概要
国民に告ぐ。これがおれたち日本人の真実だ。
皇紀2681年11月23日。前年に国防軍関連法案の元改組された旧自衛隊によって皇居は突如占拠された!犯行グループは当日行われていた新嘗祭に参集していた内閣総理大臣を始めとする閣僚とその関係者たち及び皇族一行、そして儀式をおこなっていた今上天皇を拘束した。犯行グループたちは、占拠に対する声明のアナウンスそして要求のネゴシエーション役としてNHK職員である「わたし」を指名してきた。「わたし」は宮内庁長官官房付事務官であるという松永栄典とともに皇居内に通じる秘密地下道を通り犯行グループたちと接触を試みる。犯行グループと接触していくなか、「わたし」はこの日本という国に隠された秘密、そして犯行グループの目的、そして「象徴天皇」という言葉が意味するほんとうの真実を知ることになる。
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