煽り文のクマバチのお話。作中では印象的に登場しますが、それが作品を貫いているヒューマンドラマの軸になっています。 確かに、この作品にはスプラッタホラーとしてのシーンが存在し、その狂気と残酷さに目を覆いたくなるかもしれません。 ただ、最後の感動的な主人公の選択まで目を離さないでほしいと思います。彼が、その決意に至るまでの心の動きに寄り添ってほしいと思います。 残酷な狂気も、感動の選択も、『人間』の持つ側面を描いているという点では同じです。この作品には、人間がいました。それを感じてください。
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