第8話 事故? (4)
意外や意外……。御犬さまは、自身の毛並みに汚れすらないぐらい真っ白──。
相変わらず神々しく輝いているような気がするのだよ。
まあ、そんな神々しい御犬さまに僕は、自身の腕をソォ~ッと伸ばし触れながら、覗き込んでみたのだが。
御犬さまの状態が良くわからない。
でも、御犬さまの毛並みは大変に柔らかくて温かいから、僕の氷のように冷たくなっている手をジワリジワリと温めてくれるから大変に気持ちいい。
だから僕はついついといけないことだとは思うのだが。御犬さまのモフモフとした毛並みの肌触りを堪能したのだ。
男である僕の手のひらで御犬さまの腹部の辺りの毛に触れ──。
僕の氷のように冷たい手を温めながら再度御犬さまを確認したのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます