第5話 事故? (1)

〈キィ~ン!〉


〈ガシャン~!〉


「キャン~ン! キャイ~ン!」


 ……ん? 何? 今の音……。


 う~ん、多分、自動車?


 それも多分? トラックかバス? かなり大きな自動車の急ブレーキの音だと思う?


 そして、急ブレーキらしき音の後には、大変に大きな衝撃音が聞こえてきたのだよ。


 だから多分、僕が思うのは? 大型トラックが何かしら獣? 犬か狸か狐辺りを跳ね飛ばしたのだと思う。


 だって車の衝撃音の後には、犬か何かの、断末魔が聞こえてきたからね。


〈ギ~〉


 ……ん? あれ? 今度は車の扉の開く金属音が聞こえてきたよ。


 う~ん、どうやら、トラックの運転手も気になり扉を開け、外を見て確認をしたのだろうか?


 ここから道路を眺めてみても、トラックのライトが全く動いていないのが確認取れるから。


〈ガシャン!〉


〈ブォ、オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ‼〉


 ……ん? あれ? 扉の締まる音が聞こえてきた。


 と、僕が思うと直ぐに、停車していたトラックが走り始めた。


 だってトラックのヘッドライトの方も動き始めたのが、僕の目で確認できたから。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る