、リンはそう呟いた。




 指定されていた待ち合わせ場所にて、レオンはリンの到着を待っていた。日はすっかりと沈み切っており、街を照らす明かりが爛々と輝いている。

 リンが連れていってくれるのであろう美味しいお店への楽しみを抱いてはいるものの、レオンの表情はどこか影があるものだ。

 ここに来るまでの間に、外周区での軽い訓練と読み書きの学習を行っていたレオンだが、それはどこか身が入りきらない内容となってしまった。彼は自分でも気づかぬままに、人を殺めたことを引きずっているのだ。


 「リンのやつ、遅いな」


 どこか陰鬱な雰囲気を抱えたまま、レオンは呟く。

 待ち合わせの時間は少々過ぎ去っており、そろそろ来てもいい頃合いのはずだ。


 「ご、ごめんなさい。遅くなりました」

 「ああ、来たの、か……」


 後ろから聞こえてきたリンの声に振り返ったレオンは、彼女の姿を見て大きく目を見開く。リンの姿が、彼の知るものとは大きくかけ離れていたのだ。


 『おや。これは驚きました』


 シルバーのそんな呟きを聞き流して、レオンはリンのことを凝視する。

 肩が大胆に露出しているロングスカートのカジュアルドレス。適切な長さに切り揃えられた後ろ髪が1つにまとめられて左肩から垂れ下がっている、所謂サイドダウンの髪型。これまた適切な長さに切られた前髪と、眼鏡を取り外したことによってあらわになっているパッチリとした瞳。うっすらと施されている化粧。その全てが、これまでのリンとは大きく異なる要因となっていた。

 身だしなみを整えた彼女は、道行く人が振り返るような美人になっていたのだ。


 「うぅ、やっぱり変ですよね、こんなの」


 リンを凝視したまま目を見開いているレオンの態度に勘違いして、彼女は恥ずかしそうに声をあげた。見た目こそ大きな変貌をとげたものの、その仕草はいつも通り自信なさげなものだ。


 「……いや。なんていうか、綺麗だな」


 レオンは自らの胸に抱いた感想を、碌に吟味することもなくそのまま口にした。今回に関しては、彼の思考と言動が極めて単純に結びつけられていることが幸いした形であるだろう。


 「き、綺麗、ですか?」

 「あ、ああ」

 「そ、そうですか。ありがとうございます……」


 顔を真っ赤にして俯(うつむ)いてしまったリン。

 彼女の様子を見たレオンに、遅れてやってきた気恥ずかしさが襲い掛かる。

 お互いに顔を赤くして黙り込んでしまった両者であったが、リンの首から下げられているアクセサリーに気が付いたレオンが、再び口を開く。


 「そのネックレス……」

 「あ、そ、そうなんです。これ、黄金光石を加工して作ったんです」


 リンは思い出したように、自らの首に下げられたネックレスを愛おしそうに撫でた。小粒ながらも綺麗に光り輝く光石があしらわれているそのネックレスは、リンの魅了を存分に引き出していた。


 「レオンさんが私に黄金光石をくれたおかげで、こうして両親の夢を叶えることができました」


 『家族みんなで、黄金光石から作ったアクセサリーを身に着けたかったんですって』


 レオンは、以前のリンの発言を思い出した。それが、彼女の両親の願いであったのだ。


 「だから、えっと……本当に、ありがとうございます」


 リンはその表情に確かな笑みを浮かべて、深く頭を下げた。

 初めて目にした彼女の笑顔の前に、レオンは胸の鼓動が高鳴っていくのを感じ取る。そんな気持ちをごまかすように、彼はやや上擦った声を上げた。


 「さ、さっさと飯にしよう!それが、黄金光石の見返りだからな!」

 「そうですね。今日は選りすぐりのお店を紹介します」


 そう言ってはにかむリンに連れられ、レオンは夜の壁外区を歩き出した。


 今回2人が訪れたのは、カウンターといくつかのテーブル席のみを有するバーであった。リン曰く、ここはつまみの域に収まらない本格的な料理が提供される店であり、その美味しさは彼女が経験してきた中でもトップクラスのものであるという。


 「せ、せっかくですから、何かお酒でも飲みますか?」


 リンの提案に、レオンはどうしたものかと考え込む。彼は酒を飲んだことがなかったのだ。

 今まで機会こそなかったものの、づらりと並べられている酒瓶を前にして、レオンは酒に多少の興味を抱き始める。


 『大丈夫かな?』

 『せっかくの機会ですので、試してみるのも良いでしょう。ですが、まずは強くないものからですね。酔いやすさには個人差がありますので、それを見極める必要があります。例え体質的に問題がなかったとしても、くれぐれも飲み過ぎは禁物です。酒に溺れた探索者の末路は悲惨ですよ』

 『了解だ。気を付けるよ』


 シルバーとの密談を終え、リンの提案に答える。


 「じゃあ、飲んでみようかな。初めてだから、強くないのがいいかも」

 「分かりました。それなら、これなんてどうですか?」


 リンに勧められるままに酒を選ぶと、そのまま料理の注文も行う。未知なる酒とリンの一押しである料理への期待で、レオンの胸は昂る。

 注文を行ってから長い時間を置くことなく、すぐに2人分の酒が彼らに提供された。


 「そ、それじゃあ、か、乾杯?」

 「ん?ああ、乾杯」


 一応知識だけは持ち合わせていた乾杯という行為を、レオンははじめて行うこととなった。遠慮がちに差し出されたリンのグラスに自らのグラスを合わせると、カチンと小気味の良い音が響く。

 彼はそのままグラスの中身を口にした。


 「……うまい」


 レオンが飲んだのは、飲みやすい甘口のカクテルであった。

 もしそこが探索者達の多く集まる大衆居酒屋であったなら、レオンの手にしている優しい酒を馬鹿にするヤジが飛び交っていたことだろう。だが、洒落た雰囲気の漂うその店内において、彼を揶揄するような声は存在しなかった。


 「お口にあったのなら何よりです」 

 「リンはよく酒を飲むのか?」

 「いえ、私もそこまで頻繁に飲むわけではありません。訪れた店で進められることがあれば、軽く嗜む程度ですね」

 「なるほど。なら、どうやってここを見つけたんだ?飲食店っ感じじゃないだろ?」

 「料理が美味しいという評判を耳にしたんです。それで、確かめてみたくなってしまって」


 そんな会話を行いながら、2人はしっとりと酒を楽しむ。

 やがて運ばれてきた料理を口にすると、レオンはその美味しさに大きく目を見開いた。


 「うまいな!」

 「ふふっ、良かったです」


 満足そうに料理を頬張るレオンを眺めて、リンもまた嬉しそうに微笑んでいた。


 「こんなに美味いもんを俺達だけで食うなんて、何だかマリーに悪い気がするな」

 「……そうですね、時間が合えば今度はマリーも連れてきましょう」


 リンの心境を考えれば、デート中にマリーの名前を出したレオンの行動は褒められたものではないだろう。だが、そんな乙女心を彼に理解しろと言うのは無理な話である。

 あっという間に料理を平らげてしまった後で、2人は追加の酒を注文した。飲み進められる酒の力も相まってか、意外にも彼らの間に気まずい沈黙が訪れることはない。


 「もしよければ、クラークでのお話を聞かせてもらえませんか?」

 「探索活動についてってことか?」

 「はい。レオンさんの探索者としての活躍について、ぜひお聞きしたいです」

 「別に活躍ってほどの話はないけどな。まあ別に構わないよ」

 『マスター、シルバーのことは内密にして下さいね?』

 『分かってるよ』


 シルバーについての事柄を他者には明かさないというのが、レオン達の基本的な方針である。そのため、シルバーのことをうまくぼかしながら、レオンは自らが歩んできた道筋を語った。

 決して話し上手ではないレオンであったが、リンは事あるごとに興味深そうに質問したり、すごいすごいと彼のことを褒め称えたりしてくれる。まわってきたアルコールも作用して、レオンの機嫌は非常に良いものとなっていった。

 時系列をたどる様に語られていたレオンの話は進み、やがて昨日起きた出来事についてまで及ぶ。


 「それで、結局タグナシの男達を殺すことになってさ……」

 「そんなことがあったんですね……」

 

 やや暗い表情を浮かべたレオンに対し、リンも悲しそうな声で相槌をうつ。

 しかし、レオンはそこで自分の胸に宿っていたつかえのようなものが、いつの間にか取り払われていることに気が付く。

 美味い料理と酒を嗜みながらリンに話を聞いてもらったことで、レオンの精神は大きく改善されていたのだ。


 「多分、そのことで俺は思っている以上に落ち込んでたんだと思う。……でも、何だかいい気分転換ができた気がする」


 自らの精神状況の変化を自覚し、レオンはそんな言葉を述べた。彼は続けて口を開く。


 「だから、ありがとな。こうやっていい切っ掛けを作ってくれて」


 人に感謝の言葉を伝える。

 レオンが今まで、そんな行為を行ったことがあっただろうか。彼自身に自覚はないが、シルバーという例外を除けば、彼が素直に人に感謝を伝えるのは非常に稀なことであると言えるだろう。

 レオンの言葉を受けてやや驚いたような顔を浮かべたリンだが、それはすぐに嬉しそうなものに変化した。


 「私がレオンさんの役に立てたというのなら、私にとっても喜ばしいことです。こちらこそ、ありがとうございます」


 リンとレオンは、お互いに照れたような笑みをこぼした。

 その後も、心地の良い雰囲気の中で2人はしばらくの間酒を楽しむ。そろそろ時間も遅くなってきたというところで、彼らは店を出た。

 その際に全額の支払いを行おうとしたレオンだったが、今日はお礼なのだからとリンが逆に全額の支払いを主張する。お互いに譲ることのなかった結果、結局は半分ずつの割り勘定という形に落ち着いた。

 人がまばらな真夜中の壁外区を、レオンとリンは並んで歩く。こんな時間帯なのだからと、流石にレオンがリンを送り届けることにしたのだ。

 ほろ酔い気分でしばらく歩いた2人は、彼女の自宅でもあるリンの書店へとたどり着く。


 「あ、あの、レオンさん」


 別れの言葉を告げようとしていたレオンに対し、リンが意を決したような顔をして声を掛けた。


 「ん?」

 「えっと、その……」


 もじもじと体をゆすらせたリンは、少しの間を設けた後に続きを述べる。


 「もしよければ、またこうしてお酒でも飲みながらお話しませんか?」

 「ああ。勿論だ」


 レオンの返答に、リンの顔がパぁっと輝く。


 「今度は、マリーも一緒にだな」


 だが、続けた発せられたレオンのそんな言葉を受けて、リンの身体が固まった。

 今日1日を通して、レオンの中でリンの評価が大きく上昇したことは事実である。だが、結局彼にとって今日のデートが、自らが黄金光石の見返りとして無理やりこじつけたイベントであるという認識から変化することはなかったのだ。

 リンが精一杯めかし込んできた理由や、彼女から己に向けられる些細な言動の変化に気が付けるほどの機敏さをレオンが持ち合わせていたならば、結果は替わっていただろう。

 レオンは純粋に、マリーを美味しい料理を食べられる機会からのけ者にしてしまったという、要らぬ罪悪感を抱いていただけなのだ。


 「そ、そうですよね。こ、今度は、マリーも連れていきましょう」

 「ああ。次が楽しみだな」

 「え、ええ。た、楽しみです。あはは…………じゃあ、私はこれでっ」


 彼女にしては珍しくやや大きな声でそう言い残して行ったリンの背中を見送ってから、レオンは満足気な顔で歩き出した。


 『いやあ、旨い料理に旨い酒。今日はいい体験ができたな』

 『……』

 『シルバー?』

 『……いつか痛い目にあわないといいですね』

 『は?どういう意味だ?』


 結局、何故か彼の疑問に碌に答えてくれないどこか手厳しいシルバーの態度を疑問に思いながら、レオンは帰路へと着くのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る